【読書感想文・ バビロンの大富豪】蓄財と自己成長の鉄則は同じと気づく
Audibleで「バビロンの大富豪」を聴きました。
こちらの本、リベ大でおすすめされており、Audibleでちょうど聴き放題になっていましたので聴きかました。
こちらの本で、おそらく最も有名な蓄財術の一つが、
○ 稼ぎの1割を自分のものとしてとっておき、そのお金に働いてもらって財産を増やす
というものです。これを「実践するだけ」で貯金もできて、投資もできる、ということなのですが、これを愚直にやることの大変さ、重要性をこの本で学んだ気がします。
古代バビロンを舞台にした物語風になっており、また発刊が100年近く前?なので、現代のつみたてNISAとか、投資信託とかそういうものは具体的に出てきませんが、「健全な富の蓄え方」みたいなものを非常にわかりやすく学ことができます。この本から
○ 誰でも富は得られる
○ 富は幸福を支えてくれる道具である
○ 富を得ること自体を目的にしては、健全な蓄財はできない
ということがわかります。
こちらの本は、
「大富豪になる一朝一夕の方法はなく、愚直な蓄財とその蓄えた財に働かせることが唯一の方法だ」
と説いているように感じました。
個人的に響いたところは、
「借金地獄に陥って奴隷になった人がその借金を返し、財産を築く物語」
の部分です。本書の後半部分だったと記憶しています。その物語の中で、やっと誠実に自分を見つめ直した(その物語部分の)主人公が
○ これまで借金を返済しなかったことを債権者(複数)に謝罪し
○ 自分の稼ぎの2割を債権者に対し毎月均等に返済することを約束し、
○ 自分は稼ぎの7割で生活をし
○ 残りの1割分を蓄財する
ということを愚直に続け、最後には借金返済し、さらには貯金で投資などを行い富を得た、という最後が描かれていました。
この話を聴いてピンときたことがあります。それは、自己成長に対する「時間の割り振り」にとても似ている、ということです。1日は24時間。限りがあります。そして、その24時間を100%有効に使える配分は、自分はこんな感じです。
○ 睡眠6〜6.5時間(25%程度)
○ 仕事9〜11時間(通勤含む40〜50%)
○ 育児家事5時間程度(20%程度)
○ 自己成長1〜2時間(10〜15%強)
蓄財を2割に増やして生活費を6割にしたり、借金返済を減らしたりすると、おそらく問題が起こります。
それと同じで、今この時間配分を崩すと、仕事のやり残しが出たり、家庭に時間を割けなくなって家庭内の雰囲気が悪くなったり、はたまた、睡眠時間を削るハメになり全体的なパフォーマンスが落ちたり、という事態になるでしょう。
今の能力の負の部分を見るのではなく、とにかく1日1〜2時間の自分で使える時間で自己成長のための行動をすることで、自分の能力を「蓄財」していくしかない。つまり
簡単に現状を打破できる、劇的に変化させられる手段などない
と言われているような気がしました。
本書で、「愚直に続けることの大切さ」が一番の収穫かと思います。
ジェームスクリア式と大いに共通する内容と思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!