見出し画像

三谷幸喜監督作品『スオミの話をしよう』観てきたよ!ざっくり感想(ちょこちょこ追記あり)

※大きなネタバレはないつもりですが、あまり知りたくない方は観た後に読んでくださいね。

ざっくり感想箇条書き

・観に行くまで、『スミオ』と思っていた💦けっこうスミオと思ってる人多くて、検索するといっぱい出てくるね。


男ってバカだな(多様性、ジェンダーレスが叫ばれるこの現代において、こんな感想はあまり良くないのかもしれないが、でもこの作品の本質はズバリそれなのではと思う)。

いや、男ってバカだなはやめよう。“バカな男たちだな“にしよう。うん、これがいいね。


・長澤まさみさん演じる“スオミ“にそれぞれ5人(6人)の男たちが理想のスオミの幻想を見ていました、というお話。

そしてバカな男たちは騙されながらもそんな自分のことも、スオミの事も嫌いじゃないぜ。という感じ。
これはコメディだけど、リアルな世界でも多かれ少なかれこういうことはあるよね。

入れ物(外見)さえ好みなら、あとはそこに勝手な幻想を詰め込んで行く…。
アイドルがまさにそう。アイドルは“偶像”だし。
本当のスオミなんて誰も見てないし、必要ともしてない。そしてスオミはそれをわかってるから、幻想を演じてあげる代わりに、男たちを利用するだけ利用する。空虚。


・“スミオ”のキャラに魅力を感じて夢中になれるかどうかが、この映画の評価を分けそう。

自分的にこのキャラは闇が深過ぎてまったく魅力的に思えなかった。
三谷さんとしては、男を振り回す魅力的なキャラの位置付けのつもりだったのかな?
三谷さん自身が、空虚なスオミに惹かれる、あのわかってない夫軍団の1人なのかもね。
その辺りは興味深い。


・お友達もコミカルに描かれてはいるが、実際知り合いをマインドコントロールして…みたいな事件もちらほらあるので、見方によってはこわいよね。
あ、宮澤エマさんの演技自体は好きでした!


・前半はちょっと間延びで睡魔との戦いな部分があった。


・いかにも三谷幸喜作品です!舞台的手法!って感じ。好きな人はこれこれ、これ待ってましたと思うでしょう。


・長澤まさみさん、歌上手!知らなかった。すご。


・最後のミュージカル調のとこ良かった。でもなんで突然ヘルシンキ??シュール。


・5人の夫、全体的に年上過ぎない?でも、騙されるのは基本そのくらい年上の男たちってことかな。スオミのファザコン気質を表しているのかも。


・この映画を誰かにおすすめするかと聞かれると、んー、三谷幸喜好きなら、観に行ってみてもいいかもね。特に自分からおすすめはしないが。ってところかな。やや辛口ですいません。

年配の男性とかにはより刺さりそうな気がするなー。年齢、性別でだいぶ評価が分かれそう。
あえてなら自分の父親とかにはおすすめするかも。で、母親は好まなそうだ😅

さて、記事中一箇所だけ、あえて“スミオ“と表記したところがあります。わかりましたでしょうか!?(1つ目の項目除く)

いいなと思ったら応援しよう!

あおい いんこ
チップ…素敵な響きですね🥹いただいたチップは大切におやつ代として使わせていただき、それを食べながらいい記事を書けるように精進いたします!!

この記事が参加している募集