お祈りメールを読んだら聴く曲
もっと遠くへ / 作詞・作曲:藤巻亮太 レミオロメン
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いやまじで、何件くんねん1日で。
イラつきながら
猛烈な勢いで 削除 をタップしていた。
選考結果のお知らせ
うわきた。
え、てか、今?
とりあえず深呼吸。
大丈夫だろ。
いやちょっと面接官、顔曇ってたけど
まあ、これ以外にも受けてるし、
別にこれが第一志望ってわけじゃn
あー落ちた。
どれだけ見る前に、
自分で落ち込まない保険を
心の中でかけていようが、
あの胸の奥がスッと冷える感じは消えない慣れない。
むしろその通りになってしまったバカバカしさ。
てかこれで何通目や?
あーーーー。
なんなんなんなんなんやねーーーーーん
わかっている。
どれだけ落ちた企業の悪口を言っても、
負け惜しみなだけなのは。遠吠えなのは
謎にひとり不買運動しても、
経済市場に1ミリも影響なんてないのは。
わかっている。
人格は否定されていない。
企業と合わなかっただけ。
てかさ、面接官、機嫌悪かったくない?
たぶん昨日の夜、中2の娘に
「お父さんうざい」とか言われたんや。
そんなんこっちにぶつけてくんなやーー
はーーーーー
就活がキツいのは、
今までの甘々学生生活のなかで築かれた
「大体こんな感じやろ」ぐらいの
甘々社会的自己評価を
根本からぶっ壊されることだ。鉞とかで、
特に、変に○ーチとか関○同立とか、
ちょっと頑張れば入れる、
ある程度、就職実績もあるマンモス私立大学で、
「○命館やし大丈夫やろ」
とかおもっているやつは危ない。
今まで「学生だから」で防いでこれた
シャカイジン達からの
「身の程を知れ」攻撃が
就活生の次の企業へのESを書く意欲さえもへし折る。
あー。
もう就活辞めたい。
もう何もしたくない。
呟いて、低い天井を見上げた時、
バックグラウンドで流していた音楽アプリが
次の曲を流し始めた。
たった一度生まれてきた奇跡は計り知れない
だから だからこそ怖いのかも知れない
レールに乗っかるのも 無限に広がる自由も
そうやんな。後悔したくないしな。
だって人生、就活・結婚・出産で決まるっていうやん。
今レールぶっ走ってるけど、ほんまそれやわ。
いつも聞き流してるのに、
なぜか歌詞がスッと入ってきた。
ありのまま生きようとして 傷つくだけの日々
わかる。わかるぞ藤巻ーーーー!(さん。な)
なんだこれ。わかりみが深すぎる。
藤巻が就活生の時書いたんか!(さん。な)
本当に就活生の時に書いたのか調べてみると、
もちろん違った。(そらな。)
この曲は2008年に行われた北京オリンピックで、
フジテレビ系の中継番組で
使用されていた応援ソングであり、
オリンピックを盛り上げるテーマ曲として作られた。のだそう。
え、マジか。
就活生がありのままの自分を
面接で表現しようとして、
滑って落ち込むのを
書いたんやとおもった。(んなわけあるか)
てか、北京オリンピックとか、
足跡の花火CGやったんしか覚えてないわ
(いやなんで。いろいろ失礼すぎるしちょっとだまれ)
何度だってやり直せる
だけど今は二度とこない
そやねん。今年ダメでもまあ、一応やり直せるけど
新卒は今年だけやねん!
いやこれ、絶対、就活の曲やろ。
え、ちゃうの。
心の奥の手付かずの場所
踏み込めば痛くて涙も落ちるけど
進んでいくのさ 時代のせいや
誰かのせいにするくらいなら
あれやん。自己分析でめっちゃバックグラウンドとか
振り返って、渾身のES書いたのに
添削とかで否定された時の気持ちやん!
そやんな。進まなな。
表現し続けるんだ。ありのままを
うん。
きっと答えは一つじゃないさ
あらゆる全力を尽くしていくのさ
もっと遠くへ
うん。
ありがとう藤巻。頑張るわ、
あーーー。
ES書こ。
就活生。緊張したら、深呼吸やで。