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第一回#躁状態で書いてみました


20日に終了したようですが、#呑みながら書きました という催しがされていたらしい。

【ルール】
その1 好きな飲み物を呑みながら書くこと
(お酒、ノンアルコールドリンク、お茶OK)
その2 ほろよいでも泥酔でも雰囲気でもいいから酔っ払って書くこと
その3 書きあがったnoteは見直さず寝かさず、即公開すること

いろんな方が参加されていたようだ。
しかし私はアルコールが飲めなくなって久しい。(どっちにしても期限切れで参加できないのだが)
酔っ払いの気分も忘れてしまった。

したがって私は今日、#躁状態で書いてみました を一人開催することにした。

【ルール】
その1 お薬はいつもどおりきちんと飲むこと
その2 「躁状態」のテンションで書くこと
その3 書きあがったnoteは見直さず寝かさず、即公開すること
その4 読む人の迷惑を一切考えず、書きたいことを書き、文字数は無制限として気にしないこと

今、私は双極性障害(躁うつ病)で、今まさに躁状態に突入中なのだ。
双極性障害について、世間の人はどのくらい認知しているのだろうか。
簡単に言えば、躁と鬱をくりかえす病気である。
そのうち、「鬱」については割と世間の認知度も高く、どんな状態なのかご存知な方も多いだろう。
しかし、「躁」についてはどうだろう。案外知られてないのではないのだろうか。
早い話が「鬱」の反対でハイテンションな状態である。
酒を飲んで酔っ払ってる状態と少し似ている。判断力が怪しくなるあたりが。しかし、「躁」は酔っぱらいよりもっと意識がクリアで、行動力がある。酔っ払いの無茶苦茶さに高速エンジンがかかり脳内コンピュータが暴走しているような結構ヤバい状態である。

まず、躁状態の何がヤバいか。多分精神科の医者でもうつ病患者より躁患者の方がヤバい者扱いである。何をしでかすかわからないからだ。
躁状態の特徴を少し挙げる。

・過大自信過剰
・超怒りっぽくなる・暴力的になる
・浪費により大金を失う(ギャンブル・株・投資など)
・人間関係を維持できない(人迷惑)
・性的逸脱(ヤバい)
・突発性の自殺
・奇異な妄想をいだく
・記憶が飛ぶ・意識がない状態で異常行動をする

ちょっと今このくらいしか思いつかなかった。

ちょっと脱線して、双極性障害の有名人を挙げてみる。

シューマン
夏目漱石
フルシチョフ
宮沢賢治
ヘミングウェイ
太宰治
ヴィヴィアン・リー
北杜夫
田宮二郎
中島らも
玉置浩二
泰葉
絲山秋子
坂口恭平
マライア・キャリー

北杜夫と中島らもは大好きな作家だが、

noteでも、「この人の文章好きだなぁ」と思っていたら双極性障害の方だった、ということが少なくない。
同じ病気どうし惹かれてしまうのだろうか。

何度も書いているが私の躁エピソードの最たるものは、私を保護するために府警のパトカーを数台結集させたことだ。
躁状態で自分の部屋からあちこちに電話をかけて意味不明なことを喋ってるうちに意識が混濁し、最後に自分で110番通報したらしい。何を喋ったか全く覚えていないのだが、警察側は何か大変な事件が起きている可能性があると判断し、私の部屋に警官が数名なだれこんできたのだ。このあたりは本当に記憶が断片的なのでなんかいろいろと面白いことがあったような気がするが忘れてしまった。洒落にならない恥ずかしい話も多いし。
その後、最寄りの警察署に保護されて通路の長椅子の上に寝かされて毛布を掛けられて長いこと放置されていたのは覚えている。一人、まだ入ったばかりの新人の婦警さんが付き添ってくれていたので、私はなぜか嵌めていたロレックスの時計の自慢を延々としていた。自分でもスウェットの上下着てるのになんで時計はロレックスなんだ、と思いつつ。ときどき、通りすがりのおじさんに顔を覗かれ、「どしたのこれ、まだ若いおねえちゃんじゃん」とか珍しがられたりした。
警察とは怖いもので、私は当時一人暮らしでまともに受け答えができる状態でも無かったにもかかわらず、あっという間に連絡先をしらべて遠方の家族に電話が行き、近くで私の身柄を引き受けてもらえそうな人を探しだしたので、警察に居た時間は6時間も無かったんじゃないかと思う。後で聞くとなんか身元引受人を探すのに、私の歴代の夫や彼氏にも連絡がきたらしい。

まあ、この話はな長くなるし前にもよそで一回書いて書き飽きてるのでまたいつか。

何が言いたかったかと言うと、うつ病も自殺などで警察の厄介になるが躁病も結構警察の厄介になる案件を起こす。警察は結構精神病者の扱いに慣れている。ということが察せられた、ということだ。

だから、精神病患者が暴れて困ってる時、案外病院より警察の方が対処方法を知ってたりするのだ。

閉鎖病棟で仲良くなった統合失調症の女の子は、自分で自分が制御できなくなってどうしようも無くなったので警察に行き精神障害者手帳を見せ、「私、自分でどうにもならないんです」と言った結果、私と同じ閉鎖病棟に入れられたらしい。警察にはそういう使い方もあるのか、と思った。



しまった。
躁状態にまかせて好き放題書くつもりだったのが、まず躁というものを説明するために躁病よもやま話になってしまい、この話は病気の理解のために自分でも人によくする話になり、自分で飽きてしまって躁状態の熱が覚めてきてしまった。テンションだだ下がりである。薬が効いてきたか。ルールその2「躁状態」のテンションで書くこと、から逸脱してしまった。
我に返った酔っぱらいのようなものだ。

そういうわけで、第一回(今シリーズにすることを決めた)#躁状態で書いてみました は残念ながら風船がしぼむようにここで中断せざるを得ない。
名残惜しいが、また躁状態が激しくなったときに再開いたしたい。

中途半端ですが、また今度お願いします。



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