HSPの私が見つけた自己嫌悪を克服する方法
親友との楽しいランチの後、
数日間、落ち込んで自分を責め続けてしまう。
「相手は楽しんでくれたかな?」
「変なこと言わなかったかな?」
これが、HSPの私の日常なのです。
しかし、この特性は決して甘えではありません。
人と会うたびに自己嫌悪に陥ってしまいます。
この繊細すぎる心が時々重荷に感じ、私を苦しめていました。自分の言動を何時間も振り返り、落ち込んで責め続けてしまう。
でも、失敗に対してある程度は開き直ったり、失敗は成功の糧として考えたい。次はできるかもしれないとプラス思考にシフトして、自分と上手く付き合っていくことを心がけたいと思っているんです。
自己嫌悪から脱出するために
ある日、この自己嫌悪から抜け出す方法を探すべく、本を読みました。
すると、「心配事を書き出す」という文に目が留まりました。
頭の中に浮かんでいる心配事や悩みを書き出して、視覚化してみる。自分が何に不安や恐れを感じているのか、答えが出る問題なのかなど、自分が考えていることを分析し、情報を整理するのです。
早速、ノートに心配事を書くようにしました。書き出すだけでなにが変わるのか、と思っていましたが、客観的に見つめることは大切です。
「ああ、また不安になってる」って認識するだけで、少し楽になりました。
それだけでなく、過去の日記を読むと、同じことで不安になっていたことに気づけます。そのうえ、不安に思っていたことは実際に起こっていないことも…。
「心配の9割は起こらない」
と言いますが、まさにその通りの経験をしました。
少し前、親友たちと久しぶりにランチをして楽しいひとときを過ごした後のこと。
と、気になっていました。
「気になるなら、”大丈夫だったかな?”とメッセージを送ってみたら?」という夫のアドバイスを受けて送るも返信がない。
「どうしたのかな?」「何かイヤな思いさせちゃったかな?」
と、あれこれ想像してしまいました。
そのことばかりにとらわれていると、何も手に着かないので気持ちをノートに書きました。
すぐに気持ちがスッキリするわけじゃないけど、少し気持ちが落ち着いた気がしました。
数週間後、親友から「遅くなってごめん!」「この前のランチは楽しかったね!」と連絡が来ました。
下の子(3歳)がケガをして仕事の合間に通院。バタバタして連絡が遅くなったというのです。
それから親友が、
と、言ってくれました。
親友とは学生時代からの付き合いなのに、なにもわかってなかったのです。
考えすぎてしまったことを恥ずかしく思いました。
確かに心配事が現実になることもありますが、逆に考えれば、ほとんどは実際には何も起こらないということも事実です。
それを意識することで、少しずつ心が軽くなっていくこともあるんです。
それに気づいてから少しずつですが、変化してきました。
人と会った後も、以前ほど激しく落ち込まなくなりました。「楽しかった」という素直な感情を大切にできるようになったんです。
それだけでなく、夜、寝る前に一日を振り返るとき、穏やかな気持ちでいられることが増えてきました。
今では、繊細な自分を受け入れつつ、でもそれに支配されない新しい私がいます。
これはわたし個人の体験記です。
それぞれの克服の方法は違うと思います。それでも、誰かの背中を押せたらいいなと思いnoteを書いてみました。
繊細な心を持つことは決して悪いことじゃありません。それは、あなたの特別な才能。でも、それに振り回されすぎないことが大切です。
現実は簡単ではないかもしれませんが、少しずつでも自分らしい生き方を見つけてみませんか。
ちなみに、不安な気持ちを綴っているノートは「吐き出しノート」と命名しました。笑
最後まで読んでくださってありがとうございました。
いむれ
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