Webサイトは基本的にはお悩み相談所です。あなたのステージではありません。
自社目線の酔ったポエムは無意味
平岡謙一さんのツイートは大切なことを分かりやすく書いてくれるのでいつも参考になります。
売上獲得が目的のサイトにて、自社目線の酔ったポエムは無意味。
ユーザーが知りたいことを発信しよう。この時に自問する3つの質問はこちら。
・サイトを作ろうと思った目的と経緯は?
・自社サイトを見て欲しい対象者は誰か?
・サイト閲覧後に起こしてほしい行動は?
これは本当に大切なことだと思います。
自分の文章に陶酔したボエムはいりません。シャレた言い回しも、婉曲な文章もいりません。あなたが3日悩んで書いた「表現」をユーザーは1秒で通り過ぎます。
あなたが作っているのは「作品」でも、ゼミレポートでもなく、ユーザーが便利に使えるWebサイトです。ユーザーに届かないものは壁のシミと同じです。
キャチコピーやリード、見出しに説明文など、Webサイトのテキストで重要なことは「ユーザーのための機能を持てているか」の一点です。
Webサイトはお悩み相談所
段階的に課題解決へと繋がるプランと意図がテキストには必須です。Webサイトは基本的にはお悩み相談所です。あなたの主張を聞いてもらうステージではありません。相談に訪れた人の悩みに耳を傾けて、何かしらのヒントを提供する場所です。あなたの言い分や、上手くできたポエムを聞いてもらう場所ではありません。
お悩み相談がなぜ大切なのか
Webサイトの運用や集客の面からも、お悩み相談所の機能を保つのはとても重要です。なぜなら、人が集まり、行動してくれるようになるからです。
・誰かの役に立てれば、人は集まってくる。
・誰かに信頼してもらえれば、人は行動してくれる。
BtoBマーケティングでは「まず与えることで、顧客の興味関心や信頼を得る」という発想が重視されています。いわゆるGive First の有効性です。
MAツールのHubSpotでも「フライホイール」「インバウンドマーケティング」の思想でそれは示されています。
インバウンドマーケティング
Attract(惹きつける):有益なコンテンツや対話を通じてオーディエンスを惹きつけ、頼りになるアドバイザーとしての自社の存在感を高める
Engage(信頼関係を築く):相手の課題や目標に合わせた情報やソリューションの提供によって、取引の成約の可能性を高める
Delight(満足させる):購入した製品やサービスを使って顧客が目標を達成できるように、必要な支援を行う
上記の『Attract(惹きつける)』で重要になるのが「有益なコンテンツ」です。まず、ユーザーに「このサイトは役に立つ」と思ってもらうことが重要です。
この辺について、詳しく知りたい方は下記の記事を読んでみてください。参考になると思います。
一生懸命、「誰かのこと」を考える
Webサイトの全ての起点は「誰か」だと思います。耳タコですが。
だから、誰かのことを思い描いて、誰かの目線で考えるのが重要です。自分がステージに立つのもダメ。何も考えないのもダメ。誰かの目線で考える。それだけがWebサイトのコンテンツを作るときに必要です。
Webマーケを始めようといろいろ調べると『ペルソナが大事』といった資料によく当たるかもしれません。基本的には同じことです。自社が応えられる悩みは具体的にどういうことで、その課題を持っている人はどういう人なのか?どんな仕事で、どんな役職についているのか?まず知りたいことは何か?そういったことを深く考えるのが大切です。その人たちにむけた言葉がWebコンテンツになります。
一生懸命、「誰かのこと」を考えましょう。きっと「誰か」が集まってきてくれるはずです。
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長野県BtoB企業の皆さまへ
ぼくが所属している株式会社JBNでは「BtoB企業への成果貢献」を目的とした戦略策定・Webサイト制作・Web運用支援・Webマーケティング支援を一気通貫で行なっています。
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稲田英資について
株式会社JBNで戦略策定とWebマーケティング支援を担当しています。
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