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自称アーティストなんていない〜アーティストに憧れている人は、アーティストになれない〜

こんにちは!!稲木拓也と申します。

私は現在25歳で、写真家として、東京の街で人物撮影しています!!

今回は「自称アーティストなんていない」というテーマでお話しさせていただきます。

全然売れていない人が「アーティスト」と名乗っていると、「あの人は自称アーティストだ」と揶揄する人がいます。

でも、そもそも、アーティストというものは、自称からはじめるものなのでは?

たとえば、生徒に何かを教えていれば、先生になります。

飛行機を操縦すれば、パイロット。

でも、アーティストは「これをやれば、あなたはアーティスト」という正解がありません。

だから、自称にならざるを得ないのです。

そう考えると、アーティストというのは、特殊な肩書きだと言えます。

アーティストとは、自分自身を正解にしていく人なのです。

当然、人からなかなか評価されないでしょう。

だって、自分自身がやりたいことを、無理やり正解にしようとしているから。

この「無理やり正解にしていく」って、なかなかやろうとしません。

たとえば、学校教育とは「正解を探す」教育だと思います。

私も、この教育にどっぷり浸かっていました。

間違いだと思われるものを、無理やり正解にしようなんて、考えません。

テストが返却されて「なんでこれ間違いなんですか?」と駄々をこねても、負け惜しみにでしかないですよね・・・

学校ならそうですが、人生ではどうなのでしょうか?

「なんでこれ間違いなんですか?」と、駄々をこねてもいいじゃん。

人生に正解なんてないのだから、無理やり正解にしようとしてもいいじゃん。

これが「アーティスト」なのではないのでしょうか?

画家ピカソが、こんな言葉を残しています。

「子供は誰でも芸術家だ。問題は、大人になっても芸術家でいられるかどうかだ」

と。

そういえば、子供って、よく駄々をこねていますよね?

なるほど!!

あれが、アーティストなのか!!

じゃあ大人になってから、どうだろう?

・・・

いつの間にか、正解の枠の中にいようとしています・・・

でも、正解の枠の中にいることがダメなのではありません。

自分のやりたいことが、正解の枠の中だったら、それでいいのです。

でも、自分のやりたいことではないのに、正解の枠の中にいようとするのは、どうなのでしょうか?

アーティストの中には、「自分は、アーティストにならざるを得なかった」と言う人がいます。

その人は、「自分のやりたいことが、正解の枠からはみ出ていた」のです。

だから、アーティストとして生きていくしかなかった。

アーティストとは、「なりたいからなる」のではなく、「ならざるを得なかったからなる」のではないでしょうか?

ということは、「アーティストに憧れている人は、アーティストになれない」ということかもしれません。

アーティストとして名乗ることができても、アーティストとして生きていくことに耐えれないのではないでしょうか?

なんだか、写真家にも共通している話だと思っています。

果たして、私は「写真家にならざるを得なかった」のか?

「そうだ!!」

と言葉では簡単に言える・・・

だから、「写真家として生き続けて、写真で表現していかなければいけない」と思っています。



最後まで読んでいただきありがとうございます。
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