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unity1week(お題:1ボタン)振り返り


はじめに

ご無沙汰しております(Note上では)、アサキです。
今回もunityroomで開催された一週間でゲームを作るイベント「unity1week」に参加しました!

そして同じく参加された皆様お疲れさまでした。
前回の振り返り記事同様、今回のu1wも気ままに振り返ります。

さて、二回目の参加ともなればスケジュールの取り方ももう慣れたもの。
私は基本21時からしか作業できないため、前回では締切間際である金曜土曜に地獄追い込みをしてなんとか終わらせましたが今回は大丈夫、余裕をもって提出してやろうじゃねえか!!

……全然そんなことはなかったです。
むしろ今回のほうがキツかった。マジで。

そんなこんなも含めて振り返りたいと思います。

前回の振り返り記事はこちら↓


ちなみに、今回のu1wでは下記の作品を公開しました。

世界観が謎ですがこれ多分前回の作品と同じ世界にあります。u1wの度に魔法使いを増やす気か??? 多分増やす

あんまり自分でハードルをあげるのは好きじゃないので相変わらず平均超えてれば嬉しいなーという気持ちです。

それよりも、前作同様評価が100件超えたことが何より嬉しいですね。いろんな人にプレイしてもらえてはっぴー!

さて、今回の結果ですが、まあいつも通り3.5超えてればいいなーぐらいの相変わらずのゆるゆる評価でしたが、

楽しさ:3.84
絵作り:4.252(47位)
サウンド:3.954(46位)
操作性:3.939(28位)
雰囲気:4.145(48位)
斬新さ:3.832

総合:40位

結果発表時の評価

なんと4部門でランクインし、総合でもランクインしてしまいました……マジか……(リアル感想)

いやーなんというか……信じらんないな……
評価というのは水物ですから、これが私の評価ではなく作品の評価である、ということを心に留めつつもこうして高い評価をくださった方々に本当に感謝申し上げます。ありがとうございました!

感謝イラストです

今後もみなさんに楽しんでもらえるゲーム作りを頑張るぞ~~~~!!


一週間の振り返り


月曜日

前回同様、起床すぐにお題を確認して通勤で車を運転しながら作品のラフを頭の中でがちゃがちゃと書き込みます。
ただ今回のお題が「1ボタン」ということで、素直に解釈すれば1ボタンで操作するゲームになるんですが、私自身シンプルな操作の方が好みのため、実質お題フリーのような状態で逆に考えるのが大変でした。

というわけでコンセプトが決まるまで2時間ぐらいかかってしまいました。
そのあとはいつも通りコピー用紙にひたすら諸々のデザインをガリガリ書きます。二枚できました。

最初はよくある勇者×レベルアップを考えてたんですが、私が作っててつまらない味が薄いかなーと思って「寝たがりの魔法使いがなんとかして夢の中で修行する」ゲームにして、魔法使いのキャラクターを新たに作りました。ネールちゃんです。

今回も魔法使いです(パジャマだけど…)

好きを詰め込んだらこうなった。積極的に好みは表現していけ……
(これが没になるとはこの時思ってもみませんでした……)

この日は祝日のため、合計5時間ほど作業時間がとれました。
おかげさまで今回も初日でゲームループまで終わらせることができました!
やはり祝日、祝日はすべてを解決する……!

火曜日

今回も前回同様の感じでいくんじゃないかな~とか考えて昨日絵を描いたんですが、唐突に「これ作風変えたほうが様になるんじゃね?」と思い付き、デザインのテイストを一気に変えることになりました。なんで?私がそう判断したからだ

……厳密にいえばゲーム全体で必要になる絵の素材を書き出したとき、
夢の種類(5)+エンド(α)+ゲーム中のネール=明らかに間に合わねえ
と相成りまして……
そこで、画用紙に貼り付けたような絵物語風のテイストにすれば、ある程度素材を複数場所で使いまわせることを思いついたのです。

というわけで……一日にして↑の画像は没になりました。昨日の作業が半分無駄になった。祝日でよかったね!!!(二重の意味で)

この日、苦渋の判断で没にした後、全体のテイストを改めて練り直し、ついでにキャラクターの素材を何枚か試験的に作りました。

デフォルメにしたのも割とそんな理由でした


水曜日

火曜日のうちに必要な素材を書き出したんですが、あまりの素材数の多さに絶望したのか朝早く起きたので仕事前に作業をするという限界ぶりを発揮しました。
さて、絶望感からか今回素材を作るうえで少し新しいアプローチをしてみようと思いつきます。
それは「素体を作って使いまわせば更に効率あげられるんじゃ?」というものです。
そういえば差分のあるキャラクターなんかはパーツごとに切り分けられて、組み替えたりして点数を増やしてるよなあと思ってそれを思いつきでやりはじめました。

……まあ半分成功半分失敗という感じでした。
(そもそもパーツの切り分け方がわからず上手くいかなかった一方、開き直って構図を簡単に作るためのラフ素体として割り切ったため、線画を書く効率は確かに上がりました)

今後デフォルメで点数稼ぐ用にこのあたりのルーチンをしっかり身に着けたいですね……

朝キャラ2枚、夜キャラ2枚+漫符


木曜日

色々限界でした

更に素材の制作を進めます。
当初、夢に出てくるネールはそれぞれ独自の絵を使う予定でしたが、それすらも間に合わないという結論に至り、ここも使いまわせるように構図を変えてネールの画像をほとんど使いまわせるように共通化しました。

戦闘と錬金術の絵
ボス(ドラゴン)の絵

ここまで省力化してようやくこの日で素材制作が終わりました。マジでなんでこんな企画にしたのか

さて明日からこれを組み込んでいきます。絵さえできればあとは楽勝――


え、プログラム部分の進捗?

……(絶句)(月曜日に作った最低限のゲームループしかできていない)

金曜日

とにかくやるしかないとゲームの設計をきちんと練っていきます。
ミニゲームなのでゴリ押しも効くと、最初から全部夢やエンドを配置したGameObjectを配置しておき、状況に応じてSetActiveで切り替える方式に。ヒエラルキーがえらいことになってますが……動けばいいのだの精神で行きます。もう毎度のことです。開き直り大事。

ただまあプログラム部分は”Random.Rangeで入力ごとに夢の内容を選択し表示”し、”30秒後のレベルの値(もしくは眠気が0かどうか)でエンド分岐する”という処理だけでゲームが成立する簡単な設計なので、幸運にもこの日だけでその辺りを全部実装できました。深夜1時までかかってますけど

土曜日

子供が昼寝している間に残りの音関連を全部実装して、その夜にアニメーションの細かい調整をして無事22時に提出完了しました。

さらっと言ってますがかなりギリギリのメンタルでした。

普段のゲーム開発ではそんなことしないんですが、u1wに限っては平日も昼休みにやるし夜も場合によっては0時近くまでやるのでどうみても限界駆動です本当にありがとうございました。

前回もそんな感じだったので……まあ……u1wって限界駆動weekと割り切って参加しています。多分今後もそんな感じになりそう……

少なくとも初心者が間に合わせようとするとこうなるいい例です。まさに限界突破。レベル上限はあがりませんけどね……


配信始めました

さて、それはそれとして今回のu1wからこのゲームジャムに投稿された作品を気ままに遊びながら紹介していく配信を始めています。

というのも、u1wは毎回多くの作品が投稿されるので、どうしても目が届きにくい作品がある…でもいろんな人にいろんな作品をプレイしてほしい……

そんな応援の気持ちから勢いで開始しました。
実際作者の方が配信を見てくれて喜んでくださったり、私のアレなプレイをみて色々遊びやすくなるよう修正を入れてくれたりとそれなりに良い影響が出ている……といいな……。
(配信中にバグらしき挙動を度々引きがちなのはごめんなさい、いやもうほんと……)

実況という全く不慣れな世界で中々上手な話はできませんが、私の脳内駄々洩れなコメントが聞きたい、そして人のプレイを見てみたい方はぜひ気軽に遊びに来てください。
配信中のコメントが多いほど作者の方も喜ぶと思いますので……!

またu1wでは実況・配信も歓迎されてますので、もし機会がありましたら皆さんも挑戦してみては如何でしょうか。
人のプレイを見る機会って、それこそ展示会とかじゃないとなかなか難しいですからね……機会はなんぼあってもいい、はず!!!!


個人的なこれスキ紹介

最後に私が配信内外問わずプレイして「面白~~~~良~~~スキ~~~」となったゲームをいくつか紹介して終わりにします。全部書くと長すぎるので泣く泣く絞ってますが……
(※ネタバレを含みます・個人の感想です)

いっぱいの幸せを

いや~~~~~いいですね。
最初自販機の内側に視点があることにビビりましたが、自販機を通じて紡がれるストーリーにほわあ……と幸せな気分になりました。芸コマです。画面のテイストを含め、完全にゲームとして違和感がありません。最高です。


・実録 ハイスコア刑務所

ゲームとは何かを考えさせられる作h……いやそういうことではなく、ゲームとかゲームじゃないとかそういうのをすべてかなぐり捨てて、純粋にエンタメとして楽しかったです。
ゲーム部分で結局プレイヤーがズルするんやないかーいという堂々巡りとなるツッコミを含めて完成度が高い作品でした。面白い。


・Orbit

よ、良~~~~!
私はエモとかそういうのよくわからないんですがそれでもわかる。これは雰囲気がいいと。
宇宙空間に煌びやかな光があるわけではなく、シンプルに、その景色を感じることができます。宇宙は静か。行ったことないけど
ちょいともどかしい操作感もプレイの楽しさを感じさせてくれます。
強いて言えばあと65535ステージくらい欲しかったです。


・矢印天国

生きろ!!!!俺は美しい!!!!!!
生への渇望を思い出させてくれる乗り移りアクション。
スーパーマリオワールドとかドンキーコングででてくる乗ると何秒かに消えるアレを彷彿とさせます。
運とタイミングと判断力、全てをかみ合わせて生存を目指すシステムがゲーム性としてかなり好きです。
運よく出現した中央方向への矢印には敬意をもって出迎えてください。それもすぐ沈むんですけどね


・くろねこらんなー

”か、かわい~~~~~”部門入賞作品。
ジト目の黒猫が街を駆け抜ける横スクタイムアタックゲームです。
猫はすばしっこい。そしてくろねこも当然すばしっこい。黒猫が空ダしながら街を駆け抜ける様はまさに韋駄天。某吸血鬼ハンターもびっくりだぜ。
そしてなによりコースが全部つながっていて、プレイすることで黒猫の一日を見ることができるのはとても面白い表現でした。私もこんな生活したい。
やって楽しい見て楽しい。コース開拓を含めてプレイングが楽しいゲームでした。


・ウォンバットおうちかえる

”か、かわい~~~~~”部門入賞作品。なにこれ?
とにかくウォンバットが可愛い。
サムネ可愛いしタイトル的にパズルゲームかな? と見せかけて中身はスタイリッシュ方向転換アクションです(※個人の感想です)
イラストの雰囲気とは裏腹に難易度が結構高めでとにかくマウスクリックの精度が問われ、1マスずれればタスマニアデビルに噛まれる歯ごたえ抜群のゲームです。
とりあえずウォンバットのケツは強い。それだけは覚えておきましょう。
テストに出ます。


・伝説の大声バトル

な、なんだこれは……!?
とりあえず「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!」
狙いを定めて「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!」
倒した後も余韻で「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!」
終始バカ笑いできる。した。
ネットワーク対人戦実装したら絶対盛り上がるやつ。
最高に愉快なゲームでした。


・ワンボタンワンタン

「俺はただ……スープにワンタンを入れたいだけなんだ!!!!!!」
そんな全国8000万人が心の内に宿す欲望を見事形にしてくれたゲームです。
上から降ってくるワンタンをレンゲの角度を調節して自動回転するターンテーブルに載った椀にシュート!
失敗したときに無慈悲に流れる「ぺちゃ」が最高に笑えます。
何気に成功と失敗で音が違うのも芸コマ。もうすべてが面白い。


・1ボタン食堂

1ボタンで料理作るゲームなんだなと思ってプレイしたらその通りなんだけどあまりのシュールさに爆笑できるゲームです。
スコアはありません。客の評判もありません。ひたすら料理人としてあるべき料理と向き合う姿勢を感じられます。
調理を間違えた? そんな無様な料理人はこの世に必要ありませんとでも言わんばかりの即店仕舞いにはもはや潔さしか感じませんでした。
とりあえず作れ。出来は気にするな。たとえ角煮を黒のCubeオブジェクトにしたとしても……


・文系魔法使いの詠唱

みなさんは子供のころ、ゲームやアニメに出てくるかっこいい呪文を詠唱したことはないでしょうか。
こう……本を開いてザケル!!!みたいな。
そんなただの空想でしかなかったあの頃の思いが!!!ここに!!!形になった!!!!!
操作はいたってシンプルで画面上に出てくる言葉をチョイスするだけなのにあら不思議。呪文が詠唱されます、フルボイスで。
それだけでも満足なんですが、言葉ごとに属性や効果が割り当てられており、大ダメージを出すには現れては消える言葉たちを瞬時に見極め適切に選択するなど難易度も絶妙に良く、最高に子供心(厨二病)をくすぐられます。
文句なしで最高に楽しい作品です。


長くなりすぎるので全部は紹介しきれませんが、紹介したゲーム以外にもu1wでは毎回面白いゲームがたくさん投稿されます!
作者もプレイヤーもどちらも楽しめるunity1week、皆さんも是非参加してくださいね!

私も毎回ヒンヒン言いながら作品を投稿しますから!!!!! 保て体力!!


それではまた次のunity1weekにお会いしましょう。

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