Web活用を始める中小企業様へ。ちゃんと褒めましょう。
ほとんどの中小企業様においてWeb活用は初めての取り組みだと思います。集客に寄与するコンテンツを書くのも、顧客にメール配信するのも、ダウンロード資料を作るのも初めてですよね。だからこそ、それにトライしたスタッフさんを「褒めること」は重要な要素です。でも、それだけだとちょっと言葉足らずだと思っています。
褒めることは大前提
Web活用において褒めることは大前提です。自分ではやらないし、やったこともない上司が、上司だからという理由だけで用意した文章の重箱の隅を突くような「修正」ばかり出てくる企業はそのうちに誰も何もやらなくなります。当たり前ですよね。
「まずやってみよう」の段階で褒める際に大切なのは「良いところを/具体的に/見つける」ことです。
仮説が重要
初めてのことに取り組む際に圧倒的に足りないのは何か?それは「仮説」です。仮説は1の行動の意味を2や3にしてくれます。当たっても外れても知見になるからです。福利効果に似ています。仮説の蓄積は財産です。
でも、初めてだとやるだけで精一杯です。それは仕方のないことです。やっただけ偉い。だから、レビューをする第三者は(上司でも可)やったこと(行動)を褒めつつ、今回のテキスト(または資料、メール)はどこが/どのように/良いと思うかを見つけてあげる必要があります。それは全くの私見で構いません。まだ知見がないのだから。
大切なのはそれが合っているかどうかではありません。「ここが良いと思う」という仮説を元に試すことがWeb活用では重要です。答えを出すのはユーザーなので。くどいですが上司ではありません。
大切なのは毎回の施策に仮説をもって取り組むこと
第三者からの「ここが良いと思う」という仮説が作り手にとって狙い通りだったら伝わったということだし、意外な指摘だけど重要だと思ったら掘り下げましょう。
Web活用で大切なのは施策の1回1回を仮説をもって取り組むことです。当たっても外れても知見になるので。何も持たずに半年やるのと、毎日仮説をもって半年やるのとでは成長速度が全然ちがいます。
それは大上段な仮説である必要はありません。「メールタイトルをこういう風にしてくれたってことは、〇〇を知りたいお客さんに開封してもらいたいってことだよね。分かりやすくていいよね。開封してくれるか楽しみだな」程度のレビューで十分です。
重箱の隅を突くような修正はやめて、スタッフの意図を読み取って、仮説として共有すること。それが大切です。福利効果を狙いましょう。
Web活用を始める中小企業様へ
何をどう「褒める」のか
やったことを褒める(行動の評価)
良い所を見つけて伝える(レビュー機能)
褒めることの効果
やる気の醸成
作り手の意図の読み取り
必要があれば修正や深掘り
結果的に仮説になる
仮説をもって試すのが重要
仮説の蓄積が福利効果を生む
関連note
「褒める前にそもそもコンテンツを書ける人がいなくて困っていて…」という中小企業様はこちらのnoteをご覧ください。
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