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【読書感想文・JKインドで常識ぶっ壊される(熊谷はるか 著)】四十路でも共感。
Audibleで「JKインドで常識ぶっ壊される」を聴きました。
まず、本書の感想。
めちゃくちゃいい!
女子高生目線から見たインド、というか日本の(若い世代の?)常識目線から見たインドが非常にストレートに書かれていたように感じます。インドの
習慣
身分とか人種とか
食習慣
貧困
などなど、筆者目線からインドの状況を、筆者の感情と共に伝えてくれています。
今いる自分の周りの常識が世界の常識とほとんど変わらないと思っていて、それがぶっ壊されたけど、今までの常識と新たな常識が混ざり合って、自分の感覚が磨かれていく
そんな様子が見てとれました。
本書を読んでいて感じたのが、筆者およびそのご家族(特にお母さま?)の行動力の高さにまず驚きました。「肝が据わった」といえばそうかもしれませんが、インドという、文化も習慣も全く違う国で、インターナショナルスクールに入るなりクラブ活動を始める、NGOのイベントに参加する、ボランティア活動をする、などの記載があります。
筆者らのこれらの行動がもたらした経験なのだ、と強く感じました。やはり高い行動力があるに越したことはない、そう思った次第です。
本書を読んで特に強く思ったこと、それは「ボランティアなど社会貢献の重要性」です。他者にとっても、自分にとっても重要と思いました。
本書を読んでふと思ったのが、なぜか「少子化問題」。
自分は今2人の子供がいますが、3人目はどうも経済的、時間的余裕がなさすぎて、今のところ現実的でないように思います。(色々なご意見もあるかと思いますが)
自分の家族だけ考えれば一人子供を増やせるかどうか、ということしか考えられませんが、他者貢献を考えると、間接的にこの問題に関与できるのかな、と直感しました。しかも、一人ではなく、共感できる人たちが集まってやれば、一人の力が小さくても大きな力にできるかもな。そんな当たり前なことが本書を読んでストンと落ちてきたのです。
社会にはいろんな課題があり、解決のアプローチも色々あると思います。ないのは、人の手かもな、と思いました。
ドラゴンボールの元気玉ではないですが、自分の力をすこしでも輪の外に出すことで、社会は変わってくれるのではないか、本書を読んでそのように感じた次第です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。