近況報告　躁鬱で困ること

お久しぶりです。
また、たくさんの花が咲き始める季節になりつつあります。

しかし私は、春だと言うのにあまり気分がよろしくないのです。

ここ２、３年のところは私の双極性障害も比較的安定しており緩やかに上下の波はあったものの、まあ割と普通に生活できておりこのまま寛解するかと期待していたのですが。
困ったことに２月の中旬から久しぶりに強い鬱状態に陥っていました。

原因としては、もうずっと常用している炭酸リチウムという薬（電池みたいですね。電池と呼んでいる人もいますが）の副作用で口渇がひどいため、ここ数ヶ月減薬してもらっていたのですが。てきめんに精神状態の波が悪くなったみたいです。
ここ２、３週間で元の量に戻したところ、体調は良くなってきたように感じています。

今回の鬱状態は、睡眠時間が長くなっていろんなことに対して意欲が落ちるだけでなく、他の鬱の方と同様に「落ち込む原因が全く無いのにもかかわらず気が滅入って滅入って仕方ない」というありがちな症状が出て、正直けっこう辛かったです。（今まで私は鬱状態になっても気分の低下はあまりなかった方だったので）

今回、久しぶりに鬱状態になって気づいたのは「躁鬱の波がめぐると好きだった物や人が鬱陶しく感じられる」、ということです。
例えば去年からずっと、私は写真を撮ることが好きになって特に花を撮るのが大好きになっていた、はずなのですが。
それが、鬱状態が始まると生花がなんとなく苦手になってしまったのです。
ここ一年くらいは、外出したら必ず花屋に立ち寄ってできるだけ部屋に生花を飾るようにしていました。
それが、できなくなってしまって。
いままで、生花の生き生きした感じが大好きだったのに、なんか生生しく感じられて苦しくなってきたのです。
なぜか、ドライフラワーにすると苦手な感じがなくなるので、最近ではずっとドライフラワーを飾っています。

思い返してみたら、私は多分子供の頃から躁鬱の気があったように思います。
そのため気分の上下も激しかったのですが、もっと困ったことに躁鬱を繰り返す度に、「何かを急に好きになるけど、そのことが反転して苦手になってリセットしてしまう」という癖もあって。
転職とか引っ越しとか結婚とか何回も繰り返しちゃったのはそのせいもあるかなぁ、とか思ったりしてます。

自我が一貫してない感じ、とでもいうでしょうか。

幸い、薬を調節して貰ったせいか、今回の鬱状態は早めに快方に向かいそうに感じています。

今日は春の嵐の一日でしたが明日は晴れるという予報なので、体調が良ければお花見をしようかと夫と話しています。
咲き始めの桜を少し離れたところから眺めるくらいならできるかな、来月にはまた花の写真が撮れるようになればいいな、と思っています。