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ビアンコカラーラ(白大理石)

ビアンコカラーラとは、イタリア北部に位置するトスカーナ州カッラーラを産地とする大理石の1つ。
古くから建築材や彫刻材として広く利用されており、1501〜1504年にかけて制作されたミケランジェロのダビデ像にも用いられていることで有名です。
ビアンコカラーラの「ビアンコ」とはイタリア語で「白」を意味し、現在も白大理石の代表格として各国から人気を集めています。白大理石と一口に言っても、色味や柄の表情が1つひとつ異なり、何種類かにグレード分けされているのが特徴です。
日本で最も利用されているのは、白地に灰色の網目模様があるビアンコカラーラCと呼ばれるもの。また、CDの規格品も多く輸入されています。一方、AやBに位置付けられているビアンコカラーラは、灰色の模様が少ない純白で、日本で目にすることはほとんどありません。
ビアンコカラーラにはピンホールと呼ばれる小さな穴が開いていて、雨などの水分に弱いのも特徴の1つ。湿気や経年によってシミになったり、カビが生えたりするケースもあります。定期的なメンテナンスが面倒な方は、撥水加工が施されている品を使用するのがおすすめです。

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