【田舎エッセイ】イグミネーションを飾ろう。
はじめまして、
"田舎にひそんだシティボーイ"でございます。
引っ越して丁度1年が経った2023年の11月某日、"町内会"をさらに細かくした"班会"とゆう、いわゆる小規模な自治会に参加したときのこと。
配られた議事進行のレジメに目を通す。
1、移住者の紹介
2、ゴミ捨てについて
3、クリスマス会について
4、イグミネーションの飾り付けについて
!?クリスマス会
去年は目にしていないはずの"クリスマス会"とゆう文字。
!?イグミネーション
移住してきてから方言の関係で若干、言葉の違いを感じることがあったが、これはもしかしてそれか!
はたまた、知らない言葉か!
はたまた、誤字か!
とりあえず、議事の進行に身をゆだねる。
1、2、の議題が終わりついに3、の議題。
「え〜続いて、今年のクリスマス会についてですが、昨年もやらなかったんですが、コロナもだいぶ落ち着いてきたとゆうことで、今年は是非やろうかなーと思うんですが皆んなどうだろう!」と進行のおじいちゃん
「意義な〜し!」
と他のおじいちゃんたち
「え〜、じゃあ今年はコロナでやってなかったので、3年ぶりに開催するとゆうことで、進めたいと思うんだが、わし、一度プレゼント交換ってモノをやってみたいんだがどうだろう!」
と進行のおじいちゃん
「意義な〜し!」
と他のおじいちゃんたち
か、可愛いな。
今まで関わっていて、分かってはいたのだが、この班のおじいちゃんたちはみんな、随時可愛い。
「え〜、では日程は○日でクリスマス会が17:00〜なので15:00〜くらいから集まって“イルミネーション"を飾ろうと思うんだが良いかね!」
と進行のおじいちゃん
「意義な〜し!」
と他のおじいちゃんたち
そうだ、おじいちゃんたちの可愛さに気を取られて忘れていたがこれが気になっていたんだ。
はっきり、さっき、進行のおじいちゃんが「イルミネーション」と言っていた。
とゆうことで"イグミネーション"は"イルミネーション"の誤りだった。
誤りがあるのも仕方ない、誰にでもミスはある。
そもそも、75のおじいちゃんが自分でパソコンでレジメを作って印刷して持って来てるんだからそんなこともあるさ。
そんなこんなでクリスマス会当日は、会の2時間前におじいちゃんたちと皆んなで公民館にイルミネーションを飾って、無事イルミネーションの暖かい灯に囲まれた中でクリスマス会が開催された。
もちろん、念願のプレゼント交換も。
こうゆうイベントには、おじいちゃんたちの奥様たちも準備から参加して、小学生以下の子供たちもちらほら。班の住人が一堂に会する。
みんなでお酒を飲んで、みんなでご飯を食べて、子供たちの可愛い声も聞こえて、物凄く楽しい思い出になった。
都会からの移住者でも快く受け入れてくれるのは1年間暮らしていて分かっていたが、こうゆう集まりが、改めて"受け入れてもらえてるんだ"と再確認させてくれる。
この街のクリスマス会を守りたいなあと思う。
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その数日後、年末の回覧板に連絡の紙が1枚。
『イグミネーションの片付けについて』
ん!イグミネーション!
今年の11月の班会でもレジメには『イグミネーションの飾り付けについて』と記されていた。
永遠を"とわ"と読むように、
地球を"ほし"と読むように、
イグミネーションは"イルミネーション"なのだ。
さあ、今年もイルミネーションを飾ろう。