井中蛙の映画感想56! 2024/6/22(土) 【魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁】
【魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁】
鑑賞日:2024/6/22(土)
視聴方法:アマプラ(東映オンデマンド)
スペスク予習のために加入した東映オンデマンドが2ヶ月間は月額99円のキャンペーン料金なので、この感想noteの対象にしてないVシネマ等も含めていろいろ今のうちに消化中です。
マジレンジャーは過去に2回全話視聴していてこの劇場版も何度か観てるんだけど、前回の全話視聴(2~3年前の東映公式YouTube配信)の時にこの劇場版の配信が無かったので、あらためて観たいリストにずっと入ってたところ、サブスクに加入したタイミングでようやく視聴できた。本編の時系列に組み込まれた作品なのでできるだけTV版の視聴とセットで観た方がいい映画なんだけど、結局数年空けての鑑賞になっちゃった。あらためて語りたいことがめちゃくちゃある感じではないけど以下感想箇条書き。
・冒頭のサッカーシーンでレッド以外の小津兄妹がレギュラーキャラの人間関係をおさらいしてくれるところは、めっちゃ説明台詞感丸出しではあるものの、上述の通りこの映画単体で久々に視聴する立場としてはざっくり復習できて助かった感がある。
・戦隊の夏映画は過去に何作か感想noteで取り上げてるけど、「2クール目あたりでキャラに思い入れが出来てきた頃に、満を時してみんなの活躍をスクリーンで観られる」「30~40分の短時間に圧縮された王道活劇とレギュラーキャラ達の活躍」というシリーズ定番の面白さはやはり本作もきちんと抑えているのが良かったです。(というか厳密には俺にとって人生で最初に観た戦隊の夏映画がこれなのだが)
・ゲストヒロインが出てこずにTV版準レギュラーキャラの山崎さんとレッドの関係を深掘りするというアプローチは前年のデカレン等とはまた違った趣があって良い。(まあ山崎さんの登場回数自体は本編中ではそんなに多く無いのだが)
・上述のコンセプトゆえゲストキャストは曽我町子さんと敵怪人の声の檜山修之さんくらいなんだけど、お二人とも短時間で印象に残る熱演を見せてくれてそれもいい感じ。
・敵にさらわれて結婚させられそうになるヒロインを助けにいくぞ!というコテコテな王道ストーリーが気持ち良すぎるし、向こう見ずな魁を支える兄姉たちとの絆もしっかり描写されてるし、お母さんの回想・ウルザードとの対決・マジトピアの情景・山崎さんがマジレッドの正体に気づく描写等TVシリーズとの設定的な繋がりも組み込まれているし、加えてセイントカイザーみたいな映画オリジナルの目玉要素もきっちり盛り込んできているので、やはり初見の人にはTV版のメーミィ編を視聴してるあたりでこの映画も抑えておいて欲しいところ。
・制服+ウェディングドレス2パターンと、山﨑さん役の平田薫さんのいろんな可愛い姿を見られるのもナイス。
・この年は高岩成二さんがライダーじゃなくてマジレッドを演じてるんだけど、お姫様抱っこシーンのマッシブさとかをあらためて見ると山崎さんじゃなくても惚れる。
・途中のマジシャイン変身シーン、夏だからか周りにめっちゃ虫飛んでない?
・エンディング、黄色の腰が思ったより黄色の腰だった。
【余談】
最初にマジレン全話視聴をしたのは2006年ごろだったけど、当時はデカレンを観てなかったので「マジレンvsデカレン」は未視聴なんだけど、最近両方を履修した状態になった上で東映オンデマンドに入ったのでようやく観られるぞ。
あとギャバンの感想の時に「東映オンデマンドに響鬼の劇場版が入ってない」って書いたけどよくよく探してみたらあった。(何故かタイトルが「ヒビキ」とカタカナ表記になってるので検索結果に引っかかってなかった)ちょうど公式配信も桐矢編に入ったあたりだし、マジレンジャーとは奇遇にも同時上映だったので、このタイミングで観ときたいな。
【さらに完全な余談】
「ヒロインは変身後のヒーローに惚れてるけど変身前の主人公のことは恋愛対象とは意識しておらず、同一人物とも気づいてない」という設定を見るとラッキーマンとかニャンダーかめんを思い出しちゃうんだけど、これ割とありがちな設定パターンなのか、そうであるなら元祖となる作品はなんなのかが地味に気になっている。