Takayoshi Sotani

マーケター。2023年お正月、ポッドキャストを始めてみようと思いたってしまいました。 ※ このアカウントの掲載内容は私個人の見解・見識であり、所属する団体・企業の意見を代表するものではございません。ご承知おきください。

Takayoshi Sotani

マーケター。2023年お正月、ポッドキャストを始めてみようと思いたってしまいました。 ※ このアカウントの掲載内容は私個人の見解・見識であり、所属する団体・企業の意見を代表するものではございません。ご承知おきください。

最近の記事

019 - 「ABM」を紐解いてみる

B2Bマーケティングにおける頻出用語のひとつ、ABM(アカウントベースドマーケティング)。ただ、意外とB2Bビジネス関係者の中でも理解がブレていたり、そもそも表面的にしか捉えられていなかったりする用語でもあります。そういう私もABM異端理解者の一人、かもしれませんが笑。 今回はABMの本質を「顧客別営業戦略に事業横断で取組み、LTVの総和を最大化する」アプローチ、と定義し、顧客のLTVのボリュームに応じて以下の異なる3つのアプローチに整理し、解説します。 1:1 1:f

    • 018 - 「信頼の方程式」を紐解いてみる

      仕事に限った話ではないですが、「信頼」というのは大変重要ですよね。ただ一方で「信頼」とは何か、と分解して考えることってなかなか機会がなかったりします。今回はThe Trusted Advisorで定義されている「信頼の方程式」を元に、「信頼」にまつわる自身の経験や考え方についてお話させていただきました。 詳細につきましてはぜひ原書のThe Trusted Advisor、もしくは訳書のプロフェッショナルアドバイザーをお読みいただきたいのですが、そこで紹介されている方程式は信

      • 017 - オフサイトとギブバック

        先日、オーストラリアで開催された、社内のインターナショナルオフサイトに参加してきました。私が所属する部門はオーストラリア、ニュージーランドから日本、韓国、シンガポール、インド、そしてそれ以外のたくさんのアジア太平洋マーケットを広範にカバーしていることもあり、定期的にリーダーシップメンバーが集まり、戦略の更新・共有を行う機会を大事にしています。 皆さんもこういった定期的なオフサイトミーティングを開催されているかとは思うのですが、私たちはその中で「ギブバックプログラム」という、

        • 016 - レジリエンスとリフレーミング

          仕事においては予想もしなかった事が次々と起きたりしますよね。そしてそれらは往々にして状況を困難にするものです。ですが実はそういう逆境こそが成長の機会になったりします。今回はレジリエンスとリフレーミングの重要性について考えてみました。 Podcast内では触れていないのですが、レジリエンスについて印象的な記事があったのでご紹介させていただきたいと思います。 それは2021年12月の、アリアナ ハフィントンさんの記事です。以下にリンクを貼らせていただきますが、概要としては「レジ

          014 - 脳科学視点から見たリアルイベントの重要性

          先日、EventHub社とNewsPicks Brand Design社が開催された、オンラインカンファレンスにお招きいただいたのですが、その中でイベントとROIという切り口があり、今回はそれに絡んで気ままに話してみました。 以前のエピソードでも、リアルとオンライン、それぞれのイベントの特色の違いについて、実際の結果や体験に基づいて触れさせていただいたのですが、実際に脳に対する影響にどのような違いがあるか、などが気になり、今回は色々と資料を漁ったりしながら脳科学視点で(と言

          014 - 脳科学視点から見たリアルイベントの重要性

          013 - リーダーの資質

          今回のエピソードでは今月たまたま目にした日経ビジネスの記事から想起させられた、リーダーの資質について自由気ままにお話させていただきました。 何を思ったかと言えば、よく「自分を客観的に見つめることは重要だ」と言いますが、それは実は本当は"鏡に映る"、自分にとって都合の良い自分を見ているだけで、本当の自分は、意識しないうちに写された写真の中にあったりするわけです。そういう自己認識のズレをなくすためには周りからのフィードバックこそが重要な手がかり、だったりすると思います。耳の痛い

          013 - リーダーの資質

          主な寄稿・講演等の履歴(随時更新中)

          これまでの寄稿・講演に関し、リンク先があるものをまとめてみました。 ※ イベント協賛に伴う講演や広告企画の取材については除外しております。 MarkeZine寄稿連載SalesZine(イベントレポート)データのじかん 1つの楽譜から無限の音楽が生まれるように、 データから導かれる答えも一つではない ––データにもとづくマーケティング組織対談|前編誤ったデータ至上主義に陥りつつある日本企業 久我:祖谷さんはかつてはビジネスコンサルタントとしてクライアントのデジタルビジdat

          主な寄稿・講演等の履歴(随時更新中)

          012 - 番外編: 自分を形作っている"#大切にしている教え"

          今回のエピソードでは日本経済新聞とnoteのお題「 #大切にしている教え 」について触れてみました。これまでの四半世紀近い社会人経験はもちろんのこと、学生時代や家庭での学びや教えもたくさんあるのですが、その中からこのエピソードでは前職の博報堂時代の先輩の服装でびっくりしたエピソードや、コミュニケーションの原理原則について話してみました。 さらにそれらに加え、自分にとってもっと根幹に位置すると思われる価値観・美学につながっている、中学生時代の教えについても触れています。 もし

          012 - 番外編: 自分を形作っている"#大切にしている教え"

          011 - Generative AI: 日本における期待と躊躇?!

          Generative AIについては報道を目にしない日がない程、様々な情報や議論が日々交わされていますよね。今回、アドビでもGenerative AIが企業や消費者に与える影響に関して調査を実施し、その結果が公開されましたので、その内容について触れてみました。 今回の調査は世界14ヵ国の消費者およびCX/マーケティング担当者を対象にしたもので、世代間比較や国別比較ができて大変興味深いものだったのですが、当エピソードでは特に日米両国の比較にフォーカスを絞ってみました。 報道

          011 - Generative AI: 日本における期待と躊躇?!

          010 - Adobe Summit③ それはマーケターの今後を問うイベント⁈

          Adobe Summit 2023に関わる、計4回のPodcastエピソードの締めくくりです。様々なメッセージやテクノロジーが発信されたAdobe Summit 2023を総括してみました。 過去、Adobe Summitというイベントは、マーケターやブランドがデジタルを活用してどのような顧客体験を提供すべきか、そのアウトプットのビジョンをまず発信し、それを実現するためのテクノロジーや人材について触れてきたように思います。それこそ「Marketing Beyond Mark

          010 - Adobe Summit③ それはマーケターの今後を問うイベント⁈

          009 - Adobe Summit② Day1/Day2を振り返る

          ついにAdobe Summit 2023が開幕、あとは最終日を残すのみとなりました。ここで初日・二日目の2回のキーノートやSneaks、その他のさまざまなセッションについて、アドビのエバンジェリスト、あんけい氏こと安西敬介さんをゲストにお呼びし、少しほろ酔いテンションのまま、ここまでのAdobe Summitについて振り返ってみました。 Adobe SummitはKeynoteをはじめ、オンラインでもご視聴いただけますので是非ご登録くださいませ。 https://busi

          009 - Adobe Summit② Day1/Day2を振り返る

          008 - Adobe Summit⓪ 開幕前日ラスベガス!

          いよいよAdobe Summit開幕を翌日に控えたラスベガスは非常に盛りあがってきています。私も現地ラスベガスに来て、会場を見て、そしてたくさんの参加者の方々の顔を見ていたらどんどんワクワクしてきました。その直前のラスベガスから現地レポートをお届けします。 Adobe SummitはKeynoteをはじめ、オンラインでもご視聴いただけますので是非ご登録くださいませ。 Adobe Summitのオンライン参加登録(無料)はこちらから↑ (こちらのポッドキャストは米国時間2

          008 - Adobe Summit⓪ 開幕前日ラスベガス!

          007 - 気になるキーワード② Do More with Less

          前回の気になるキーワードについてのエピソードで触れ損なってしまった、"Do More with Less"を今回は取り上げます。 今まで以上に高い生産性が求められててきいる今だからこそ、どうやって限られたリソースや予算でよりインパクトある結果を生み出せるか。そこにはやはりリーダーが果たすべき役割が大きいのではないでしょうか。 (こちらのポッドキャストは2023/3/17に公開したものです)

          007 - 気になるキーワード② Do More with Less

          006 - Adobe Summit⓪ Adobe Summitってどんなイベント?

          まもなく開幕するAdobe Summit 2023に向けて、そもそもAdobe Summitってどんなイベントなのか、について、過去の経緯から今回の見所までをインサイダーの視点からお伝えしたいと思います。 Adobe Summitのオンライン参加登録(無料)はこちらから↑ (こちらのポッドキャストは2023/3/14に公開したものです)

          006 - Adobe Summit⓪ Adobe Summitってどんなイベント?

          005 - 気になるキーワード① Data Hygiene

          前回もTALやICPというキーワードに触れましたが、仕事をしているとその時その時で注目されるキーワードってありますよね。今回は、"私"視点で気になったマーケティングの現場でのキーワードをご紹介する1回目。(まさかのシリーズ化!?) 今回は私がこのポジションに着任した4年前、グローバルチームで頻繁に取り上げられていたワード、Data Hygiene(データハイジーン)についてお話ししました。 データハイジーンは「データの品質を維持し、情報を最新かつ正確な状態にするためのプロ

          005 - 気になるキーワード① Data Hygiene

          004 - GTM戦略に迫る変化とTAL/ICPの重要性

          ここにきて、B2BエンタープライズSaaS業界のGTM戦略の方向性に大きな変化が起きているようです。主流となる発想が「growth at all costs」から「sustainable growth」に移ってきているように感じています。 このようなGTM戦略の変化はマーケティング活動にも大きな影響を与え、収益を重視したマーケティングがより一層求められるようになってきます。 そこで改めて注目されているのがTALとICPです。今回はその二つのワードに焦点を当ててお話しさせて

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