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加齢を祝うことの力強さよ
また1つ歳を重ねてしまいました。
毎年身体計測をするように徒然と何か投稿しているのですが、今年は一句読ませていただきした。
氷雨上がりの夜
— アメミヤユウ/体験作家 (@amemi_c5) January 27, 2023
落ちて流れる時#風船飛ぶ日の初句
こちら日跨ぎ時、31years oldの初句でございます。
続いて夜明け、目覚めの一句。
エントロピー
— アメミヤユウ/体験作家 (@amemi_c5) January 28, 2023
散逸祝えりゃ
ハッピー縁土#2句目
男子三日会わざれば刮目してみよとは言いますが、夜半から朝にかけて、あかときの間に何かがあったようです。
ただ雨のように落ち、川のように流れる無常感から、なんというポジティブ野郎に。
これが加齢なのだなと。
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いやはやしかし
誕生を、加齢を祝うとは凄まじい文化です。
人は生きながらに少しずつ死んでいて
生きてもいるが、死んでもいます。
それは例えば夏から秋に移り変わるように
明確な境界線なく、気づいたら変わっているもの。
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エントロピーもそのようにして影を潜めて漸増し、気づいたら世界に融けた、なめらかなスープに。(スープになったら気づくことはもうないですね)
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これを祝おうとするのだから
所有した生命を手放すまいとする本能の目からは、なんともウルトラCな解釈に映ります。
しかしこれこそが希望なのかもしれません。
人生とはただ所有したものを手放すのみならず、さよならを悲しむのみならず、散りゆくグラデーションの彩りを祝うことができるのです。
なんという発明。なんという宗教。
「誕生日」という概念の開発者に言いたい。
「おめでとう」
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ps,
いただいてばかりなので、なにもねだりゃできませんが
もしなにかひと口祝いたい!という粋な方がいらっしゃいましたら、こちら逃げBarを存続させるためのクラファンへ乗ってくださると幸いです🙏
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