マガジンのカバー画像

『インドでお腹を守る極意』パッケージ

3
『インドでお腹を守る極意』として過去に投稿した計3回の投稿(1万7866字)を纏めた読み切りパッケージです。日本人としてインドに行って何よりも心配なのは「食」そして「お腹の調子」…
マガジンは3回の投稿に分かれておりますので、それぞれ個別の投稿をご購入いただくこともできますが、こ…
¥600
運営しているクリエイター

記事一覧

インドでおなかを守る極意と、インド的「下請け文化」の考察-3/3

(今回の記事は、前回の投稿、インドでおなかを守る極意「習慣編」、「道具編」の続きですが、インド的「下請け文化」の考察に関する単体投稿としても完結しています。) なぜインドはこれほどまでに衛生管理が困難なのだろうか。その大きな理由の一つは、インド的「下請け文化」である、という仮説を置きたい。この文化はカーストという宗教的背景が存在するヒンドゥー教徒に限らず、イスラム教徒や仏教徒も含めて、宗教に関わらずインドの社会・組織文化として地域と人心の隅々に浸透している。インド的「下請け

¥300

インドでおなかを守る極意と、インド的「下請け文化」の考察-2/3

(こちらの記事は、前回の投稿の続きとなります。インドでおなかを守る極意「習慣編」は、こちらの①の投稿をご覧ください)   今回紹介するのは、インドでおなかを守る極意「道具編」である。 日本には素晴らしいグッズが揃っており、か弱い異邦人の我々も文明の利器を使ってインドの環境を制し、おなかを守ることができる。「道具を使った守り」に共通する特性は、もしもの時、その道具はあなただけでなく同行者も守ることができる点である。仮に同行者の具合が悪くなった場合、結局あなたの予定も崩れること

¥300

インドでおなかを守る極意と、インド的「下請け文化」の考察-1/3

インドは、衛生環境の悪さで世界にその名をとどろかせている。 実際にインドに来たことのない人間でさえ、「インドは汚い国である」という認識を持っている。現場を知らない見解や偏見は最も避けるべきものだが、私も実際インドに住んでみた結果、残念ながら日本人の視点から見て「インドは汚い」という感覚は正しいと言わざるを得ない。もちろんデリーやムンバイなどの大都市には、極めて限られた小ぎれいな地域が存在するが、そういった大都市ですらお世辞にも衛生環境が良いとは言えない。ましてや、地方都市や農

¥300