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活動存続の切り札 〜部活動地域移行編No.2

みなさん、いかがお過ごしでしょうか!?
私はいつも、読書を主軸に色々書いています。
↓↓↓

今回は、「温故知新」(おんこちしん)シリーズ。
・古く(以前)からあるものを形骸化させず、いかにして現代の人々へ適用させていくのか、
・改めてその団体の意義を感じ、みんなで楽しむことができるのか、

ということを私自身のテーマにして取り組んでいる
・自治会活動
・PTA活動
・部活動地域移行

についてご紹介しております。

今回は、部活動地域移行編です。
古くからある「部活動」を未来の形(あるべき姿)へバージョンアップするプロセスをお伝えしていきたいと考えます。



子どもたちの学びの場を守る!

部活の未来

前回#1では、私の娘(中2次女)が所属する部活動、吹奏楽部の現状について書きました。

要するに、3年生が卒部し現在部員数が総勢5名ということで、吹奏楽活動として、部活動として、存続が非常に厳しい人数の中で始まったという内容です。

そして、そんな現状を突破するために現在全国的に導入が検討、進められるのが『部活動地域移行』だということをお伝えしました。

部活動地域移行 〜その前提認識

『部活動地域移行』とは、「持続可能性を高めるものだ」と前回書きました。
では、具体的に
「何をもって持続可能性を高めるのか?」
という点について、触れていきたいとは思いますが、まずはこれを論じる前に、前提として持っておかなければならないことがあります。

それは、
「部活動は、そもそも学校の “先生” がやらなければならない仕事ではない」
ということです。

賛否両論あろうかとは思いますが、実は法律上、部活動は”教員の仕事”として義務付けされているわけではないということができます。
ただし、”学校の仕事ではある”ということは明らかなようですので、
「じゃあ結局、教員の仕事じゃないか!」
「教員がやらないと、結局だれもやる人がいないじゃないか!」

ということになるため、法律面と実態面の乖離があるという意味で賛否両論と書きました。

一応文部科学省では、部活動を
「学校の業務ではあるが、必ずしも教員が担う必要のない業務」
として位置付けています。

ちなみにこの位置付けは、

  • 児童生徒の休み時間の対応

  • 校内清掃

も同じです。

「えっ、嘘でしょ・・・」
「じゃあ、実際その時子どもたちはだれがみるの・・・?」
という感想を持った方も多いと思います。

実態としては、学校の先生 ”だけ” がその場にいる訳だし、先生の代わりになるためにその時間に誰かがわざわざ来るわけではないため、 ”結果として先生がやるしかない” わけです。
ですから、部活動も結局同じ理屈で、 ”結果として先生がやる” という歴史が長らく続いてきました。

一方で、部活動を担当する先生には、ほんのわずかな、スズメの涙にもならない手当が出ていると認識しています。
ですから、
「手当が出ているのだから、それは仕事だろ!」
「仕事だから、手当が出ているんだろ!」
という意見も出てくるわけです。

むすびに

さて、すでに全体で1,500字を超えてしまいました。
大変長くなってきたので、いったんこの辺で切りたいと思います。

結果として今回は、『部活動地域移行』をするにあたり、
「部活動を地域へ移行させることができるのか? それはどういうことか?」
ということをお話しする前提として、
「そもそも部活動は、これまで ”必ずしも” 学校の先生の仕事ではなかった」
という点に触れました。

ということで次回は、

  • 部活動の持続可能性を高めるためにどうしていくのか?

  • その手段が『部活動地域移行』である。

という点について触れていく予定です。


今回も、ご覧いただき誠にありがとうございました!

※今日のヘッダーは、聴き屋のくみさんの作品を使わせていただきました!ありがとうございました!!

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いなかのまどから
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