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“すごい人”じゃないから安心して相談できる。

以前、とある相談者のキャリアカウンセリングをさせてもらったとき、その方から言われた一言。

「いなっちさんは、“すごい人”じゃないからこそ、安心して相談できるんです。」

最初は「disられているのかな?」とも思ったのですが…(笑)

よくよく聞いてみると、その相談者の方はこう話してくれました。

世の中で成功している人はたくさんいるけれど、みんな雲の上のような存在で、現実的で無かったり、身近で無かったり、自分とは住んでいる世界が違うと感じることがあります。
このようなキャリアカウンセリングでも、カウンセラーの方はすごい人ばかりで「自分の悩みなんて…」と萎縮してしまい、ちゃんと話せないことも。
でも、いなっちさんはSNSなどを拝見していても、ひとりの人間として悩まれているし、葛藤もされている。その中でも主体的に選択をされながら、キャリアの幅を広げられてきている。
なので、「自分ももう少し頑張れば、もう少しストレッチをかけたチャレンジをすれば、今よりも良くなれるのかな、成長できるのかな」というのをリアルにイメージできるんです。
いなっちさんが、飛び抜けて“すごい人”ではなく、私とも近い“普通の人”だからこそ、私の悩みや不安をちゃんと受け止めてくれるんだろうなと想像できて、だから安心して相談できるんです。


成功者はたくさんいます。でも、その途中の人もたくさんいます。
この相談者の方は、僕のリアルな現在進行形の生き方に共感してくれて、相談をしてみたいと思ってくれたようです。

これまでは、キャリアカウンセリングを提供する上で、キャリカウンセラー(僕)自身のキャリアや経験ついてはあまり意識していませんでした。
なぜかと言うと、カウンセラー自身のこれまでのキャリアや経験が、相談者にとって直接的には関係は無いと考えていたからです。

でも、この話を聞いて、相談者からもキャリアカウンセラーのキャリアや経験は見られているのではないかと感じました。
時には選ぶ上での判断材料や参考のひとつにもなっているのでは、と。

そう考えると、キャリアカウンセラーも、自分自身のキャリアにより自信を持って、またそれをしっかりと発信していくことで、相談者の安心にも繋がっていくのではないか、と。

相談したくなるキャリアカウンセラーになることが、選んでもらうことの第一歩かも知れません。


*INAZUMAN*

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