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子どもの行動理解と対応の仕方

こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所です。先週日曜日にオンライン開催した学習・発達支援員養成講座の感想をまとめました。

講師は広島国際大学健康科学部心理学科の伊藤啓介先生でした。子ども達の好ましい行動を増やすことと好ましくない行動を減らす方法、そして子ども達の行動背景を知る方法などお話いただきました。

それでは受講生の感想を紹介します。

・子どもの行動を知る上で、よく観察し記録することの大切さを今回の講話の中から、改めて納得することができました。明確な目的をもって、観察記録したり、正しい働きかけをしたりすることで望ましい行動を強化し、子ども自身が自分をもっと好きになってほしいを感じました。 明確な目的をもって、観察記録したり、正しい働きかけをしたりすることで望ましい行動を強化し、子ども自身が自分をもっと好きになることにつなげたいと思いました。表面の行動だけ見られて、こんな子だと決めつけられる子どもの声を聞かなくてはと思いました。また、心の声に耳を傾けるためにも、望ましい行動を引き出すためにも、その行動は何が原因なのか、観察・記録することの大切さを、行動療法の考え方のお話から納得することができました。ありがとうございました。【教員】

・行動療法の考え方、学べば学ぶほど自分の頭に、自分の体に入っていくのが分かります。伊藤先生の講座も大変楽しく受講させていただきました。資料の最後の復習「11歳の自閉症A君」の事例検証については、どのようなことが考えられるか、メールなどでいただけますか?個人情報の観点から難しいかもしれませんが、モザイクなど施し,実際の現場(小学校や放課後デイなど)の映像なども交えて様々な検証が出来たらいいなと感じました。本日も学びの多い講座をありがとうございました。【特別支援教育アシスタント】
伊藤先生回答:復習で考えられることはたくさんあります。人ががやがやしている、自分がどこにいればわからない、足が交差して動くのがいや、照明がつらい、音が響いて我慢できない、マットのすえた匂いがいや、先生が大きな声を出す、他児が強く叱られているのを見た、etc・・・。他にもいろいろ考えられます。現場の映像は、ちょっと難しいと思います。

・ペアレントトレーニングを学校でも取り入れたいと思っていたのですが、どのように取り組んでいけばいいかわからず、困っておりました。本日の講義の中で私たちがしていることと同じようにすればよいということをお聞きしたので、ぜひ取り入れたいと思います。ありがとうございました。【教員】

・行動療法の考え方や実際の支援方法を学ぶことができました。子どもの観察だけでなく親や支援者の姿を通してその子のよりよい行動が強化されるため、相互に理解し、目標を共有しながら共に愛情を持って取組んでいく必要性を感じました。【教育支援センタースタッフ】

・本日の講義で印象に残っていることは、トークンです。夏休みも始まるので、まずは我が子に使ってみようと思っています。子供が問題行動を起こすのは、必ず原因があります。私たち支援員は、行動を観察し記録も行わなければなりません。私は、今まで観察のみだったことに反省しました。子供たちに、褒めるときは笑顔で接していきたいと思います。【ふれあい推進員, 学習サポータ】

・伊藤先生の具体例が良く分かり楽しく学べました。強化スケジュールでは褒め言葉と笑顔をセットにするなど、指導者側の徹底も必要だと学べました。トークンシステムも試してみたいと思いました。先生の こだわりは無くすものではなく利用する の言葉が響きました。指導者側も頭を柔らかくし、アイディアをどんどん出さなくてはと思います。【保育士 補助員】

・今回も、事例をもとに話をしていただき、行動療法についてとても分かりやすく学ぶことが出来、また、自分の発言や行動が、子どもに合わせた指示の仕方が出来ていたのか、適応行動の時に適切に声をかけることが出来ていたのかと、振り返るいいきっかけとなりました。子どもの行動観察・分析の重要性、内適応の保障、強化子の一次性と二次性のセット、強化スケジュールについてや、こだわり・固執をうまく活用しながらの目標行動への繋げ方など、保護者様へ分かりやすく伝えられそうな気がします。また、最後のワークでは、実際の経験や相談もすることが出来、とても参考になっています。ありがとうございます。【児童デイサービス】

・今回の講座は具体例が多く、身近で想像しやすかった所が良かったです。【子育て支援センター 職員】

・以前講義をしてくださった加藤先生のお話しと同じところもあり、また復習として聞けるところもあったのでよかったです。伊藤先生が、様々な例えの行動も話してくださったので、イメージもしやすかったです。問題行動を減らす視点として、「問題行動ではなく、適応行動を見逃さない」というところ、強化スケジュールでは「褒め言葉と笑顔をセットにする」というのが印象に残っています。職場でも活用できるよう、意識をして子どもたちと接していきたいです。今回の資料を印刷するときに、文字の背景が緑色で、印刷したものも少し見にくいな、、、と思っていたのですが、講義中の画面共有のときは、背景が白色に黒文字で見やすかったです。なぜ印刷用と画面で表示されている色が違うのか分かりませんが、同じだと嬉しいです。【児童指導員】

・とても分かりやすい講座でした。子どものこだわりに、こだわっていたことを反省しました。保障することはあっても利用することはなかったと気づきました。子どもを知るにはやはり観察と記録ですね。伊藤先生の講座、復習のところを聞いてみたかったです。【放課後児童支援員】

・行動療法の強化について理解が深まりました。【放課後児童支援員】

・子どもの立場、大人の立場のお話、納得しました。適応行動で内適応を保障することが必要だとわかり、毎日の支援の中での関り方が間違っていないのだとわかりました。本日は、ありがとうございました。【児童デイサービス, 保護者】

・先生のお話大変聞きやすく、理解しやすかったです!理論に基づいてトークン、無視を活用する、それにはチームで統一できなければ、効果はなくエゴになったり、その人だけ信頼無くなったりすると言うことがわかりました。大学生ボランティアの育成をしているが、彼らと子供とのよい関わり方のアプローチとして、ぜひ共有したいです。子供たち一人一人に合ったご褒美、褒め方でいい行動を増やすために、今の自分の言動が正しかったか?常に意識して意味のある褒め、無視、をしていく必要があります。【学童クラブ】

・伊藤先生の雑談から、そうだなあ!と思わされるところがたくさんあり、悪魔のトライアングルの話、それぞれの立場を一方的に考えるとガチガチになりますよ、と、本当にそうで、聞く耳がない状態だと、何も聞いてくれないですよね。支援側の態度も命令調になってないかどうか、考えながら実行するよう、適応行動を増やす支援が大切なんだと思いました。ハンディイヤホンマイクの調子が悪くてご迷惑掛けました。【保護者】

・行動療法の考え方についてわかりやすく丁寧に教えていただきました。つい仕事中は問題行動に目がいってしまってました。ほめ言葉や笑顔で子供達に伝えることができるよう私自身も心を落ち着かせて接していきたいと思います。毎回ありがとうございます。 今後もよろしくお願いします。【特別支援教育アシスタント】

・困っている子どもへの支援を具体的にお聞きすることができました。こだわりを利用するという観点が非常に参考になりました。【フリースクールスタッフ】

・先生の気さくなお人柄で、聞いていて場面を思い浮かべやすいざっくばらんなお話が分かりやすかったです。【児童デイサービス】

・行動療法の考え方として、よく観察することが大事ということがよく分かりました。また、仕事をする中で指示したことが相手に伝わっていないと感じことが日常的にあるのですが、相手の特性をよく観察し、特性に合った伝え方をすること、そして、適切な行動を強化するための強化子の考え方について知ることができたので、今日から実践していきたいと思います。【行政職員】

・とかく問題行動に注目しがちですが、「適応行動を見逃さない」、「小さなことに気づく、感動する」ということの大切さを改めて学びました。「計画的無視をするためのチェックリスト」はとても有用だと思います。「行動契約」というのは初めて聞く言葉でしたが、非常に大事な概念だと思いました。具体的な方法が学べる講座で実践に役に立つと思います。【保護者】

ここからは『ワークと対話の時間』の感想です。

・グループワークでは、環境は違っても、立場は違っても、子どもへの対応で大切なことは何かを皆さん日々真剣に取り組んでおられ、よい刺激を受けることができました。

・グルーピングのしかたを配慮していただけて良かったです。まだお話したことのない方と同じグループになれてご意見をお聞きできてうれしいです。

・伊藤先生の講義と中谷先生のアサーション(自己理解)・本日の講義のアウトプット。3つの柱をタイムマネジメントされ、非常に幅の広い内容を構成してくださいました。ありがとうございました。講義では、強化の考え方や実際の取り組み方を具体的に話してくださり、とても参考になりました。また、アサーションの質問紙は、コミュニケーションの取り方に課題のある家族に、それぞれの自己理解のために活用したいと思いますが、よろしいでしょうか。共通の話題となるツールだと感じました。さらに、本日の講義のアウトプットのために時間設定していただいたおかげで、個人のお悩みの提案や共に解決法を考えるという時間ともなり、講義の具体化を実践例を元に考えることができたことも有効でした。中谷先生や事務局からのチャットのシートの貼り付けなど、きめ細やかに支援していただいたことも、とても心地よく学ぶことができました。ありがとうございました。

・ワークでは、今働いてる保育園で気になる子の事を話せ一緒に考えてもらいました。その子が安心して過ごせる様、アドバイスをもらい実施してみようと思います。ワークではいつも為になることが聞けるので楽しみにしています。

・最後の自己表現チェックも自分を理解する良い機会になりました。チェックリストがチャット上で見れなくて慌てました。画面で見れれば良いとのことで安心しましたが、チェックリストの集計を勘違いしていて挙手できませんでした。印刷方法は今回も迷いましたがネットで調べようと思います。ありがとうございました。

・対話もいろいろなお話ができて、支援の参考になりました。

・ワークによって同じ立場の方からトークンシステムのヒントを得る事が出来ました。

・アサーションについて、自分自身の結果に驚きました。このような自己分析も面白いなと思いました。

・対話の時間も毎回励みになり元気をもらっています。次回は2ヶ月先なのが寂しいですが、クラスルームでの交流を楽しみにしています。

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発達障害のある人が特性を活かした仕事につくために必要なサポート理解についてお話します。社会の一員として活躍していくための特性理解についても解説します。講師は早稲田大学の梅永雄二先生です。
動画視聴講座【発達障害のある人の就労】 視聴期間7/23~7/29

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ライブオンライン講座終了後に写真撮影。2画面なので写っていない人も。ごめんなさい。


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