見出し画像

社会起業家支援を行うtalikiインキュベーション事業部、noteはじめます。

はじめまして!社会起業家支援を行っている、株式会社talikiのインキュベーション事業部です。
こちらのnoteでは、株式会社talikiの起業家支援の体制やスタンス、またどんな起業家を応援しているかを発信していきます。


「社会起業家」とはなにか?

まずは、私たちが支援する「社会起業家」について簡単にご説明したいと思います。

私たちは、社会課題を事業で解決している/しようとしている起業家を「社会起業家」と呼んでいます。
では、そもそも「社会課題」とはなんなのか。

たとえば技術発展や資本主義などは「多くの人にとって都合のいいとされる仕組み(=全体最適)」を作るために存在しています。社会課題は、その中で生まれる「歪み」のうち解決が急がれるものを指します。


社会の全体最適から生まれる歪みと社会課題


全体最適のままにしておくと問題が深刻化し、課題の当事者が命を落としたり、影響が拡大したりすることで結局多くの人にとっても問題となってしまいます。
社会起業家は、その現状や近い未来に対して持続的に解決の仕組みを作るために事業を作っているのです。

とても壮大な感じに表現していますが(もちろん話自体は壮大なのですが)、一方で社会起業家の持っている思いはもっと身近なものに向いているとも思います。

起業家個々のバックグラウンドはそれぞれであるものの、彼らは身近いるに大切な人が明日を笑って過ごせるような世界を目指すべく、事業作りをやるしかないという使命感を持っているようにも感じます。
社会への使命感と身近な人々への思いから動く起業家こそが、社会起業家なのかもしれません。

社会起業家のかっこよさを感じていただけたでしょうか? 「社会課題解決って儲かるの?」「NPOと何がちがうの?」、そんなギモンや社会課題に対する詳細な説明は、taliki代表・中村 多伽のnoteに書いておりますので、ぜひ一度ご覧ください!


talikiの起業家支援とは何か

talikiは2017年から、事業立ち上げの伴走支援プログラムを運営してきました。その中でも、ここは知っておいてほしい!という推しポイントをご紹介していきます。

①先輩起業家との接続
これまでtalikiが支援してきた若手起業家との接続や、プログラムの共同主催を行ってきた企業様とのネットワークを活用して、ゲスト講師やメンターとしてアドバイスいただきます。

②持続的なコミュニティ
プログラムでは1人だけでは得られない知見を共有し、お互いに切磋琢磨できる環境をご提供します。また、プログラム終了後も進捗報告を定期的に行い、事業化後も必要な横のつながりや循環を作っていきます。

③徹底的な起業支援環境
ビジネス知識のインプットやフィードバックだけでなく、参加者や先輩起業家とのナレッジシェア、メンタルケア、毎週の1on1開催など、起業家支援の体制を徹底的に整えています。

注力する事業フェーズ


支援実績と応援したい起業家

talikiがこれまで支援してきた事業領域(2022年6月現在)

talikiはこれまでU30の社会起業家を対象に190事業ほどの支援を行ってきました。よく、「社会課題に当てはまるかわからないのですが…」というご相談をいただきますが、私たちは社会構造によって生まれた問題を解決するプレイヤーを増やすことが目的であり、基本的に事業領域の線引きは行っておりません。

ではtalikiが支援している起業家たちはどんな方々かというと、「素直な人」、「やり切れる人」、「手足を動かせる人」が多く、またそんな方にプログラムへ参加してほしい(支援したい)と思っています。

特別な才能や経験が必要なわけではありませんが、実際に上記のような方は成長が早く、応援したくなるような魅力を持っています。

起業家スキルを持っているか、ビジネス知識を持っているかよりも「すぐ試す」「すぐ動く」ことがだいじ。安心して事業作りに取り組んでもらうためにも、私たちは日々一緒に伴走していきます。


なぜtalikiが「寄り添う」伴走支援をするのか

このように、私たちはジャンルや実績に拘らず、事業の立ち上げの0→1部分の伴走支援を全力で行い、その関係者コミュニティが持続するような起業家支援の循環を作っています。

そしてtaliki社全体としては、社会課題がいつでも解決する仕組みを作るべく、プレイヤーの発掘・育成を行っています。インキュベーション事業部の他にも、メディア事業部・ファンド事業部を構えており、事業の販路拡大や認知向上、そして起業家や各セクターとの関係構築を行うエコシステムを形成しています。

その上で、インキュベーション事業部がプログラム運営で心掛けていることは、「死なない起業をする」ということ。

それは、起業というプレッシャーのかかるチャレンジを行う上で、安心して頼れる場所や信頼できる意見・情報交換ができる場がまだまだ少ないからです。また起業家にとっては、自分が困った時に対処法を身につけておけるようになることが必要であり、そのようなマインドを形成できる環境を作ることが支援者の役目だと感じています。

起業に立ち向かう中では、無根拠に失敗するだろうと責められたり、うまくいかなかった瞬間に距離を置かれたり、自己責任として片付けられることがまだまだ少なくありません。

そういったハードシングスに立ち向かうためにも、応援しあいかつ成長するコミュニティとしてtalikiを活用していただけたら幸いです。


COM-PJ3期生募集中!

そんな現在、プログラムの参加者を募集しています。
2022年7月3日(日)より開催する、京都リサーチパーク株式会社と株式会社taliki共催で、起業家支援プログラム『COM[坤]-PJ(通称:コンプロ)』。

【『COM-PJ』とは?】
「あなたの優しさが、社会に接続される3ヶ月」
talikiと京都リサーチパークが主催する、全国の社会課題の解決を目指し起業したい全国の25才以下の方(創業1年未満、起業準備中など)を対象とした、起業家支援プログラムです。仲間たちとの毎週の進捗報告会の他、経営者やVCなどメンターからの講演やフィードバックを行います。
COM-PJ HP:https://talikikrp.work
最終締切:6/17(金)23:59

社会課題解決に取り組みたい方、事業作りの仲間がほしい方はぜひご応募ください。

【COM-PJ概要】
◆募集期間
2022年4月18日(月)~6月17日(金)

◆締切
6月17日(金)23:59

◆参加費
無料(オフライン開催時の交通費はご負担いただきます。)

◆プログラム期間
2022年7月3日(日)~10月8日(土)
※進捗報告会は毎週日曜日14:00~16:30に開催
※募集は終了いたしました。


talikiでは、社会課題を解決する強くて優しい起業家たちのインタビュー記事やインキュベーションに関する情報を掲載したオウンドメディア『taliki.org』を運営しています。


この記事が参加している募集