【帰国子女受験】算数編ー学問に王道なしー
小4算数担当Yです。
小4の最後の授業が終わりました。
3年生までとは違い、学校で習う単元に加えて中学受験に関わる重要単元が目白押しの4年生。
今回の単元も例に漏れず、選び方と並べ方でした。ピンと来ませんか?
高校数学で、PとかCとか使うアレです。
が!小4の段階では「樹形図」で解くことになります。
例えばAさん、Bさん、Cさん、Dさんを1列に並べる場合はAさん→Bさん…と並べるのと、Bさん→Aさんと並べる場合を区別して考えます。
よって2通りあります。
しかし、同じ4人からリーダーを2人決める場合はAさんとBさんを選ぶので、それで1通りということになります。
これを考える時に役立つのは樹形図です。
選択肢が多いものから順番に少ないものへと、木の枝のように分けて書いていきます。
図を書いたり計算式を残したりすることがあまりない、現地校に通う生徒たちです。さぞかしめんどうくさいと思ったことでしょう。
ー樹形図、もしくは表を書いて数えることになんのメリットがあるのか?
―計算方法をさっと教えてもらったほうがいいのでは?
図と式の両方で問題を理解し、解けるようになれば、受験算数はこわくありません。
今回の単元のみならず、方陣算、流水算、旅人算などすべて、図式化することは本当に重要です。なぜ重要かって…?
子どもたちの脳のつくりはオトナとは違います。人生における経験値が少ないので『先を見通す』チカラがまだ養われていません。
先も見通せないのに、頭の中だけであれこれ考えていても、答えは出ないどころか、違った方向へ突き進み、何が何だかわからなくて、結局『算数ギライ』になってしまうのです。
図を書いてみる…頭の中が整理されます。式を書いてみる…答えに向かうプロセスが鮮明に浮かび上がります。
ね?図と式のアプローチはとっても大切ですよね!
オンラインでいかにわかりやすく、楽しく授業ができるか試行錯誤の日々…ですが、これからも生徒のため、全力で指導していきます!一緒に頑張っていきましょう☆
©️IMR Education 講師Y