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趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.214 映画 リー・トランド・クリーガー「アデライン、100年目の恋」

こんにちは、カメラマンの稲垣です。

今日は映画 リー・トランド・クリーガー「アデライン、100年目の恋」(2015/米)についてです。


テレビ放送で観た映画。あまり聞いたことがなく話題にもならなかったと思う。

そうなかなかこう言うメジャーじゃない作品を映画館やレンタルビデオで探し当てることは少ない。

やはりテレビ放送ならではで意外に面白い作品をたまに発見できることがある。

だからテレビ映画はやめられない。

さてこの映画、不老不死を扱った作品で、100年前から現代まで描いている。

ドラキュラほど古くなく、舞台が昔と現代なのであまりSF感は薄い。

ベンジャミンバトンのように逆に若返っていくほどでもない。

まあ良い意味でちょうどバランスが良く、悪い意味であまり不老不死感が薄い。

現代が舞台の謎めいた女性の一生を描いている。

女優が新世代サメ映画「ロスト・バケーション」で大ファンになったブレイク・ライヴリー。

前回のサメ映画でずっと水着で演技するのも凄かったが、今回は100年のファッションの歴史を体現するかのように、いろいろとその時代のファッションを身につけてうっとりとする。

映像も美しく、女優も美しく、アイディアもまあまあ良いのに、なぜか毒がないというかパンチが弱いのはなんなんでしょうね。

その優しさはまあ良いですが。

物語は、一人の若い女性が、青年から偽造パスポートを手に入れる。

本名も違い年齢も29歳としているが、実は100歳を超えている。

彼女はアパートで犬と一緒に暮らし、州の資料館で働いている。

彼女は1900年ごろ生まれ幸せな結婚をし娘が生まれたが夫は事故死。

悲しみに暮れながら懸命に働き、ある日実家に預けていた娘を迎えにいく途中
雪が降り車がスリップして川に転落してしまう。

低体温症で心臓が止まった瞬間、雷が車に落ち心臓が再び動き出した。

その日以来彼女は老化しない体になり、いくら年月が経っても29歳の見た目のままだった。

娘と歩くと姉妹に間違えられ、ある日警察官に交通違反で運転免許証を見せると45歳なのに、20代のままで怪しまれると、急いで荷造りをして引っ越しをする。

病院で働くと、そこで自分の体について調べたが原因がわからない。

FBIに拉致されそうになると、事情を話し娘と別れ、姿を消す。

それ以来、彼女は10年ごとに名前と住む場所を変え転々と暮らしていた。

年老いた娘以外誰も彼女の正体は知らない。ただ次第に彼女は孤独に耐えられなくなっていた。

そんなある日一人のハンサムな青年と出会い、執拗にアタックしてくる。

彼女も何故か彼に惹かれるようになっていくが、自分の正体を知られるのが怖く距離を置くようになる。

それでも彼はいろいろな方法を使ってデートまで漕ぎ着け、

年老いた娘の助言「私のために幸せになってほしい」で、付き合うようになる。

二人は幸せに生活を送り、ある日青年が自分の両親の何十周年の結婚記念パーティーに招待する。

両親の実家に行くと、青年の父親が驚いた表情をする。

かつて父親が若い頃彼女と付き合って、結婚の約束する寸前で姿を消した本人だった。

とっさに、彼女は自分の母親と瓜二つと言ってその場を誤魔化す。

なんとかその場は収まり、彼の両親や家族と仲良く過ごすが

次の日父親と会話をしているとき、彼女が昔腕を怪我をしてその治療をした跡を見つけてしまう。

問い詰める父親に、彼女は自分の正体を告げ、そのまま車で立ち去ってしまう。

青年は彼女を追いかける。

彼女はもう逃げないと電話で告げ引き返そうとするとそこへトラックが突っ込んできます。

彼女の運命は・・・。



もう映像は美しいんです。レイク・ライヴリーも絶世の美女なんです。

老いたハリソンフォード、主人公の彼氏の父親役。昔彼女と付き合っていた役で、抜群に渋いんです。

でもでも・・・

この不老不死になる原因が最初も最後も交通事故で、はっきり言って安直ですw

ものすごくありきたり。

事故のシーンも映像や編集は抜群なのに。

それでも最後まで飽きずに楽しく観られたのは、やっぱり映像の良さと俳優たちの素晴らしさなんでしょうね。

不老不死ってやはり古今東西面白いテーマになりますね。

でも好きな人と一緒に老いるって幸せなことなんでしょうね。

今日はここまで。



「共に老いる将来がないなら、愛はつらいだけ」
/「アデライン、100年目の恋」より
























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