恩人は生徒のかたち
大晦日、庭で紙類を燃やしていたら
炎の中に教員免許証（中・高英語一種）を見た。
救出、を一瞬考えるも まいっか、が勝ち
今後は免許も履歴書もいらん仕事しよ、と解釈して
重要（なはずの）書類が燃えるのを眺めた。
3月、メンタル弱くてバイトも無理、と車検も取らず森にいたら
4月、30年ぶりに高校英語講師オファーが降ってきて
「この学校なら大丈夫」という強い予感に加え、なんと前の年に
教員免許は更新なしでも有効、に国の？制度が変わったという。
（しかし燃やした(笑)）
車検を急いで取り、高速道路通勤→週末帰宅という冒険に突入した。
予感の当たり具合は甚だしく
できごとに浮き沈みして職を去(←今までのパターン）ろうとするたび
全校生30人（3分の1が中国人）の誰かに喝を入れられた。
「生徒それぞれ理由があるから、関わりを諦めるな！（激怒）」
（英語堪能コワモテ中国人）
「すぐ辞めそうだったけど、怒られた↑翌日から強くなってて見直した」
（さらにコワモテ広島人）
「話しかけていいか何度も聞かれるのが嫌だ。顔が怖いのは元々で
先生と話するのは嫌じゃない」 （コワモテof the year）
「何をしてもyouを評価しない人じゃなく、youを必要なこっち側
を見てほしい。大統領になるにも半数に好かれればいいんだし」
（英語堪能無表情中国人）↑↓
「自分の深い思いを人に伝えるなんて、1年前は思ってもいなかった」
（トップ写真、2学期最後の授業。こんなトピックを英語で話した）
⭐︎番外編；
「そっち（私）が歌いたいならギター弾いてもいいよ」
そっち呼ばわり、心の中で爆笑。
大人、教師、「してあげる」、という幻想は煙になり
長年囚われてきた
「私、存在していいですか？」に
「いたければいればいい」をもらった。
浮いてても沈んでても。役立ってもそうでなくても
そのまま、いればいい。
そっちが思うほど、こっちは迷惑かかってないよ。
ジタバタ教師にとって、いつだって、生徒が恩人だった。
30年前、生徒の顔した師匠に沖縄でもらったもの
https://note.com/inaho829/n/nf852353a5902
引きこもりを助けてくれた生徒
https://note.com/inaho829/n/n0d46a2c9e30d
12月29日、夫について行った池袋のグリーンシアターで
ついにサンディと会えたり（吉本ばななエッセイや夫ドラムの
これ↓何十回も見てた）
https://youtu.be/6aGNq1QK9so?si=IoSj19WonQoatU_4
佐野史郎さんと話したり（ドラマで冬彦さん見てた）
あがた森魚さんと晩ごはん食べたり（映画「しあわせのパン」見た）
http://blog.livedoor.jp/mk7054-vol2/archives/55381028.html
した翌日にやっと気づいた。
「夫はビートルズに出会って、鉄工所を継ぐ人生から大きく外れた」
ってよく話すけど
https://note.com/inaho829/n/nb48a3d8d1009
30年前、己のクソまじめさに悩んで高校教師を3年で辞め
フーテンやら歌手やら経た私も今、最初の道から大きく外れ
この1年はその30年がクロスして、平日は学校、週末は音楽
両方に足を置いている。
今年4月からの予感は、音楽界と教育畑とお笑いの融合in町。
生徒のサポートで自分の中のいらんもの燃やして
私のシゴト、がついに始まるのかもしれない。
最大の感謝と愛を、今までの生徒の皆さんに。
一番お世話になっている特別扱いの生徒・鏑木君。
通勤の運転中に「学校がらみのいいことは彼のプレゼントだな」と思えた。
https://blog.goo.ne.jp/flow-sha