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発注側にとっては「制作会社を選ぶこと」がより難しくなってきている。

個人事業主の方から「今のWebを作った制作会社がお願いしたことを全然やってくれないので、サイト運用を代わってくれる会社を探しています」と電話をいただく。 既存客が離れていくランキング を独占しているのが「依頼作業の遅延」だと個人的に思っているので人ごとではありません。

Webメンテナンスは顧客との信頼関係を構築する

「インサイドセールス」「アップセル・クロスセル」も大事だけど、顧客との信頼関係を保ててこそ。

Webメンテナンスの5ヶ条
・すぐ返事をする
・放置しない
・約束を守る
・無理なことははっきり言う
・無理だとしてもベターな方法を探る

この5ヶ条はWebサイトのメンテナンス業務において鉄則中の鉄則だと思います。

信頼喪失は案件や作業の大小とは関係ない

信頼関係は日常の積み重ねなので、たとえ小さな作業でも約束を守ることは超重要です。「約束を守ってもらえなかった」という信頼喪失は案件や作業の大小とは関係ないので。 そういう意味でも、Webサイトのメンテナンス業務は制作会社にとってかなり重要な要素だと思っています。営業的価値が高い領域です。

偉そうなことを書いていますが、これこそ「自戒を込めて」のツイートです。因果応報的にこれまで散々痛い目をみてきたので、約束を守ることの重要性は骨身にしみています。

「働くこと」は「約束を守ること」

「働くことって何?」と小学1年生に聞かれたら、「約束を守ることだよ」と答えるかもしれません。
中学生に聞かれたら、「価値を作ることだよ」と答えるかもしれませんが。
30代に聞かれたら、「何だろう。何だと思う?それを知りたいんだよね」と逆に尋ねます。知りたい。

「どの制作会社でWebを作るか」がより重要になってきている

いただいたお電話には「申し訳ないのですが、他社が制作したWebサイトを引き継いで運用することはやっていないんです」とお返事しました。

「他社が制作したWebサイトの引き継ぎ改修は受けない」という制作会社は一定数あると思います。責任分解点が不明瞭だからです。

せっかく作ったのに、公開後対応に不満がある。この問題は珍しくありません。だからこそ、「どの制作会社でWebを作るか」がとても大切です。見栄えのいいWebサイトを作れるだけでは選べないかもしれません。発注側にとっては「選ぶこと」がより難しくなってきているのでは…と思っています。

そんな状況でぼくたちWeb制作会社ができることは、有益な情報をなるべく発信して検討時の参考にしていただくことくらいです。小さなことですがコツコツ続けていきたいと思います。


関連note

「Webはコンテンツが重要」

この意見に頷くWeb制作会社は多いと思います。でも、「実際にコンテンツを書いている人」となった途端にその数はグッと減るはずです。多くのWeb制作会社は実際のところコンテンツメーカーではないし、経験豊富なWeb活用者ではないからです。

今まではそれでも問題なかったのですが、コロナ禍で企業意識も変わり、サイト制作後の活用支援やWebマーケティング支援も制作会社に求められるようになりました。詳細は下記のnoteをご覧ください。

これからのWeb制作会社は「知識の実行力」が求められる。

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長野県BtoB企業の皆さまへ

ぼくが所属している株式会社JBNでは「BtoB企業への成果貢献」を目的とした戦略策定・Webサイト制作・Web運用支援・Webマーケティング支援を一気通貫で行なっています。

「営業活動にWebを活かしたい」「属人的営業から組織的営業に移行したい」とご検討のお客様はお気軽にお問い合わせください。


稲田英資について

株式会社JBNで戦略策定とWebマーケティング支援を担当しています。
BtoB企業の成果に貢献するWeb活用について、Twitterで日々ツイートしていますので、よかったらご覧ください。


稲田英資のnoteはこちらです

主にWeb制作のことや、BtoBのWebマーケティングについて日々の気づきを書いています。よかったらご覧ください。



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