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全ての子どもの「食べる」のお悩みに!

生まれてすぐ気管支炎で入院になり、
身体の内外に様々な違いが見つかり、
発達スピードがとにかくゆっくりな長男は、
1歳の時に多摩市の療育センターを紹介され
療育訓練を受け始めました。
そこから程なくして摂食外来もスタート。

水分にとろみをつけて飲み込む練習。
今の食べる能力に合わせた食形態は。調理法は。
一生続くのかと絶望していた長い中期食期間。
ラップごはんでかじりとりの練習、、、

毎回緊張しながらお弁当を作って、
動画撮影されながら食べさせて、
姿勢を工夫してもらったり、
メニューの助言をもらったり。

以来約10年、
親戚のおじちゃんのように
私たち親子を可愛がり、支え続けてくれた
稲田先生と、チームの皆さんが本を出版されました!

この本の画期的なところは、
よくある離乳食・幼児食の知識だけでなく、
「運動発達」「知的発達」と食との関係性
偏食や姿勢や道具、栄養や口腔ケアの方法など

親や保育者さんが実際に家庭や施設で対応する時
ヒントになるように「ケアの視点」「ケアの知識」を
具体例とともにシェアしてくれているところ!
しかもQRコードで「動画」で確認できる!!

医療的ケア児支援法が施行され、園や学校における
医療的ケア児の受け入れ体制の整備が責務となり、
今後ますます受け入れ側の「多様な子ども」や
「食」に関する悩みが増えることも想定して
丁寧につくられています。

60年前から現場で蓄積されてきた
ノウハウや事例を共有することで、
本人はもちろん、周りの大人の
悩みや苦しみを少しでも減らしたい。
そんな信念や願いも感じました。

多様な子どもたちや障害のある方に関わる方に
ぜひ出会って欲しい、読んで頂きたい本です!

食べることが喜びになるように。
食べさせることが楽しみになるように。
その祈りが叶わない辛さを知っているからこそ。

だからこそ、私たちの子育てを
みんなで応援しあって、
協力しあっていきたいと
心から願っています。


インクルーシブ・フォレストの活動資金として、大切に活用させて頂きます。ぜひ応援の気持ちを寄付としてお寄せ頂けるとうれしいです。