趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.130 映画 ツイ・ハーク「ドリフト」
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
今日は映画 ツイ・ハークの「ドリフト」 (2000/香港)についてです。
あの香港のスピルバーグと言われているアクションの帝王ツイ・ハークを久々に観た。
このチラシのように「これが、ジョン・ウーへの挑戦状だ!」と。
確かに友人のジョン・ウーは一足先にハリウッドへ行き成功を収めている。
名作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」の印象が強いが久しく名前を聞かなかった。
久々に観たら、アクションはキレキレで確かにまだツイハークは健在だった。
まあアクションは、というところだがw
物語はどうもわかりずらい、がそこはすごいアクションで良しとしましょう。
やはりツイハークには香港が舞台で香港人が主人公の作品をどんどん作ってほしいと実感しました。
政治は中国に移管したけど、映画はどうなんでしょうね。
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物語は、主人公はバーで出会った女性(女性警官)と一夜を共にし、彼女が妊娠したことを知る。
彼女と子供と自分の未来のために、手っ取り早く大金を手に入れようと闇社会のボディーガードの仕事をする。
その時ある男と知り合うが、彼は凄腕の元コマンドだった。彼は愛する妻と人生をやり直すために香港へ舞い戻ってきたのだった。
元コマンドのいた組織は妻の命を助けたければ、彼に妻の父親、香港の大物を暗殺しろと脅迫してくる。
主人公のボディガード会社はその香港の大物を守ることになり、
主人公と友人の元コマンドは敵同士になるが、心の奥底ではお互いに信頼していた。
組織、ボデイーガード、元コマンド、主人公と壮絶な戦いが始まる。
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はっきり言って物語はほとんどわかりませんでした。
人や組織が入り混じり、いろいろなキャラクターが出てきて、かつあまり人物描写は深くなく、物語の筋が紆余曲折しています。
ボディガード会社も闇組織の会社なので、良い会社なのか悪い会社なのかわかりにくい!
そして主人公も元コマンドもお互いに奥さんがいてどっちの奥さんだっけとこんがらうしまつ。
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でも、アクションは凄いんです。
もうジョンウーよりも!いやハリウッドよりも。もうアクションなら俺たちは世界一だとビンビン伝わってきます。
香港で有名な古いマンションのところで階段やワイヤーをつかった縦の方向のアクションは、さすがツイハークという感じ。
出産しそうな奥さんを守りながらのアクション
鳩もジョンウーに負けじと飛んでいるようなw
CGなんて糞食らえとばかり。
香港アクションの真髄を久々に観ました。
今日はここまで。
同じことを繰り返していたら駄目なんです。子供の頃から、武侠映画に魅せられ、やってみたいと思うアイデアは多く持っていますが、今回の作品1本で、すべてをフィルムに収めることは出来ませんでした。
/ツイ・ハーク