趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.292 映画 入江悠「22年目の告白 私が殺人犯です」
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
今日は映画 入江悠の「22年目の告白 私が殺人犯です」についてです。
藤原竜也さん主演の映画って、もうスタローンやトムクルーズやジャッキーのように、俳優としてキャラが立っていて、もう一つのジャンルのような気がする。
ものすごくテンション高めの演技で、とても印象に残ります。
バトル・ロワイアル、デスノート、カイジ、藁の楯など。
今まで観た映画は全部激しい。激しすぎて全部同じに見えてしまうw
そんな藤原さんが今回は悪役を演じる。
見事にハマっております。
韓国の映画のリメイクで、激しい内容が藤原さんにピッタリ。
まあ内容はかなりエグいですが、荒唐無稽なバトル・ロワイアル、デスノート、カイジより、
割と現実的な内容(殺人犯が時効成立してから告白する)なので、
社会派的な要素もあるエンターテインメントなサイコスリラー映画です。
どんでん返しが二回三回とあり、またそこが魅力でもあり、藤原さんの役柄の演技も実物になります。
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物語は、関係者に目撃させながら殺人を起こす凶悪な連続殺人事件が、警察の必至の捜索も虚しく時効を迎えた。
それから22年の月日が経ち、派手なパフォーマンスをしながら、自分がその連続殺人事件の犯人だと言う男 曾根崎雅人(藤原竜也)が現れた。
その男の書いた告白本はベストセラーになり、一躍時の人になった。
刑事 牧村航(伊藤英明)は犯人を撃ったことで、同僚を殺され、その直後行方不明になった妹を、妹の婚約者と追っていた。
ニュースキャスター 仙堂俊雄(仲村トオル)はフリージャーナリストの時テロリストに拉致されて生還した人間で、今回の犯人を独占インタビューしようと考える。
ある日動画サイトに「曾根崎は偽物で自分が本物の犯人だ」と投稿がある。
テレビ番組に曾根崎と牧村が出れば自分も真犯人として出演すると宣言。
結局現れた覆面男は真犯人に雇われただけの偽物だった。
そこで曾根崎はある告白をする・・・。
ここからまた話は二転三転とする。
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この告白のところで、まだ話は半分くらいw
ただネタバレすると面白くないので言わないでおきましょう。
ただここから話は予想もつかない方向へ行きます。
映画の内容もガラリと変わり、藤原さんの役柄も大変化。
まあその大どんでん返しが映画としては面白いのですが、
そこまでの藤原さんの悪っぷりが見事なので、もう少し見ていたかったというか
ちょっと残念なような気もしました。
韓国版のリメイクですが、見事に日本の脚本に上手く変えられていて、違和感(日本映画っぽくない)ことはなかったですね。
ちゃんと日本映画でした。
藤原さんばかり目立ちますが、伊藤英明さん、夏帆さん、石橋杏奈さん、早乙女太一さん、平田満さん、岩松了さん、岩城滉一さん、仲村トオルさんと周りの役者人もとっても良かったです。
確かに日本映画は派手なエンターテインメントやアクションは弱いですが、このように良い部分を吸収して日本映画の向上になると良いですね。
リメイクって結構良い。
ただ安直なリメイクはやめて欲しいですね。韓国で大ヒットしたから間違いないとかと言う理由でとか。
まあ古い映画を新しい映画というリメイクは多い。
そして海外の映画を日本の映画でと言うリメイクも。
そしてアニメや漫画を実写化と言うリメイクも。
007 カジノ・ロワイヤル、マッドマックス 怒りのデスロード、チャーリーとチョコレート工場、3時10分、決断のとき、キング・コング、GODZILLA ゴジラ、ロボコップ、X-ミッション、ディパーテッド、荒野の七人、シティ・オブ・エンジェル、バニラ・スカイ、ベスト・キッド、トゥルー・グリット、ザ・フライ、リング、50回目のファースト・キス、アリー スター誕生、私の頭の中の消しゴム、スター・トレック、東京家族、トータル・リコール、サブウェイ123 激突、アサシン/暗・殺・者、荒野の用心棒、座頭市、怪しい彼女、砂の惑星、SUNNY 強い気持ち・強い愛、MONSTERZ モンスターズ、8月のクリスマス
まあリメイクは新しいネタがないと言う問題もあるが、
原作をリスペクトしていると言う点もある。
特に古い映画は今の新しい撮影技術でもっと面白くできる。これは問題がない。
他の国の映画を自分の国の映画にリメイクすると言うのはどうなんでしょう。
これもまた文化の違いでより親しみやすくなったり面白かったり、
今回のようにエンターテインメントや過激性やアクションやどんでん返しのように、日本映画になかなか少ないものを取り入れることができるので良いかもしれませんね。
今日はここまで。
稽古場でできることが全て。 稽古でできないことが 本番でできるわけがない。
/藤原竜也