見出し画像

キノトロープの生田さんから学んだこと。

サイト制作中のQ社様とWebMTGが終わって、同席していた同僚から「稲田さんは何であんなにブレずにユーザーファーストを言い続けられるんですか?」と不思議そうに聞かれました。たぶんMTGの途中で、顧客の要望に若干の意見をいって軌道修正させてもらったからですが。

「なぜ、ユーザーファーストを言い続けられるのか?」
それはその方法論に価値があると信じているからに決まっていて。

正しいからという言い方もできるかもしれませんが、ユーザーファーストの視点でWebサイトを作った方が顧客に価値をもたらすから、とぼくは思っています。そして、それこそがWeb制作会社の役割であり、バリューだと思っています。


バリューに相応しく行動する

制作会社はWebサイトを作れるから価値があるわけではありません。(少なくとも自社は)
Webサイトは何かしらの課題を解決し、事業をドライブさせるための手段(ツール)にすぎません。そして、顧客企業に価値をもたらすのはユーザーファーストで作られたWebサイトだと信じています。

だから、顧客の意見がユーザーファーストの視点から外れたら反対することもあります。でも、それもWeb制作会社の大切なバリューです。

顧客の指示通りのWebサイトを作ることが目的ではなく、顧客の事業に貢献するためのWebサイト制作が目的なので、ここを放棄したら対価をいただくのが後ろめたくなってしまいます。
ぼくたちは制作工数のみにお金をもらっているわけではなく、自社のバリューに対価を頂いていると思うので。

バリューは他者が決めるものであり、自身が確かめられるものではありません。でも、だからこそ、自分がそう信じて、バリューに相応しく行動することはとても大切だと思っています。


反論するならお客様との信頼関係が大切

また、Webサイト制作のキックオフからヒアリング、ワイヤーレビュー、デザインレビューと2ヶ月をかけて、「稲田は客の意見に反対することもあるが、自分のエゴでは言わないやつだ」といった信頼関係をお客様と作ることができたという点も大きいです。

それがいくら正しかったとしても、お客様との関係性を作れていないのに、「ちがいます」「まちがっています」と言っても上手くはいかないだろうと思っています。

だから、仕事を進める上でぼくはあまり「論理的な正しさ」を重用しません。正しさやロジックでは人は動かないし、人が動かなければ仕事は進まないからです。「正しさ」は自分が信じていることが大切で、仕事上でのツールとしてはあまり役に立たない。とぼくは思っています。

人が動かない「正しさ」より、人が動いてくれる「こいつが言うなら」の方が仕事を進める上では重要です。個人的経験ですが。


キノトロープの生田さんから学んだこと

…と同僚に説明した後で、「これは全部キノトロープの生田さんから学んだことだよ」とネタバラシをしました。

自社では6年前にキノトロープ生田昌弘社長を講師にお迎えし、セミナーを何度か開催させていただきました。
生田さんは「Webサイトはユーザーの課題解決のためにあるんだ!」と何度も何度も教えてくれました。それを聞いてぼくは「なるほど。本当にそうだな」と腹に落ちたので、それ以来一貫してユーザーファーストの視点でWebサイト制作に取り組んでいます。

「バリューに相応しく行動する」も生田さんの『ブランドプロミス』が腹に落ちたからずーっとやっているわけで。


素直だから続けている

「だから、皆で教わったことだよ」と同僚に言うと、「え!6年前から生田さんの言ったことをずっとやってきたんですか!素直…」と驚かれました。

皆はあまり信じないかもしれないけれど、ぼくの数少ない長所は「素直さ」なんです。腹に落ちたら素直にやるし、続ける。落ちなかったらやらないけど。

Twitterだって自社開催セミナーに飯髙悠太さんに講師にお越していただいて、腹に落ちたから今も愚直に続けているわけで。

素直さが取り柄です。あまり信じてもらえないけれど。


キノトロープ生田さんについての関連note

JBN創立20周年記念イベントにキノトロープ生田さんにお越しいただき、記念講演をしていただきました。


バリューについての関連note

バリューについて、下記の考え方を「もっている/もっていない」で、行動に大きな違いが出る。と個人的には思っています。

バリューの考え方
・バリューは他者が決めるもので、自分で決められるものではない
・その上で自分はどう行動すべきか

バリューについて、noteに書いているのでよかったらご覧ください。


長野県BtoB企業の皆さまへ

ぼくが所属している株式会社JBNでは「BtoB企業への成果貢献」を目的とした戦略策定・Webサイト制作・Web運用支援・Webマーケティング支援を一気通貫で行なっています。

「営業活動にWebを活かしたい」「属人的営業から組織的営業に移行したい」とご検討のお客様はお気軽にお問い合わせください。


稲田英資について

株式会社JBNで戦略策定とWebマーケティング支援を担当しています。
BtoB企業の成果に貢献するWeb活用について、Twitterで日々ツイートしていますので、よかったらご覧ください。


Web制作/Webマーケティングについて

Web制作とWebマーケティングについてまとめています。よかったらご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?