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【孫子】チームでひとつの名将を作ろう!【最高の戦略教科書 孫子 守屋淳著】

今回の一言はこちら(P193(守屋淳著「最高の戦略教科書 孫子」日本経済新聞出版、2014))

将とは、智、信、仁、勇、厳なり

意味は、

名将の器量とは、智謀、信義、仁慈、勇気、威厳である。

(P193(守屋淳著「最高の戦略教科書 孫子」日本経済新聞出版、2014))


上に書いてある2、3、4番目が、「内向きの(自分のチームをまとめるための)器量」、残り二つが「外向き(敵に勝つため)の器量」になります。

この辺りを読んで、筆者の説明通り

○ 自分のチームをまとめる器量が多い

ということが印象的でした。また、筆者の

○ この5つの条件を高いレベルでバランス良く持ち合わせ、かついずれか一つが突出してはいけない

と説明しています。その理由も孫子の格言(P198)にあります。


この部分における、現代の解決策を、筆者はこう述べています。

チームとして完備する

(P196(守屋淳著「最高の戦略教科書 孫子」日本経済新聞出版、2014))


ここでストンと腑に落ちました。


全てを兼ね備えている人は本当にごく少数だと思います。正直自分は出会ったことがありません。自分を省みても、ない能力が目立ちます。

自分の考えでは、現代においては組織自体を「ひとりの人」と見立て「有機的なシステム」を構築してこれを実現するのがひとつの道かと思いました。

要するに「お互いがお互いの足りない部分を補い合う」ということです。

現代は情報そのものが多いので、組織としての行動を決定・制御するには一人の脳みそでは追いつかないところがあります。

ですので、チーム内全ての人間が「自分もリーダーの一人で、自分の脳みそもチームの意思決定に大きく貢献している」という意識を持つことが重要になります。

そうすれば、自分のチームであれば、組織の命運を上司や自分の頭脳だけに委ねることにならないし、上司が定年になっても組織運営は、欠けた部分を補うように自己増殖すると思うのです。

なので、結局辿り着くところは、

学生が自走できるような組織づくり

となって、自分のビジョンにガチッと当てはまるのでした。


ということは、孫子を熟知することが、自分のビジョン達成に非常に有益だということであって、このまま読み進めることに間違いはなかろうと思った次第です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。



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