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「好き」の先に見えた景色【第8回日置市100人カイギ】

2024年9月16日、日置市日吉町の日日novaにて「第8回 日置市100人カイギ」を開催した。

今回はかなりニッチな領域の方々に登壇いただいた不思議な会となった。キーワードは、「AI」「特撮」「書道」「XR」など。不思議な5人に引き寄せられたイベントの、当日のサマリーをご紹介したい。

1人目:畠中 智弘さん

「インターネットに溺れ、インターネットに救われた人生」というタイトルから始まったプレゼン。中学3年生から不登校→引きこもり→迷走という空白の10年を過ごしてきた間、彼はインターネットにのめり込み、激烈なオタクとして生きていたことを告白する。

これまでずっとITが好きだからこそなんとなく「仕事」としては避けようと思っていたものの、意を決してIT専門学校に入学。結果、「うわあ、クッソ楽しい!!!!!」「IT業界いいな! めっちゃ話合う」とネットとリアルの楽しさが交差する人生に。今ではエンジニアとして活躍しながら、IT勉強会、コミュニティづくり、地域活性化、アプリ開発、妹研究(?)、AIラッパー活動(??)と活動の幅を広げている。好きを追求したことが今の自分につながっていると語ってくれた。

彼(とも)と僕は同級生で、今、一緒に仲間として活動している。10年ぶりに会ったともは、何だかとてもはちゃめちゃなんだけど、いつも周りの人を明るくさせてくれるすごい奴だ。あと強メンタル。僕にないものを沢山持っている彼に、実はちょっと尊敬をしている。帰ってきて最初にできた仲間がともで良かった。これからも一緒に、面白いこと仕掛けていけたなら嬉しいな。

2人目:宮里 幸彦さん

合同会社Oblique(オブリーク)の代表である宮里さん。通信コンサルや生成AIのコンサルを行っている。

実は宮里さん、個人のInstagramアカウントで生成AIを活用したアート作品を展開している。テーマは「宝石のような瞳」

発信と体験会を通して、多くの人がAIに触れるきっかけを提供している。

一見「生成AIなら誰でも簡単に作れるのでは」とも感じる。しかし、実際に作ってみると確かにイラストは簡単にクオリティ高く作れるものの、宮里さんが作るような心惹かれる作品にするのはなかなか難しい。

以前お話しした際に、「こういうイラストが好きだから追求できるんだよね」とおっしゃっていたのが印象的だった。

今後の活動としては、いままで日置市にはない 「HIOKIクラフトコーラ」を作り展開していくこと。

宮里さん。AIを活用しながら、新たな日置市の特産品が世の中に展開されていくのが楽しみです!!完成したらぜひ買いに行きます!!

3人目:久保 龍太郎さん

「変身したい。」そんな、子どものころに誰しも考え、そして諦めてきた夢を、今も追いかけ続けているのが久保さんだ。

鹿児島トクサツ研究会を発足させ、代表をしている久保さん。「仮面ライダーブラック主演 倉田てつをさん」「仮面ライダーアギト主演 賀集俊樹さん」「仮面ライダー龍騎準主演 松田悟志さん」「仮面ライダーディケイド主演 井上正大さん」といった錚々たる方々を鹿児島にお呼びし、交流会を開催している。

イベントを進める中、みるみる参加者が増え「実は好きだけど、なかなか表に出す機会の無い大人が沢山いること」を感じたとのこと。

今後は、鹿児島だけではなく県外でも広げていくことや、体験型のイベントを開催すること、オリジナルの変身スーツ作りなど、特撮に関わるさまざまな活動をされる予定とのこと。

大人になっても「変身したい」という夢を突き通す姿が、僕にはめちゃくちゃかっこよく見えた。

4人目:竹丸 沙織さん

受賞歴

  • 第11回和洋女子大学競書大会 → 文部科学大臣賞

  • 全国書画展覧会 → 8年連続大賞

  • 「書の甲子園」準大賞 鹿児島県代表 全国大会出場

  • その他、175件特別賞受賞

という、書道家とんでもない受賞歴を持つ竹丸さん。

しかし「私は、誰かに認められるために書道をしているわけではない」という違和感から、高校3年生の秋に「大好きな書道への気持ちが分からなくなる」という人生最大の壁にぶち当たります。

そこで、改めて原点を振り返った際「私にとって一番得意なコミュニケーションツールが書道。」「書道で私の想いを伝えたい!」ということに気づく。

今では、さまざまな取り組みにとんでもないエネルギー量で取り組んでいる。話を伺っていると「書道」×「◯◯」の無限の可能性にめちゃくちゃワクワクしたし、竹丸さんはこれからもっととんでもない人になっていくんだろうなと感じた。

5人目:東 幸樹さん

XRのギアをつけて登場する東さん。のっけから会場みんなの注目を集めます。

学生の頃、友人に連れられて見たスターウォーズにハマり、ロボットや宇宙船に憧れを持つようになった東さん。

「スターウォーズみたいな世界を自分で作れる!」「未来のテクノロジーっぽい」「おもしろい、わくわくする」という想いから、XRにどんどん挑戦することに。しかし地方では、そもそもXRの体験ができないことと、学べる場がないことが課題となっていました。

そのため県外のXRイベントに参加するしかなかったのですが、XRミートアップ三重に参加した際に、何人か鹿児島から来ている人がいることに気づきます。そこから意気投合して「XRミートアップ鹿児島」を設立することに。

ミートアップイベントの開催や、タツノオトシゴXRというアプリ開発、学校や自治体との連携などの活動を通しながらXRのコミュニティをどんどんと形成していきました。ちなみに僕も何度か体験会に参加したのですが、めちゃくちゃ楽しかった。大人も子どもも夢中になれる空間が最高でした!

「好き」の先に見えた景色

今回の登壇者の共通点は、自分の「好き」を大事に突き進んできた、ということ。

好きだから、自然と技術が身につく。自然と共感してくれる仲間ができる。コミュニティができる。プロジェクトが生まれる。仕事へとつながる。

誰かがどうというわけではなく、自分の心から滲み出たものを大事にする。心から出てきたものだから、人を魅力し、他の人の心を動かすことができる。だからこそ、新たな、様々な景色が広がっていく。

改めて自分のワクワクする心に忠実になろうと思えた日だった。

プチ懇親会の開催

今回の新たな取り組みとして、プチ懇親会(体験付き)を開催した。100人カイギの時間では、全然話し足りていないし、繋がりきれていない人も多いように感じる。だからこそ別枠として「プチ懇親会」を設けることにした。

お菓子やパンを片手に気になる人と話してみる。一緒に焚き火や花火をしながら話してみる。登壇者が関わる体験(生成AIアート体験やXRアプリ体験など)をしてみる。そんな時間を設けた。

また、登壇者の竹丸さんがちょうど誕生日との事だったのでみんなでお祝いをしたり。

準備はちょっと大変だったけれど、みんなが楽しんでくれて本当に良かった。

ただ、初めての試みだったのに全然人の人手が足りなさすぎて、当日めちゃくちゃ助けてくれた仲間たちには本当に感謝している。

僕はわりと、気がつくとついつい1人でやってしまう癖がある。でも、1人でできることには限界がある。だからこそのチームだと思う。

なんだかちょっと遠慮したくなる自分もいるんだけど、そんなんじゃすぐ限界が来る。こうやって助けてくれる心強い仲間に、もっと頼っていっていいのかもしれない。すでにもうめちゃくちゃ頼ってるんだけどね。

みんなで一緒に、もっともっといい空間を作っていきたい。参加するみんなの豊かさにつながる時間にしていきたい。僕の役割は、全体と一人ひとりのビジョンを描き、向き合い続けることなんだろうと思う。

次回予告

第9回の日置市100人カイギでもプチ懇親会を予定している。なんだかとても楽しい会になると思うので、ちょっとでも興味を持ってくれたならぜひぜひ参加してくれると嬉しい。

<第9回開催概要>
・日程:10月14日(月・祝)
・場所:日日nova[ひびのば]
・参加費:
 ー 本編:1,000円
 ー プチ懇親会:1,000円
・お申し込み方法(先着順)
以下のGoogleフォームよりお申し込み

会場でお待ちしています。ぜひお話ししましょう。

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