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【田舎エッセイ】俺はまだまだチキンライスでいいや


はじめまして、
"田舎にひそんだシティボーイ"でございます。

田舎に引っ越して、都会との違いの1つに季節の感じ方の差がある。

都会にいると、チェーン店のメニューや駅ビルの広告や飾り付けなどのキャンペーンで季節を感じる。
季節を屋内にいても感じることができる。
都会にいると四季だけではなく、バレンタイン、花見、ハロウィン、クリスマスといったイベントがそこらじゅうで行われていて季節を感じる機会が細かくて多い。

一方田舎では気温や植物の発育が季節を感じる主な媒体になる。
もうすぐ芋を植える時期だね〜、もうトマト採れるね〜、もうすぐ田植えの時期だね〜、稲刈りの時期だね〜なんて具合に。
こちらは、自然と触れ合わないと感じることが出来ない。

この差が綺麗に対照的で面白い発見だった。

そんなことを思いながら、この記事を書いている。
今日はクリスマス。

我が家には子供がいるのでクリスマスパーティーは毎年必ず、なるべく楽しく行う。
田舎暮らしで、またまだ収入が多いわけではないので贅沢なディナーに行ったり、旅行に行ったりは夢のまた夢だ。

家で行うクリスマスパーティの準備で、妻と一緒に子供達のプレゼントを用意したり、飾り付けをたりした。
ディナーの準備としてはクリスマスケーキを手作りして、スーパーで買った鶏もも肉焼いたりする予定だ。

なるべく安く、でも美味しい、楽しい、クリスマス感のある料理を出せるように心がけている。

もちろん家でのクリスマスパーティのときにはBGMにクリスマスソングが欠かせない。

子供達のお気に入りは「真っ赤なお鼻の〜」から始まる往年の名曲だ。

一方、僕のお気に入りはというと"浜田雅功と槇原敬之"の「チキンライス」だ。
(まだこの曲を知らない人は是非一度、クリスマスが終わってしまう前に聴いていただきたい。)
この曲を聴くと都会のクリスマスの情景がセピア色になって暖かく心の中に思い起こされる。

今の家は街灯もほとんどないような田舎町の中なので「チキンライス」の歌詞の
「街はにぎやかお祭り騒ぎ〜」
のようにはいかないし、
豪勢なこともできるような身分ではないので
「でかいケーキもってこい」
「七面鳥もってこい」
とはいかないが、
いつか家族と一緒に、立派なホテルで、豪勢なディナーを前に
「俺はまだまだチキンライスでいいや〜」
と、ぼやいてみたいなあ。

今日はクリスマス。

#田舎にひそんだシティボーイ
#いなひそ

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