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【栃木SC】第36節 清水エスパルス戦 マッチレビュー

2024.10.27

明治安田生命J2リーグ、
残り3試合を残して迎えた残留を賭けた絶対に負けられない(何度目だろう笑)一戦、
『栃木SC vs. 清水エスパルス』の個人的な感想・評価を述べていこうと思います。

36節 清水エスパルス戦 観戦席

レビュー基準
・現地観戦場所:メインS上層シート
・DAZN見返し

栃木SC 公式Xより

今回の試合開催は、
栃木県トラック協会スペシャルマッチデー記念とのことで、先着5000人に栃木SCベースボールTシャツのプレゼントがありました。
斯くいう私も、どうせ試合を観に行くならこのTシャツをGETしたいと思い早めに会場入りしました。

参考までに、試合前の過ごし方から書いていますので是非ご覧ください。


当日試合前の時間経過

11:05 到着

開場前のAゲート付近の様子

カンセキスタジアムとちぎゲートA到着。
この時間の到着でAゲートの中で大体600番目くらいとのことでした。5000枚のベースボールシャツの配布とのことでしたが、AゲートとCゲートの2ゲート合わせて5000枚なのでAゲートでは半分の2500枚くらい?と想定していたので余裕を持ってGETできるだろうと思っていました。
SNSで見かけたのですが、早い方だと8時くらいから並んでたようなので、諦めと早く到着した方への尊敬の感情がありました。
画像は到着時のAゲート待機列から撮影したものですが、通路を歩くのが大変なくらいでした。

11:20 試合前のエスパサポ

あちこちにエスパサポ

画像で伝わるかわかりませんが、試合2時間半以上前にも関わらず、この栃木の地にエスパサポが大量発生していました。J2規模じゃないやろ(笑)。こちらとしては残留を賭けた一戦でしたが、清水にとっても昇格が決まる大事な一戦だっただけに思いをぶつけにたくさんのサポが来てくださっていました。

12:00 開場
※優先入場は11:30入場

12:05 栃木SCバス到着

栃木SCバス到着

12:08 入場

12:30 Aゲートの様子

12:30 Aゲートの様子


12:40ごろ Tシャツ配布終了

スタメン

2024シーズン 第36節 スタメン
引用:栃木SC 公式Xより

個人的に期待を感じる選手がスタメンに勢揃いしていて、サポーターとしてより一層『今日こそはいけるぞ!』と、なりました。特に、石田選手と川名選手スタメンはアツかったです。
また、昨季までの中心選手だった福森選手がここへ来て怪我明けでメンバー入りしたことは栃木SCにとって小さくない話題ではないでしょうか。

前半 

想定外でしたが、試合序盤から栃木が優勢な展開に。 
矢野貴章を中心に前からハイプレスを仕掛けて、ほぼ裏をとられることなく一つ一つ攻撃を完結させていたように思います。競り合いでも大方勝っていました。
試合序盤はドリブルなどで上手くPA内に侵入していく姿勢が見られました。ドリブル突破が難しい状況になるや否やミドルシュートを狙って跳ね返ったボールを回収しに行くなど、上手く揺さぶることができていました。

前半3分 幻のゴール

南野選手が蹴ったコーナーキックから競り合いこぼれたボールを石田選手がミドルシュート。綺麗な弾道でゴール左隅を突き刺し『ゴール⚽️』と思われ線審もはじめ旗をあげなかった為、ゴールが認められたと思い歓喜しました!
その後、清水の選手たちが抗議してゴール取り消しに。
J2独自のVARないことが有利に働くおこぼれ誤審が働かないかなぁ、と思いました(笑)。
動画を撮影していましたが、私もすぐにオフサイドを確認できたので、残念な気持ちを抑えて再度応援に徹しました。
矢野貴章がオフサイド位置にいて若干キーパーのブラインドになっており確かにオフサイドに関与していたように思います。

私のXに幻のゴールシーンを載せているので、ご興味ございましたら是非ご覧ください。
オフに気づかず発狂しておりますが、悪しからず(笑)。

前半9分 ハイプレス

栃木の矢野貴章と南野選手を中心としたハイプレスにバックス陣がパスの出しどころを失い、栃木の大島選手が清水住吉選手からボール奪取に成功してシュート。惜しくも枠外に外れた。
佐藤祥の良いインターセプトが複数回あったことなど、いつもモヤモヤしていたサポーターからすると本当に完璧な入りと言えました。
また、ハイプレスをしつつ裏ケアも徹底されており危ない場面はほとんどなかったように思います。

前半33分 受け身の展開

この時間から少し清水がボールを握る展開になりました。強豪チームの怖さはありましたが、脇をしっかり締めて効果的なクロスを上げさせるようなことはありませんでした。

前半35分 乾ウマシ

乾選手が持つと期待感とチームが全体的に前よりに位置をとるようになり、パスの出しどころが増え、攻撃の選択肢が増えていくことにより耐える恐怖が出てきました。
周りのエスパサポも乾のチームと仰るほど乾選手がボール保持の際の心臓になっていると感じました。

前半38分 清水FK

清水が良い位置でFKをGETしました。なんとか事なきを得ました。

前半40分 受け身の展開

少し前の清水のFK後も持たれる展開になりましたが、なんとか全員で耐えていく展開になりました。
耐える時間が続き、乾選手が持つと怖さはありましたが、栃木としてはしっかりとマークしついていき抑えるよう徹底してあまり仕事をさせないで凌ぎ切れました。

釈迦に説法かとは思いますが、このような展開に清水の選手は乾選手以外の選手も見て周りの選手を使う意識を大切にしてJ1で残り続けてほしいと思います。というか、J2に落ちるチームじゃないので戻ってこないでください(笑)。

前半ですが、終盤で耐える時間帯があったものの強度高く足を止めずハイプレスを続けられて清水に『あれ、今日は一味違うぞ?』と思わせるようなフットボールができて満足でした。しかし、そのハイプレスの足は後半には持たない、と秋葉監督にどうやら見透かされていたようです(笑)。
清水エスパルスのハーフタイムのロッカーでかけられた言葉をYouTubeで聞いて、ちゃんと見抜いているのがやはり目が肥えてる監督だと思いました。

後半

後半5分 清水ゴール

完全にゴール前で上手くやられました。
しかし、ここで一つ物申したい。
コーナーキックに繋がる前にボールをゴールライン外に出したのは清水の選手ではなかったでしょうか?
栃木の選手も少し抗議気味で線審に物申していたし、フットボールはこの嫌な雰囲気が得点になることが割と多いのでしっかりしたジャッジをお願いしたい。後半開始早々に感じた嫌な予感がそのまま相手の決勝点になりました。

後半7分 栃木3枚替え

in 矢野貴章、大島選手、川名選手 
out 宮崎選手、山本選手、森俊貴選手 

完全に私情を挟みますが、大島選手はまだまだいないとチームが活性化しない存在だったと思います。やはりチームでは攻撃の中心選手なだけに早い時間での交代だった気がします。体力面、怪我面等こちらには見えない理由があるのでしょうが。
そして、秋葉監督のハーフタイムで見透かされた言葉通り、ハイプレスの代償としての疲労が溜まっての交代だったということでしょうか。

後半20分 福森選手おかえり❤️

怪我から復帰して途中出場した福森選手
引用:栃木SC 公式Xより

昨季、福森選手のクロスにチームは何度も助けられました。怪我が長引きようやくピッチに立てたのがこの清水戦となりました。
ここまで勝ち点が拾えない小さくない要因として福森選手がシーズンを通して起用できなかったことが挙げられると思います。本当に来季もチームに残ってほしいです🙏

後半38分 北川航也選手一発退場🟥

北川選手が我らの10番森俊貴のファールに対して、一発お見舞いをかまして退場となりました。森のファールも足裏見せてはいないものの遅れて削りにいっているので危険ではありましたな、警告🟨は妥当だと思いましたがカードは出ず。北川選手は報復で言うまでもなく…。
隣に座ったエスパサポが今季引っ張ってきた中心人物なだけに残念、と仰っていました。

因みに、栃木はこの試合1枚もカードでなかったんですね(笑)。

後半45+3分

清水GK沖選手がキャッチして溢れたボールをラファエル がシュート。運の尽きでしたね。清水のDFに当たりゴールならずでした。

後半は、清水が栃木のハイプレスに慣れてきてバックス陣も慌てる事なくボールを捌けるようになってしまいました。
また、栃木がボール保持してきても落ち着いた対応をされてほとんどゴールの匂いがしなかったです。清水の先制点後は、一進一退で点を取られなさそうではあったが取れる気配もあらず、という感じでした。
今季6月のホーム群馬戦もそうですが、約15分間1人選手が多いのにゴールの匂いのしない展開は大いに改善の余地があるでしょう。
一点気になったのですが、後半の終盤あたりで栃木の選手同士で口論していませんでしたか?わかるサポーター方いたら教えてください(笑)。

嗚呼、VITORIAが脳裏から離れない。
隣に座った熟年のご夫婦エスパサポ。終始互いを褒め称え合い独り言合戦をしながら熱く戦わせてもらいました。
エスパのチャント羨ましいぐらいカッコいいし、温かいエスパサポが周囲にたくさんいらっしゃったのでこちらも熱くなれました🔥

こちらは降格でJ3へ往復切符を持って再出発となりますが、清水の昇格決定試合に関われたことは嬉しく思いますし、対戦相手として最大の敬意を表します🫡

栃木SC 公式Xより

どうやら過去最多のようでした。エスパサポのおかげです(笑)。
あ、でも清水はJ1への片道切符なのでJ2に戻ってカンスタの席埋めてくることのないように。

試合結果 栃木SC 0-1 清水エスパルス

栃木SC 公式Xより


J2に1年で復帰する為に

選手の残留

J2に復帰するにはまずは戦力の確保が1番重要でしょう。個人残留、栃木降格によるレンタルバック等、良い選手の退団は大いに考えられます。もちろんチームとしての資金が減ってしまうこともありますが、『高津製作所 様』をはじめ、多くのスポンサーの変わらぬご支援がありますと幸いです。

パッション

根性論を語るのは好きではないですが、RB大宮アルディージャのように、何が何でも1年で残留してやるんだ、という熱い気持ちで毎試合臨んでほしいです。

第8節のアウェイジェフ千葉戦に現地観戦に行きゴール裏で聞いた『次勝つから見ててください。』結果、次節レノファ山口にホームでスコアレスドロー。
今日の試合は今日しかないし、サポーターの今節は今節しかないのです。
サポーターが応援するのはこちらの勝手ではありますし、選手も希望して栃木SCの選手になったかはわかりませんが、次節ではなく今節に目を向けて、目の前の試合を獲りにいく一戦必勝で戦いましょう。サガン鳥栖のパギも言っていましたが、エンブレムに誇りを持って戦ってください!

試合後に大森渚生選手が涙していました。涙を流すことが良いとは限りませんが、我がクラブへの熱い想いを感じました。来季は、全選手がこのようにクラブのエンブレムに本気で誇りを持って戦ってもらえたら嬉しいです。

栃木SC 公式Xより

チームスタイルの確立と対応策

ポゼッションサッカーをするには技術がもっと必要だと感じています。例えば、パススピード、キック力、狭いスペースでのボールタッチ等です。繋ぐのが難しい時は、ロングボールを使う機会もありましたが、引き続き個人的にはロングボール戦術を推奨したいです。宮崎選手などの落とせる選手が引き続き揃うのならば。
また、戦力を落とさずJ3でも戦えるなら、ポゼッションスタイルでボールを持ててしまうことも多く予想できますが、J2では自分たちがやりたいサッカーで沼にハマることもありました。万一の時は、相手がやりたいサッカーをやらせないサッカーに徹する、ということを毎試合前にしっかり情報共有してほしいな、と思います。

その他にも様々な考察ができますが、ひとまずここらへんで御暇します🙇‍♂️

https://youtu.be/aP1wrpSaJPg?si=2u865TJd-LYc0A8b

YouTube:DAZN Japan

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