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vol.4 「学生症候群」 タイムマネジメント

人生を豊かにするため、仕事で活躍するため、実践で使えるタイムマネジメントのノウハウをご紹介していきたいと思います。

今回は「学生症候群」について説明していきます。


プロジェクト管理で有名な法則の1つに「学生症候群」があります。

この概念はプロジェクトマネージャーの基本知識として出題されるだけでなく、普段の仕事にも応用できる考え方です。

学生症候群とは締め切り直前まで作業を開始せず、締め切り間際になって作業を開始する傾向のことで、学生が締め切りギリギリまで宿題を始めないことになぞらえて、「作業の開始時期を遅らせてしまう」心理的特性を、学生症候群と呼びます。

科学者のエリヤフ・ゴールドラットが名付けた名前です。著書「クリティカルチェーン」で、スケジュールに大幅な余裕があるにも関わらずプロジェクトが遅延する原因として初めて「学生症候群」という言葉が用いられました。

学生症候群のイメージ

学生症候群

タイムマネジメントができない人

青色の点線をご覧ください。

納期(デッドライン)が近づいてから焦って仕事を開始しますが、納期が近づくにつれて、負荷は強くなっていきます。心の余裕はなく、納期に間に合わせようと大きくプレッシャーがかかります。

こんな時にイレギュラーなことが起きると更にプレッシャーが強まり、作業効率が大きく低下します。そして納期に間に合わなくなり、仕事がいつも期限を間に合わない人になってしまいます。

タイムマネジメントができる人

緑色のラインをご覧ください。

プロジェクトが開始したタイミングで作業に取り掛かっています。青色の点線の人とくらべても負荷が少なく済んでいます。仮にイレギュラーな問題が発生したとしても冷静に対応できるでしょう。余裕があることで、効率の良い作業ができタイムマネジメントを上手にできる人になれます。

まとめ

納期間近には負荷が強くなりますので、緊急ではなくても重要なことは計画的に優先順位をつけて行いましょう。前回ご紹介したアイゼンハワーの法則も是非参考にしてみてください。

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