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「あんなにいい子が、なぜ、うつ病に?」と言われて疑問を感じた話
これは私の個人的な話なんですが、「あんなにいい子が、なぜ、うつに?」と、よく言われたことがあります。
家族や友人、職場の人たちから、そんな言葉をかけられると、正直、心の中でモヤモヤが広がるんですよね。彼らは驚いた顔をして、まるで私が「うつ」になるはずがないとでも思っているかのように。でも、そのたびに私は思うんです。「いい子だったからこそ、うつになったんだ」って。
「あんなにいい子が、なぜ、うつ病に?」と驚かれたことがあります。でもボクから言わせてもらえば「あんなにいい子だったから、うつ病になった」と感じてます。親の期待に応えようと「いい子」を演じていると、本当の自分を押し殺して生きることになる。結局、「いい子」がうつ病の犠牲になるんです。
— うつぬけマン (@taotien) April 18, 2023
もしかしたら、うつで悩んでいる人の中には「私と同じような経験をされてモヤモヤしているかも」と感じたので、この話を少し、あなたにシェアしたいと思います。
「いい子」を演じてきた日々
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私は、昔から「いい子」として周りに認識されていました。親の期待に応え、学校では優等生、職場でも頼りにされる存在。人の期待を裏切らないように、失敗しないように、いつも完璧でいようと心がけていました。中学の頃から、親や先生が期待する自分の「役割」を忠実にこなし、褒められることで、少しだけ安心する。だけど、その「いい子」でいるために、私は自分の本当の気持ちを隠してきたんです。
たとえば、誰かに頼まれて本当はやりたくないことでも「いいよ」と言ってしまう。自分の意見や感情を抑えて、人を優先することで「いい子」であり続けようとしたんです。だんだんと、自分が何をしたいのか、どう感じているのかがわからなくなってしまいました。
「本当の自分」がわからなくなった
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私は、長い間「いい子」を演じてきたせいで、自分の本当の感情や欲望をどこかに置き忘れてしまったんだと思います。どんどんと心が疲れていくのがわかるんです。仕事をしていても、家族と過ごしていても、なんだか心の奥底に重たいものがずっと沈んでいる感じ。笑顔でいても、その裏側ではどこか冷めている自分がいる。
それが、少しずつ「うつ」につながっていったんだと思います。誰にも弱音を吐けず、ずっと「いい子」を続けることに疲れ果てた結果、心のバランスが崩れてしまったんです。
「いい子」が抱えるプレッシャー
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多くの人が、「あんなにいい子が、なぜ、うつに?」と思うのは、表面的にその人が問題なく見えるからでしょう。優しくて、賢くて、頼りになる人が、なぜ突然「うつ」になるのかと。だけど、実際には「いい子」でいること自体が大きなストレスになることがあるんです。
「いい子」であり続けるためには、自分の感情や本音を押し殺す必要があります。他人の期待に応えることばかり考えて、自分自身の気持ちを後回しにする。こんな日々を何年も続けていたら、誰でも疲れてしまいますよね。心が限界を迎える前に、誰かに「助けて!」と言えたら良かったんですが、その時の私にはそんな余裕はなかったんです…。
うつは「弱さ」じゃない
ここで強調したいのは、「うつ」になることが決して「弱さ」ではないということです。むしろ、私は自分の中にあった無理やストレスに気づかずに、ずっと頑張り続けてしまったことが原因だと思っています。もし、あの頃に少しでも自分の心の声を聞いて「自分を大事にする」ことができていたら、違った結果になっていたかもしれません。
だから、今あなたが「うつ」で休職しているのは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、これまで一生懸命頑張ってきた証しなんです。そして、今はその頑張りを少しお休みして、自分を取り戻すための時間が必要なだけなんです。
まとめ:自分を大事にしてほしい
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「あんなにいい子が、なぜ、うつに?」と他人が言ったとしても、その言葉に引っ張られる必要はありません。あなたの心は、今までずっと頑張ってきたんです。その頑張りを認めて、今は自分のペースで休んでください。そして、自分自身の感情や欲望に少しずつ向き合ってみてください。
大事なのは、「他人の期待」ではなく、「自分の心の声」に耳を傾けることです。あなたは「いい子」でいる必要はありません。あなたは、ただあなたでいてくれれば、それだけで十分なんです。
時間はかかるかもしれませんが、少しずつ心の重荷を下ろしていけたら、また新しい自分を見つけることができるはずです。
うつぬけマン
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