私が、望む未来は?
数ヶ月前、調べ物をしていて、ある資料を見つけて読んでいたら、
いきなりプツンっと、まるで糸が切れるかのように、
頭上の何かが切れました。
「あぁ、人って、たったの1日で、抑うつ状態になってしまうんだ…」
そして、結局、1ヶ月ちょっとの期間、気分が塞いで、落ち込んだ状態になってしまい、笑おうにも笑えない心理状態になってしまいました。
娘には「ママ、しあわせ…?」って、何夜も尋ねられましたが、
かろうじて「うん、しあわせだよ」と返事するので精いっぱいで、声のトーンは低いままでした。
*
今は、元の心身の状態に戻っています。
このブログでは、「なぜ、そうなったか」という部分は、概念的なレベルで書き記して、
「どうやって、その状態から抜け出せたのか」という部分は、「私は、こうしたよ」という具体的なレベル(個人的な一例の体験談)で書き記してみます。
「なぜそうなったか」〜きっかけ〜
人それぞれ人生いつかは、起こりうる出来事に近かったです。
例えば
突然の解雇、親の老後の心配、妊娠、流産、
子どもの将来の心配、病気、身近な人の死…
「この先、真っ暗なの?」
「どうなっちゃうの?」
と、不安になるような出来ごと。
私が体験した心理状態は、米国の精神科医キュブラー・ロスが、著者『死ぬ瞬間』に記した「死の受容のプロセス」の4段階目の抑うつに似ている状態でした。(他の段階も経験しています)
否認・隔離
自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階である。
怒り
なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階である。
取引
なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる段階である。何かにすがろうという心理状態である。
抑うつ
なにもできなくなる段階である。
受容
最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階である。
ひとつ大きく違っていたのは私の場合は、病気の宣告とか目に見える事象では無く、
「あなた(家族)は、このままでは〇〇になる」
だから
「△△対策」が必要だ
といった、ある社会システムの情報に触れたというところです。
思想や概念といった想念レベルのものにアクセスしただけなのに、頭上でプチンって糸が切れるかのようになって、活力が失われるだなんて。
(しかも、全国的に適用されたようなメジャーなものでは無くて、どちらかというと、これから見直しされるであろうローカルな情報でした)
「どうやって、その状態から抜け出したのか」
1.離れる
夫がすぐに異変に気づき、「友達が、鬱になっていった時の初期症状と似ている。その情報から離れな」って、パソコンの前から離れるよう言われました。
「でも、、これ、見てよ」って私、言ったんです。ショックを受けてても、離れられない。
見かねた夫の協力で、離されました。
2.身体の健康を意識する
美味しいもの食べました。心が追いつかなくても、まずは肉体を元気に。(女性)ホルモンバランスが整ってくるのを待ちました。
3.思い込みを手放して、別の可能性を探す(選択肢を増やす)
Aならば→Bになる(B しか選択肢がない)
Cならば→Dになる(Dしか選択肢がない)
といった思い込みを外したくて、海外在住の文筆家さんの体験記ブログを購読しました。
日本という狭い見方では無く、外国だったらどうか?
そのブログには、日本語の言語体系を離れると思考の体系も変わる、といったことも書かれてあったので、紹介してあった英語習得アプリで遊んでみました。
4.ガチで単なる趣味の漫画を読みました
9.11同時多発テロ事件の頃、社会情勢が不安定で第三次世界大戦がささやかれた中、私が、唯一、生きる希望を持てたのが
「アニメの続きをみたい!だから来週も生きていたい」といった単純なものでした。
だから、今回、TSUTAYAで、ガチで趣味な漫画を借りて読みました。
「こんなことしてどうなるー」って思ったのだけど、直感的に選んだ漫画だけあって、そこには、自分にとって癒やしとなるキーワードがセリフとして出てきました。
それは、これからの人生、欠かせないキーワードでした。それに気づけたので、次のステップへ歩めました。
5.私が、望む未来は?
そもそもココを曖昧にして、手当り次第、情報を探していたから、袋小路にハマってしまったのだと気がつきました。
大事にしたいことを明確に意識しました。
6.私が抱えていたことを、人に(サービスに)任せた
そういえば、以前にも抱え込みすぎて、潰れそうになった経験がありました。その時は仕事を抱え込みすぎていました。
今回は、子育てでいっぱいいっぱいになってきていたので、Netflixを契約して、子ども達だけで時間を過ごせるようにして、自分だけの時間を増やしました。
7.〇〇すべきと思っていたことを、「まぁ、いっかぁ」と捉え直した
"3.思い込みを手放して、別の可能性を探す(選択肢を増やす)"の段階で、選択肢を増やしてみたので、
今まで〇〇してきたけれど、「まぁ、いっかぁ」と捉え直して、
(ってすぐには出来ず、これも夫のおかげで)
今までと異なる行動(選択肢)をとりました。
8.神さまに祈った
最後の最後はこれでした。
「原因を探るようなことはしません。光を見せて下さい」
そうすると、不思議なもので、翌日から徐々に快復してきました。
ちょうどその頃、知り合いの方がランチに誘ってくれたんです。
また、別な場面でも、人と話す機会があったんです。
人と話してみると「私だけじゃあ、なかったんだ」って、気持ちが軽くなりました。
というわけで。
望む未来へ向けて、光に向かって、歩もうって決意しました。