見出し画像

お米の育て方③田んぼでの作業

気持ちのいい青空が広がっている、石川県白山市行町(あるきまち)です。今日はお米が育つ田んぼでの作業について、書いていこうと思います。

3月の下旬から始まった農作業。

稲の種を播き、ある程度の大きさになるまで苗をビニールハウスで育てます。(育苗)


それと並行して、乾いた田んぼを耕して、土を整え、用水から水を引いて田んぼを水で満たします。苗を植える「田植え」作業に向けた準備作業です。

田起こし 田んぼを耕し、かたくなった土をほぐす

田んぼ道を走っていると、最近トラクターを見かけませんか??
そのトラクターがかたい土の上を走っていたら、それは「田起こし」という作業をしているところです。

かたくなった土をほぐして、肥料(稲ほ舎では有機肥料を使っています)を土の中へ混ぜ込むために行います。土が乾いている方がよく耕せるので晴れた日に行います。

かたくしまった土なので、トラクターの歯が大きいんですよ。

代かき(しろかき) 田んぼをトロトロにする

田起こしをした田んぼに水を入れて、トラクターで水と土をよく混ぜて滑らかにします。昔は牛や馬を使って行っていた作業です。
(どれくらい昔なんでしょう…社長のお母さん曰く、先日納屋から発見された白黒写真には、馬が写っていたそうです)

画像1

田んぼをトロトロにすることで、土と土の間に隙間がなくなり、しっかり水をためられるようになります。

つまり、代かきをしないと、田んぼから水かあふれてしまうわけですね…!超重要作業です。トラクターの小さい歯で、ゆっくりゆっくり、かいていきます。

ちなみに、稲ほ舎では田起こしと代かきの間に「なかしろ」という作業を行います。

水を張った田んぼをもう一度田起こしするイメージで、大きい歯で水と土を混ぜていきます。

画像2

そのあと代かきをすることで、代かきの作業時間が抑えられ、よりトロトロの田んぼになります。

なんだか、ケーキを作っているみたいですね。
粉をしっかり混ぜ合わせた後に、水分と合わせて丁寧に混ぜていく。

おいしいお米が育つように、効率よく、でもかけるところはしっかりと時間をかけて作業をしています。


いいなと思ったら応援しよう!