【経験談】うつの「休みたい」は「休みたい」ではなく、「何もできないくらい疲れている」という話
こんなツイートをしました。
うつ病にかかると、「休みたい」という言葉をよく口にすることがあると思います。でも、実はその「休みたい」という気持ちは、ただ「休みたい」だけでは、ないんです。
それは、心も体も限界に達していて、「何もできない」くらいに疲れている、という体からのメッセージだからです。
私はこのメッセージに耳を傾けず、ひたすら頑張り続けたことで28歳のときに重度のうつ病を発症させてしまいました。
この記事を読んでいる人の中には、以前の私と同じように、休みたくても休めず、苦しい思いをされているにも関わらず、「周りから理解されずに途方に暮れている方も多い」と感じたので、今回は『うつの「休みたい」は「休みたい」ではなく、「何もできないくらい疲れている」という話』を経験者目線でお話しさせていただきます。
頑張り続けてきたあなたへ
思い返してみてください。あなたは、これまでどれだけ頑張ってきましたか?
学校での成績、仕事での成果、人間関係…。小さい頃から、ずっと周りの期待に応えようとしてきませんでしたか?
親からの「勉強しなさい」「いい学校に行きなさい」というプレッシャー。友達や同僚からの「これくらいできて当然」という無言の圧力。
その中で、あなたは良い子であろうと努力し続け、他人を優先して自分の気持ちを押し殺してきたのではないでしょうか?
「休む」ことの大切さ
うつ病は、そうした長年の無理が積み重なって心が「もう限界だよ」と叫んでいる状態です。
そのサインが、「休みたい」という言葉に現れているんです。でも、それは単に「少し休めば良くなる」というものではありません。
「休みたい」と感じている時、実際には「何もできないほど疲れ切っている」ということ。これまであなたが頑張りすぎた結果、心も体も限界を迎えているという証しなんです。
「自分を大切にする時間」を持つ
今こそ、自分の気持ちに正直になって、自分自身を休ませることが必要です。
「休むなんて甘えだ」と思うかもしれません。でも、甘えではなく、これは必要な「治療」です。たとえば、ケガをした時、治るまで安静にするのは当然ですよね?
うつ病も同じです。心が傷つき、疲れ切った状態では、しっかりと休むことでしか回復できません。
今は何もできない自分を責める必要はありません。むしろ、今まで頑張り続けてきた自分をいたわり、労わってあげてほしいんです。
「何もしない」勇気
「休みたい」と感じている時、何もしないことは勇気がいることです。
周りが頑張っている中、自分だけが立ち止まっているように感じるかもしれません。でも、立ち止まることは決して悪いことではありません。
むしろ、それが今のあなたにとって必要なことなんです。自分を責めるのではなく、「今は休む時期なんだ」と認めてあげましょう。
未来は変えられる
うつ病で「何もできない」と感じている時、未来が暗く感じることもあるでしょう。
でも、今は休むことが一番の優先事項です。ゆっくりと心と体を休ませることで、少しずつ元気を取り戻せます。
その時が来たら、また少しずつ動き出せばいいんです。焦らず、周りと比べることなく、自分のペースで進んでください。
今は「何もできない」と感じていても、未来は必ず変えられます。だからこそ、今はしっかりと休んで、また元気な自分に戻るための時間を大切にしてください。
あなたの心の回復には、時間がかかるかもしれませんが、その過程も自分にとって大事な経験になります。
今、この瞬間、自分を大切にすることが、未来の自分を救う第一歩です。
焦らず、一歩ずつ、自分を大切にしていきましょうね。
うつぬけマン