【読書感想文・誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方(今井 孝 著)】手助けも結果にフォーカスしない
Audibleで「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方」を聴きました。
本書を聴いたきっかけは、もちろん稼ぐ人のマインドを知るためでした。しかし、結果として今の「子育て」についてヒントをもらいました。結局、人との接し方がうまく行くと「お金という形で返ってくることがある」ということなのだと思いました。
本書で学んだことは、
人をサポートする時、その人のだす成果にはフォーカスせず、その成果に「向かい続けるマインド・環境の構築」にフォーカスしよう
ということです。
今年も自分の娘のエレクトーンのコンサートが近づいてきました。コンクールや発表会ごとに弾く曲の難易度が上がっていきます。もちろん、娘が一番大変です。その技術を習得して、本番で成功するために必死になって頑張っています。もう一人大変なのは、妻。まだ低学年だからなのか、教室には妻もついて行くシステムで先生の教えを家で実践する日々です。この習い事はもう「娘の」ではなく、「娘と妻の共同作業」といった感じです。
この時期は特にピリピリして、自分にもその空気に影響されていました。自分ではそう思っておらず、本書を読んで気づいたので、まだまだだなと思った次第です。
本書で気づくまでは、娘に「妻の指導について行く」ように鼓舞していました。娘は自分に似て元々ネガティブ思考。このような時期だと余計にそうなります。それを払拭させようと半ば躍起になってました。家族の中で自分がそうなることの悪い部分を知っていると思うので。
だけど、先述の学びからわかったことは、とにかく娘に「満足度」を与えること。そして、イライラを許容する空間を作ることでした。
昨日は、娘がピリピリして、ご飯の盛り付けを手伝いたいと言い出したのですが、風呂上がりでタオルを巻いていたので、「火が移ると火傷をするよ」「お皿が熱いからこう持つといいよ」など言うと、ピリピリが増幅されて文句を言ったので、自分もイラッとしてしまい、声を少し荒げてしまいました。
そらピリピリ状態で小言を言われたら文句も言うよな、と後で反省し、本書を聴いて余計、娘のそのままを許容する空間を作らなければ、と思った次第です。
コンクールまで残り短いですが、自分は娘と妻の満足度をあげるサポートをしたいな、と思いました。
どんなサービスを提供したとしても、究極的には結果を出すのは被提供者です。なので、サービスの提供者はそれを手助けするしかできません。その結果のための努力を継続させる環境・マインドづくり、それがサービスというものなのだと本書で確認できました。
少し本書の内容とずれましたが、お金を生み出すことというのは、今やっている手助けなどと大きくは変わらない、そう思わせてくれる良書でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。