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日本の財政状況から見る今後

お疲れ様です。稲田雄也です。

今回は日本の財政現状から今後の状況についてお話ししようと思います。

まず2019年(令和元年)での財政状況になりますが、

歳出→101兆円、歳入→101兆円。

家庭と違いますので収支はゼロとなります。

ではその歳入・歳出のざっくりな内訳は

歳入
約19%→所得税
約12%→法人税
約21%→消費税
約32%→公債金  
約16%→その他(タバコ・酒etc)

歳出
約23%→国債費
約35%→社会保障費
約15%→地方交付税・交付金等
約27%→その他(教育・防衛etc)
となっています。(財務省が公開しているサイト引用)

歳入から見ると
約7割弱(所得税・法人税・消費税・その他)は税収として
お金が入ってきているのですが
約3割は、公債金=借金をしてなんとかやっている状態です。
(要は、負担を将来に先送りしている状態)

歳出を見ると
歳入の国債費(=借金)を返すために約2割を。
3割以上を社会保障費のために使っています。

社会保障費は御高齢の方のために使うのは全うな使い道なのですが

何故、借金(以降、国債と言います)を強調しているかというと

昔は国債を多用してはいなかったからです。

何故ここまで国債に依存してきたか?

バブルの崩壊・少子高齢化が伴う社会保障費の増加が原因だと言います。

現在、「日本の借金は1100兆円を超えて今も増えている」

と言われていますが、同時に

2019年(令和元年)末の家計の預金・現金残高は

1903兆円、あると言われています。
(タンス預金や銀行口座に入れられている金額)

家計金融資産の推移は右肩上がり傾向であります。

何故貯金は増えているのか?

単純明快に給料が少ないから「貯める」という行動になります。

他にも企業の貯金=内部留保と言うのですが、

この内部留保も増えていて、現在450兆円以上と言われていて

過去最高額です。

家計貯金=増加、内部留保=増加、給料=低下。

給料が低下すれば貯金をするのは当たり前なことだと思います。

ここまでが日本の現状なのですが、

ここから「今後起こり得る事」を考えていこうと思います。

9月16日に「菅内閣」が発足しましたが、

菅首相が「現状課題」として「デジタル化」を進めていくと

あり、来年には「デジタル庁」を創設すると言っています。

デジタル化のメリットとして「円滑化」とありますが、

デメリットもあり、「漏洩の危険」もあります。

個人情報の流出や仮想通貨の盗難などもあり

課題は山積みですが、デジタル化を進めていくでしょう。

最近でも「ハンコ」を無くしていこうと実験的に

行っている企業も出てきています。

政府としては、通貨をデジタル化していく事も

1つの目的だと思います。

何故なら、預金から税金として徴収したいからです。

現状、20代の60%が「貯金額ゼロ」と言われていて

車離れや実際には欲しいがマイホーム建築は経済上難しい状態であり

若年層からは税収をあまり見込めません。

となると、上記で説明した「家計資産は増えている」と

なっていますが、では誰が持っているのか?

それは、御高齢者が持っているのです。

年功序列で長く勤めれば自動的に給料は上がり、

バブル崩壊とリーマン・ショックを経験していれば

この先「何かあった時の為に」と思い

支出は抑えて保有資産を蓄えておくでしょう。

それに御高齢の方は家・車などの大きな支出はあまりないとも

思われます。

税収を増やすにも

若年層はお金を持っていない、御高齢者は支出をあまりしない。

しかも口座だけでなく「タンス預金」となると

調べることはできません。

どうやったら税収を増やせるか?

目的の1つの全ての通貨をデジタル通貨にし、政府が管理・保証すれば

個人特定の番号か何かで誰がいくら通貨を持っているかが

一目でわかるようになり、支出をしないなら

デジタル通貨の管理費などと言って手数料も取れるし

デジタル通貨に対する預金課税制度も導入してくるでしょう。

「私は現金で持っておくから」と言っても

現金は廃止され、デジタル通貨しか使えないようにもなるでしょう。

「お金」というものは姿・形を変えてきました。(最初は貝殻で次は石など。)

今、私たちが持っている「お金」は「名目貨幣」とも言います。

みんなが「これはお金だ」と決めたものということで、

「お札」は日本銀行、「硬貨」は日本国が価値を保証しているだけです。

預金課税制度だけでなく、その他の税金も上げてくると思います。
(法人税・消費税・相続税)

詳しくは分からないのですが

「自動車税」が「走行距離税」に変更しようと2018年に立案されています。

排気量ではなく、走行距離で税額が変わるというものです。

預金課税制度が施行されれば、預金するだけで税金として

減っていくなら、「投資」に使う人も増えてくると考えられます。

「老後2000万円問題」から証券口座の開設数が増えていますが、

今後はもっと「投資」が身近になってくると考えられます。

むしろ、「投資をした方がいい」ではなく「投資をしないといけない」

時代だと言えます。

「投資」や「金融」は難しいと思いますが、

金融商品を売る証券マンも最初は何も知らなかったはずです。

時間をかけて勉強し、知識を蓄え知恵に変えただけです。

確かに「時間はかかります」
だからこそ
「なら今すぐ始めないと」としか言えません。

「格差がこれからもっと拡がる」とも言われています。

一生懸命働くだけでは誰も助けてくれません。

国や会社は一生面倒なんて見ませんし

一生懸命働くなんて当たり前でその上で

「一生賢命」に働く必要性があります。

大きな時代の変化の中に私達は生きていて、生き残る必要が出てきました。

「ダーウィンの進化論」では変化に対応した生き物が生き残ると

されています。

変化に対応するために「時間を投資」するか・しないかで

自分の人生が大きく変わってきます。

どう変わるかは自分で選択することができるますし

選択できる事に感謝し、

賢く、懸命に人生を築いていきましょう。


拙い文章で大変申し訳ありませんが
有り難う御座いました。
有益な情報となれるよう、精進していきます。
有り難う御座いました。

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