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Web活用における行動変容の対象は2つ。

BtoB企業のWeb活用支援は「どうやったら他者に動いてもらえるか?」に思考の大半を使う作業でもあります。観察してひたすら考える。行動変容の対象は2つ。

  • 顧客対象となるユーザー(既存客、休眠客、失注客、見込み客)

  • 支援する企業の皆さん(Web担や営業部、海外ローカルスタッフの方々)

顧客対象となるユーザーの行動変容は勿論ですが、そのためにも企業の皆さんには動いてもらう必要があります。できることは全てやる。そうしないと何がハマるのか検証できない。でも、これが難しい。特にWeb活用の最初の一年は悪戦苦闘です。それは仕方がない。そのための支援だから。でも難しい。


海外顧客を対象とした機器メーカーA社様のWeb活用支援の場合

同僚のK君は海外顧客を対象としたWeb活用支援を機器メーカーA社様で担当していました。支援を始めて今月で丸一年。悪戦苦闘する姿を隣で見ていました。今日の定例MTGでこの一年を総括し、二年目の方針を説明する姿はだいぶ頼もしく。海外チームの皆さんも二年目への期待とやる気が生まれていました。

MTG後に「一年やってみてどうだった?」と聞いてみたら、「とにかく動いてもらうためにどう伝えるか、何を用意するかをひたすら考えて…めちゃくちゃ勉強になりました。活用支援はWeb公開後のフェイズですが、Web制作へのフィードバックとしてもすごく勉強になりました」と。いい勉強してるなあ。


Web活用支援の基本形

Web活用支援において知識やロジックや定石はもちろん必要ですが、それだけでは人は動いてくれません。ロジックが合っていても顧客に動いてもらえなかったら意味がありません。中期的な目標を見据えつつ、「現時点でやれること」を探す必要があります。観察して分解して説明して合意して実行する。

その繰り返しです。繰り返しているとそれくは徐々に循環していきます。循環が始まると螺旋状に「Webサイトがいる位置」が上がっていきます。螺旋が生まれると徐々に成果が出始めてきます。チームの視座が高まり、次のステップにトライできるようになります。それがWeb活用支援の基本形です。

同僚のK君が試行錯誤したWeb活用支援の初年度はそういう一年だったと思います。おつかれさまでした。いい仕事でした。ニ年目もがんばろう。


K君のツイート

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