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「カッコいい」のは、誇りをもって生きているから。

先日、フジテレビで放送された「LOVE LOVE あいしてる」の最終回を観ていました。

正直僕は、「LOVE LOVE あいしてる」のレギュラー放送をリアルタイムで観たことはなく、その後に始まった「堂本兄弟」しか知りませんでした。

「昔は、吉田拓郎も出てたんだー!まぁ、堂本兄弟好きだったから、今回も観てみるか!」

そんな軽い気持ちで、番組を観ていました。

「堂本兄弟」の前身番組だっただけに、演出はよく似ていたのですが、「堂本兄弟」のバラエティらしさを抑え、カッコよさを際立せていました。

オープニングでLOVE LOVE ALL STARSの演奏で「全部抱きしめて」を歌唱。

サビでは、木村拓哉が歌いながら登場。

歌い終わって、光一くんがゲスト紹介。

もう、このオープニングだけで、ものすごくカッコいいのですが、その後の演奏もカッコいい名場面ばかりです。

特にKinKi Kidsの「硝子の少年」では、木村拓哉、生田斗真、風間俊介がバックダンサーとして参加し、その姿に胸を打たれました。

他の人の曲にダンスで参加するという感じではなく、全員が自分らにしかできない「硝子の少年」を作っていて、何度でも見たいと思いました。

僕が感動したのは、歌声、演奏、ダンスだけではありません。

その誰もが、自分のやっていることに誇りを持っていて、その姿に感動したのです。

それぞれの役割があって、それぞれのやり方があって、それぞれの技術があって、それが綺麗に合わさって、大きな作品となっていました。

もちろん、それぞれを見るだけでも楽しめますが、これらがすべて重なることで、より綺麗な景色となります。

その景色をお茶の間で見られるのは、これが最後なんだ。

そう考えると、「LOVE  LOVE あいしてる」の最終回が、急に寂しくなりました。

放送終了時間にかけて、僕はこんなことを思いました。

自分に誇りを持たなくなったのは、いつからだろうか。

たとえ自信がなくても、自分のやっていること、考えていることに誇りを持って、誰かに伝えられていたはずなのに、今では、それを伝える事すら、怖くなってきました。

誰かに批判されることを怖がるぐらいなら、誰にも何も言わせないほどの努力をした方が、良いに決まっています。

結果的に、それが最も誇りを持てますし、批判をパワーに変えることもできます。

そんなことを教えてくれた、「LOVE  LOVE あいしてる」の最終回は、僕にとって、忘れられないテレビ番組の一つになりそうです。

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稲本稲三
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