趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.256 映画 バルタザル・コルマキュル「2ガンズ」
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
今日は映画 バルタザル・コルマキュルの「2ガンズ」についてです。
デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグという有名スター二人の共演による犯罪アクションコメディ。
麻薬取締官と海軍情報部将校がお互いの身分を隠しながら潜入捜査し、大金をめぐり二人の組織も巻き込み予測不可能な展開に。
芸達者な二人で監督も気鋭の方なので、物語は裏切りの連続複雑になるが、それでも話はどんどん進み、普通に楽しめるハリウッドバディムービーという感じ。
まあ新しさはあまり感じられない。
もし主演がこの二人じゃなかったら、まさにB級アクション映画に成り下がったでしょう。
デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグの軽快で絶妙な掛け合いがこの映画で一番印象に残る。
銃撃戦やアクションシーンも激しいが、レストランのウェイトレスにここのドーナツは上手いかと聞き、不味いと聞かされ安心するシーンが面白い。
「ドーナツの名店前で強盗は禁物」
こんな格言あったのでしょうかw
「まあ美味しいドーナツがあるお店には、警察官がよく来るから、その近くで犯罪を起こすな」という意味
冒頭とラストで、このドーナツのやりとりがありニヤニヤしてしまいます。
まあともかく派手なアクションといろいろな組織の裏切りの展開があるが、
二人の掛け合いをじっくり楽しめる作品でした。
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物語は、アメリカの田舎のカフェ。カフェに二人組の男が入ってきて何やら話をしている。
一人の男はトイレに入るふりをして店に火事を起こす。
「ドーナツのうまい店の前にある銀行は襲うな」と言う。
この放火はカフェの目の前にある銀行を襲うためで、美味しいドーナツが出る店には警察官が立ち寄る理由からだった。
この二人一人は麻薬捜査官ボビー(デンゼル・ワシントン)、もう一人は海軍情報部将校スティグ(マーク・ウォールバーグ)。だが二人はお互いの素性を知らないまま、潜入捜査として犯罪組織のチンピラになっていた。
火事の1週間前、ボビーの仲間が麻薬王に殺され、コカインをもらう予定が現金と言われ、怪しいと思い受け取らずにその場を去る。
ボビーの上司からコカインを入手すれば麻薬王を逮捕できたのに捜査は打ち切りにしようと言われたら数週間の猶予をもらう。
スティグは仲間を殺された腹いせに麻薬王がお金を隠している銀行を襲おうと計画を持ちかける。
ボビーは麻薬王を逮捕できる手段としてその計画に乗ることに。
ボビーは恋人で同僚の捜査官にその計画を伝え、銀行を取り囲み仲間のチンピラのスティグを逮捕してくれと頼む。
スティグもその銀行強盗の計画は海軍より麻薬王を捕まえるための証拠を掴むために考えられていた。
当日、放火したカフェは閉店しており、銀行強盗も簡単に成功する。
ただ300万ドルと思っていたお金が、その十倍の大金4300万ドルが入っていた。
ボビーは銀行の周囲を警察官がいないことに不審に思いながら、現場を去る。
砂漠の真ん中で、スティグはボビーに銃を突きつけ、彼の正体を聞き出そうとする。
スティグはボビーが銃を抜く仕草をしたため、撃つがかすり傷を追わせただけで、砂漠にボビーを置き去りにする。
スティグは上司にお金を届けて、相棒のチンピラが麻薬捜査官だったと報告すると、血相を変えスティグを案内に海軍を連れて砂漠へ戻る。
ボビーは既に砂漠を脱出していて、上司がスティグを殺そうとしたとき、気がつき逃げる。
その頃銀行にCIAがやってきて、支店長から犯人の特徴を聞く。
ボビーは獣医を脅し治療させる。そしてスティグの隠れ家に向かう。
スティグの姿はなく、留守番電話を通してボビーに話しかける。
屋根の上からライフルで狙っていた。そこへ海軍がやってきてスティグを暗殺するためだったが、ボビーが間違えて狙われると思い、ライフルで暗殺者を撃ちボビーを助ける。
ボビーは上司のところへ行き真相を聞こうとすると、CIAが先回りして侵入していて捕まってしまう。
拷問にも耐えたが、上司殺しの罪を着せると言われ、仕方なくCIAの命令に従う。
ボビーは麻薬王の家に行くとそこへスティグも現れ、麻薬王を拉致して二人はお互いの身分を明かしもう一度協力することに。
麻薬王を尋問するとあの大金はCIAの裏金だった。
また海軍の兵士がやってきて銃撃戦になるが切り抜けたところ、麻薬をの部下に捕まり、拷問にかけられる。
海軍基地の金庫に4000万ドルの大金があると言い、恋人は人質になり、その金を麻薬王に渡すと約束させられる。
ボビーとスティグは基地に行き、スティグは海軍の提督に直謀するが、相手にされない。
ボビーは海軍の上官に金庫を開けさすが空っぽ。
海軍の上官とボビーの彼女は恋人同士で、二人で現金を強奪していた。
麻薬捜査官ボビー、海軍情報部将校スティグ、海軍、CIA、麻薬捜査本部、麻薬王。
二人と4つの組織が入り乱れ、裏切り合う。
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もう筋を書くのが疲れましたw
映画を見ていると、監督と俳優さんたちが上手いので、テンポ良く話は進んでいきます。
こうやって文章にすると、めちゃくちゃ複雑ですねw
よくこんな散らかった筋をうまく映画にしたモンだと感心します。
でもこの筋をシリアスな演技で進めていたら、なんだか気分が滅入ってしまいますよね。
やはりここは、デンゼル・ワシントンとマーク・ウォールバーグの軽妙な会話がこの映画には必要だと思います。
「オーシャンズ11」も犯罪ものですが軽妙で、こういうライトな犯罪映画ってエンターテインメントしてばっちりですね。
今日はここまで。
続編のタイトルとして『2ガンズ2』がいいかもしれないと冗談を発しつつも、恐らく『3ガンズ』というタイトルになるだろう
/プロデューサー ランドール・エメット