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部活の持続可能性 〜部活動地域移行編No.3

みなさん、いかがお過ごしでしょうか!?
私はいつも、読書を主軸に色々書いています。
↓↓↓

今回は、「温故知新」(おんこちしん)シリーズ。
・古く(以前)からあるものを形骸化させず、いかにして現代の人々へ適用させていくのか、
・改めてその団体の意義を感じ、みんなで楽しむことができるのか、

ということを私自身のテーマにして取り組んでいる
・自治会活動
・PTA活動
・部活動地域移行

についてご紹介しております。

今回は、部活動地域移行編です。
古くからある「部活動」を未来の形(あるべき姿)へバージョンアップするプロセスをお伝えしていきたいと考えます。



子どもの学びを保障する、新しいかたち

部活の持続可能性

前回#2では、
「そもそも部活動とは、学校の先生のやらなければならない仕事なのか?」という点を考えました。

要するに、
「学校の仕事ではあるが、 ”必ずしも” 先生がやらなければならないものではない」
と文部科学省は言っているという内容でした。

そして、そんな現状を突破するために現在全国的に導入が検討、進められるのが『部活動地域移行』だということをお伝えしました。

部活動地域移行とは?

『部活動地域移行』とは、「持続可能性を高めるものだ」と前々回・前回で書きました。
では、具体的に
「何をもって持続可能性を高めるのか?」
という点について、今回いよいよ触れていきたいと思います。

前回の話から、
「どうやら、部活動は "必ずしも" 学校の先生がやらなくてもいいようだ」
ということが見えてきました。

これはつまり、
地域がこの役割を担うことで、この先の持続可能性を担保できないか?」
という議論が生じ、それが『部活動地域移行』だということです。

部活動地域に担ってもらう(移行する)ことで、この先の子どもたちの学びの場を保障していこうという考え方です。

なぜ部活動地域移行なのか?

部活動地域移行により、解決したい課題が大きく2つあると私は認識しています。
一つは子どもたち目線、もう一つは先生たち目線のものです。

  1. 子どもたちの学びの場/居場所の確保 〜子どもたち目線

  2. 先生たちの働き方改革 〜先生たち目線

1は、私の娘が所属する吹奏楽部が現状5名しかいないということを念頭に置くと考えやすいかもしれません。

現在多くの部活が抱える課題が、「人集め」だと思います。
要するに、一つの学校内では、もう十分な子どもの数を集めることが困難になっているということです。
背景には
少子化、つまり、在校する子どもの数の減少に加え、
情報の多様化による子どもたちのスポーツ・文化に対する認識(興味・関心)の多様・複雑化
があるものと個人的には考えています。

これまで学校単位での部活動の連合が行われてきましたが、そこまでしてもなお、
「部活動を学校の先生が維持させていく働きをしなければならないのか」
ということに対して、疑問を持たなければならないと考えています。

地域にはすでに、大人のクラブチームや子どものユースチームなど既存リソースを持っている場合がありますから、これらをうまく活用することで、部活動を維持するというよりも、子どもたちの学びの場を維持するという本質部分を確保できる可能性が高まります。

2は、現状の多くの学校の先生の苦悩です。
「定額働かせ放題」と揶揄されるように、 ”ほぼ無い” と言っていい残業代により、平気で過労死ラインを超えて働いている方々が大勢いるのが現状です。
そんな情報が蔓延し、今ではすっかり担い手(先生のなり手)不足に陥っています。
社会全体で人手不足が叫ばれる中、ブラックな仕事環境が明らかになれば、当然なりたいと思う人が減っていきます。
部活動が先生の手を離れれば、本来の業務である「授業」などにもっと力を入れることができ、少しは早く帰ることができる、ホワイトな職場づくりの一つの切り札になると考えています。

このホワイトな職場づくりは、巡り巡って子どもたちのためになります。
雑務から離れ、先生は子どもたちと向き合う本業に専念することができるのですから!

ということで、
・1は、部活動(放課後・休日活動)の持続可能性を
・2は、学校活動そのものの持続可能性を
それぞれ高められる可能性があることを書きました。

むすびに

ヤバい汗
今回は前回よりも書きすぎた・・・
すでに2,000字を超えてますので、この辺にしておきますw

今回は、
「なぜ部活動地域移行が、部活動の持続可能性を高めることになるのか?」
という点と
「部活動地域移行が、部活動以外にも持続可能性効果がある可能性」
について書きました。

次回は、改めて部活動地域移行のメリット/デメリットについて見つめてみたいと思います。
(今回は、良いところだけピックアップしたので・・・汗)
メリデメを比較することで、今後の課題もまた見えてくるものと思います!


今回も、ご覧いただき誠にありがとうございました!

※今日のヘッダーは、ななみみLJKさんの作品を使わせていただきました!ありがとうございました!!

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