折り返し。終わりまであと10回。
一年前。鹿児島に戻ってきたとき、繋がりなんてほとんどなかった。同級生は市外や県外に。いたとしても地域の活動に興味を持ってくれる人はいないと思っていた。
日置市100人カイギを始めて10ヶ月。昔の自分には想像できないような繋がりが沢山できた。仲間ができた。
一緒に走ってくれる仲間が沢山できた。一緒に悩みを共有してくれる仲間ができた。
少しずつ知り合いが増えるたびに、街の解像度が高くなっていく。「あ、これあの人が関わっている商品だ!」とか、「あの人のプロジェクト、今度始まるんだ!」とか。なんだか、知れば知るほど、この街に住んでいることが誇らしくなってくる。
残りあと10回、その先に見える未来ってなんだろう。
第10回日置市100人カイギ
2024年11月16日、折り返しとなる第10回 日置市100人カイギが開催された。当日のサマリーを紹介したい。
1人目:北原 未遊さん
同級生の北原さん(旧姓が呼び慣れてるので「にいやま」って呼びます)。養育施設の支援員として、「子どもの夢を叶えることが自分の夢だ」と語つつ、だからこそ「自分もやりたいことはとことんやる」と言ってくれた。
にいやまは、最初に参加者として来てくれて、そして今は運営も手伝ってくれている。僕がすごく嬉しかったのが「わたし、日置市100人カイギに参加してから、人生変わったよ!」って言ってくれたこと。泣いちゃうよそんな。にいやまの良いところは人間力の高さだと思う。圧倒的なポジティブさと明るさで場を照らしてくれる。にいやま、来てくれてありがとうね。
2人目:桑原 林太郎さん
桑原さんは、日置市伊集院健康づくり複合施設ゆすいんの館長をされている。話してくれたのはDMOという「稼ぐ地域づくり」のこと。アメリカやスイスの給与水準の高さ踏まえ、もっと地域の観光資源を活かすことで、稼ぐ地域は作れるはずだと事例を交えながら話してくれた。
今回、登壇をお願いした際に、「年明けからは陶芸家を目指すんですよね」という話を聞いて、びっくりしたのを覚えている。年明けからどんなことを桑原さんが仕掛けていくのか、めちゃくちゃワクワクしています!!
3人目:川路 千尋さん
志學館大学学生である川路さん(通称センさん)。現在、MOKUMOKUというライフデザインアカデミーの3期生としてインターン等を行なっている。
小学生の頃から、地域の活動に入ることが多かったこともあり、外に出たりすることに抵抗が無かった。そんなこともあり、フィールドワークを行うMOKUMOKUに参加。アウェイに飛び込んでいくこと、周りの事情を全て自分ごとにすることを意識しており、今回の登壇もそんな想いで手を上げてくれた。センさん、初めての場でアウェイの中挑戦してくれてありがとう!!
4人目:末永 祐馬さん
LR株式会社の代表を務める末永さん。2016年に日置市で創業し、今は170名以上の会社となっている。主軸となる事業はふるさと納税の支援であり、日置市をはじめ様々な地域の寄付額をとんでもなく伸ばしている。起業の背景は「失われた30年と言われる自分の生きた時代を、時代のせいにしたくない」という想いから。政治家を志した時期もあったが、事業から世界を変えようと今に至っているとのこと。
創業された2016年は、僕がちょうど鹿児島から東京に出て働きはじめたタイミング。帰って来たら日置市にとんでもなく挑戦的な会社が出来ていたことにびっくりした。末永さん、これからもぜひ一緒に日置市を、鹿児島を、地域を盛り上げさせてください!!
5人目:肥田 祐輔さん
5人目もLR株式会社で働く肥田さん(通称れふと。くん)。「当たり前に感謝する大切さ」「『地方創生』って、どこかのうまく行った事例をコピペするんじゃなくて、一人ひとりの物語が『地方創生』なんだ」「生きがいは些細な物事に宿る。」「しんどいとかの感情に、逃げずに向き合った方がいいよ。」など、これまで聞いてきたこと、教えてもらったこと、感じたことを語ってくれた。
以前、れふとくんが開催していたゼミに参加したことがある。僕は当時、何人かの友人に不幸があったこともあり、「本当の豊かさってなんだろう」と考えていた時期だった。そのとき、れふとくんが話していたのは、前述の「生きがいは些細な物事に宿る。」ということ。絶対的な物差じゃなくて、幸せを受け取る意思が大事なんだと教えてくれた。本当の豊かさを追求する同士、日置市を「豊かさ」でいっぱいの街にする動き、これからも何かできたらいいな。
MOKUMOKUコラボ回
第10回の開催に際し、今回はMOKUMOKUとのコラボ回となった。通常100人カイギは2時間だが、今回はその前後に「MOKUMOKUコラボ 午前の部」「MOKUMOKUコラボ 午後の部」を入れていた。
とんでもなく素敵な時間だった。一人ひとりがどんな人生を歩んできたのか、そしてこれからどこに向かっていきたいのか。そんな話を聞くだけですごくワクワクしてくる。
自分がやりたいことや価値観に改めて気づくことで、また前に進める勇気になる。僕は運営でもあるが、1参加者としてすごく貴重な時間をもらったと思っている。
急なコラボのお願いにも関わらず、すぐに「全然やりましょ〜」と力を貸してくれた、合同会社hataoriのくうがくん。本当にありがとう。直前まで良い場を作ろうと試行錯誤してくれたれふとくん。本当にありがとう。
最高だったよ。
これからあと10回。これまでの10回よりも一緒に前に進んでくれる仲間が増えた。最後の20回目に、最高の景色が広がっていくことを目指して、チームみんなでちょっとずつ前に進んでいきたい。
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