趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.247 映画 エリクソン・コア「X-ミッション」
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
今日は映画 エリクソン・コアの「X-ミッション」(2015/米=独=中国)についてです。
1991年の犯罪サーフィン映画「ハートブルー」(キアヌ・リーブス、パトリック・スウェイジ出演、キャスリン・ビグロー監督)のリメイク。
サーフィン映画から、よりハードなエクストリーム・スポーツを題材にしている。
ノーCGが売りで、スタントによる、ど迫力のアクションシーンが満載。
ただあまりにも凄いアクションのため、物語が置いてきぼりなのは仕方がない。
これは大画面で頭空っぽで見るには良い作品です。映像も綺麗ですし。
けどあの「ハートブルー」のリメイクなので、もう少し叙情的な気分を味わえるところも欲しかったです。
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物語は、主人公のエクストリームのアスリートは事故で友人を亡くし心を閉ざす。
そんな彼にFBIの捜査官が目をつける。
巷でXスポーツの技を使った犯罪集団の事件が連続しており、あるカリスマXスポーツのリーダーが率いるチームに潜入捜査させる。
主人公は犯罪集団が盗んだお金を貧民街でばら撒くという、警察は目的がわからない中、彼らがその裏にある目的を見抜く。
それはエクストリームの世界で伝説の「オザキ8」と呼ばれる常人では不可能な試練に挑戦しようとしていた。
次の試練である大波に彼らが来ると予想して、一緒に挑戦するが死にかけたところにそのカリスマリーダーに助けられる。
リーダーはかつてアスリート時代の主人公を知っており、一緒に行動をしながら仲間になっていく。
どんどん「オザキ8」を攻略していくが、金鉱を爆破する試練で一般人が死ぬ可能性があるとして止めようとするが、爆破は成功してしまい追撃を振り切って逃走する。
7つ目の試練がギアナ高地の凄い壁を登ること予想し現地に向かい、登ったところでカリスマリーダーを説得するが、拒否され道連れに滝壺へダイブする。
主人公はなんとか滝壺から脱出し、カリスマも生きていると確信する。
最後の試練、一度失敗した大波に乗るところに来ると確信し、確信通り現れたカリスマを説得するが、彼の意志は固く、主人公は大波へ向かう彼の姿を眺めているだけだった。
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まあ確かに大筋は「ハートブルー」にXスポーツを組み合わせただけかもしれないが、
「ハートブルー」のサーフィンに付随する海への憧れ、恐れ、精神性が、
陽気なXスポーツで、なんだか消えてしまった様な気がします。
無理やり「オザキ8」(日本人か日系アメリカ人のオザキさんが作った)と言う試練を作って、精神性を出そうとしても、
アメリカ人が禅クールでかっこいいぜ!と言っているような感じがします。
まあハートブルーのリメイクとは考えず、単なるXスポーツ犯罪アクション映画と思えばスッキリするかもしれません。
モトクロススライド、スカイダイビング、サーフィン、ウイングスーツフライング、スノーボード、ロッククライミング、
Xスポーツ、過激な要素を持った離れ業を売りにするスポーツ。
最近はオリンピック競技にもなってきて人気の競技。
若者のファッションや音楽にも密接な関係性がある。
とにかくこの映画は口をあんぐりさせるすごいアクションの連続です。
ただやっていることは凄いですが映像は綺麗に撮ろうとするばかり、ややおとなしめになっているので、もう少しブレブレや荒いカメラワークでも良かった様な気もします。
まあ単純にXスポーツのスタントアクションを楽しめればいいでしょうか。
今日はここまで。
「彼が選んだ道だ。責任を持てるのは自分の人生だけ。それぞれの道がある」
/「X-ミッション」より