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うつになる人の特徴「頑張り屋」の本当は、「頑張らないと生きられなかった」という話


うつになる人の特徴として、よく「頑張り屋」という言葉が使われますよね。もしかすると、あなたも誰かから「頑張りすぎだよ」なんて言われたことがあるかもしれません。でも、それって本当に正しいのでしょうか?

実は、「頑張り屋」という表現は少し誤解を招くかもしれません。本当のところ、頑張りすぎたからではなく、「頑張らざるを得なかった」という状況に置かれていたからこそ、うつになってしまう人が多いこともあるんです。

頑張らなきゃいけない環境

例えば、子どもの頃から親の期待に応えようとする生活。学校での成績、友達との関係、部活動での活躍。すべてにおいて「いい子でいなきゃ」「結果を出さなきゃ」と思い続けてきませんでしたか?

その「頑張らなきゃ」という気持ちは、社会に出てからも続くことがあります。仕事場での上司の期待、同僚や後輩との関係。周りに迷惑をかけないように、自分がしっかりしなければならない。そんな思いがずっと続いてきたのではないでしょうか。

だからといって、それが悪いわけではありません。むしろ、そのように頑張れるあなたは素晴らしい人です。でも、問題は、その「頑張り」がどこかで無理になってしまうということ。


頑張りすぎた結果が、うつ

頑張りすぎてしまうと、心も体も疲れてしまいます。「あともう少しだけ頑張れば大丈夫」と思っていたのに、その「もう少し」が永遠に続いてしまう。そんな経験はありませんか?

そして、気づけば、自分ではどうしようもないくらいの疲労感や無力感に襲われる。心が悲鳴をあげていることに気づくのが遅れてしまうことが、うつになるきっかけになることが多いのです。

「もう頑張れない」と思っても、その場を離れることができない。「休みたい」と思っても、自分を許すことができない。そんな風に感じているなら、今は無理をせずに一息ついても大丈夫です。

「頑張り屋」ではなく「耐えてきた人」

私が考えるに、うつになる人は決して「頑張り屋」になりたかったわけではありません。むしろ、頑張らなければ生きていけなかったんです。周りからの期待に応えようとした結果、無理をしてしまった。そんな中で、自分を大切にすることができなくなってしまったんですね。

だからこそ、今は自分自身を責めないでください。あなたは「頑張りすぎた」だけではなく、「耐え続けた」んです。その「耐える」ということ自体が、どれだけ大変で苦しかったか、誰よりもあなた自身が知っているはずです。

休むことも「頑張り」の一部

今、休職中ということは、あなたは今までの頑張りに少し休息を与えている状態です。それは決して「サボっている」わけでも「逃げている」わけでもありません。むしろ、あなたが“自分を大切にするための大切な時間”です。

休むことは、次のステップに進むための準備です。心と体をリセットして、再び自分のペースで進むための重要な時間です。だから、焦らずに自分を労わってください。

おわりに

うつになる人の特徴として「頑張り屋」と言われることがありますが、それは「頑張らなければならなかった」環境にいたからこそ。だからこそ、今は自分を責めず、ゆっくりと休んでください。

あなたがこれまで頑張ってきたことは、決して無駄ではありません。これからは、自分自身を大切にしながら、少しずつ前に進んでいけるよう、まずは一歩一歩でいいんです。

「頑張らない自分」を許し、「休む自分」を大切にしてください。それこそが、あなたが本当に強くなるための第一歩です。

あなたは一人じゃない。「焦らず、無理せず、ぼちぼち過ごしてもOK」ということを忘れないでくださいね。

心穏やかに過ごせますように。

うつぬけマン

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