2018年7月期ドラマ感想
遅くなりましたが書きました。
10月期のドラマが始まっている時期ですが、7月期の #ドラマ感想 です。時間が経過して忘れかかっていることもあり、かなりあっさりとしたものになりました。
制作側の意図せぬ事態が続いたTBS
この7月期のドラマで一番評判良かった『 #義母と娘のブルース 』のほか、『 #この世界の片隅に 』『 #チアダン (本当は☆がはいります)』を送り出したTBS。平成最後の夏に戦争が関わるドラマを日9に、出演者がテーマのチアダンスの練習を何ヶ月もかけて行い挑んだ金9。この二つのドラマについては宣伝の気合いと対象に視聴率はふるわなかったのが印象的でした。特に『この世界の片隅に』では内容はもちろん、役者たちの演技は素晴らしかったのですが、話ではないところでの争いの方が話題になってしまいました。私は録画で一応視聴していましたが、いや松坂桃李はミスキャストだったと思いますよ。全シーンが色っぽくて……。
『義母と娘のブルース』は実写化のお手本として今後ドラマや映画の制作に携わる人たちの教材にしてほしいレベルでした。脚本や演出もそうですが、キャスティングがとにかく巧い。特に子ども達が子役からチェンジした時はちゃんと時間が流れていることが感じさせました。制作およびその制作側の意図に応えた出演者に拍手。
新規開拓に挑戦した日テレ
唯一オリジナル脚本となった『 #高嶺の花 』のほか『 #探偵が早すぎる 』『 #サバイバルウェディング (本当は・がはいります)』『 #ゼロ 』といったラインナップでしたがどれもクセが強い。視聴率が高いバラエティに追いつこうとドラマ班が頑張った結果なのでしょうか。特に『高嶺の花』は視聴率こそふるわなかったもの、最初から最後までよくも悪くも話題をさらっていきました。しかしクセが強い(2回目)一体何と戦っているんだという。題材はどれも面白かったんですけれど、内容語るのは難しい。しかし『義母と〜』の時も思いましたが、やはりベテランの脚本家は視聴者を魅了するのがうまいですね。
フジ、ついに逆襲⁈
いつ頃か面白くない扱いをされ、視聴率が全くとれないことが話題になることが多くなったフジですがこの7月期は違いました。平均視聴率で考えますと、1位こそ『義母と〜』ですがその後には2位『 #グッドドクター (本当は・がはいります)』3位『 #絶対零度 』とフジのドラマが続きます。このまま10月期もいけるのか?
しかし、『グッド・ドクター』、外国のリメイクドラマがヒットするの珍しい……。私は病院舞台なのに主人公に対する扱いがどうも納得いかず、途中脱落したのですが最後どうなったんだろ。『絶対零度』は最後まで見ましたがそれまでのシリーズの存在が邪魔でした。見てなかったからか上戸彩いる?みたいな状態です。沢村一樹さんの演技すごかったなあ。
『 #健康で文化的な最低限度の生活 』は扱うテーマのこともあるんでしょうけど、なかなか。紹介記事ではリアルだと書かれているのもありましたが、いや一つの家庭にそんなに時間とれないだろーとか思ってました。あと吉岡里帆さんって主役より脇の方が映える役者さんだと思うのですがどうなんですかね。
らしい?らしくない?なテレ朝
4月期と比較して視聴率的におとなしめの印象が強かったテレ朝。『 #ハゲタカ 』『 #dele 』『 #ヒモメン 』とタイトルも短い(関係ない)
しかし内容は日テレ以上に攻めてます。個人的にはマンネリ脱却しようとした結果なのではないかと推測します。けれど『ハゲタカ』は既に映像化されているものの存在が強く、なぜこれをしようとしたのか……。『ヒモメン』はギャグの実写化の難しさを感じさせられました。窪田正孝はじめ出演者頑張っていたのですが笑いに変換するのは難しく、ギャグなのにストレスがかかり視聴が苦痛でした。
『dele』は期待を裏切らない出来でした。ストーリーはもちろんのことデジタルデバイスだの、車椅子アクションだの新しい要素が積極的にとりこまれワクワクさせられました。続編でないかなあ。シリーズ化とかありそうだなあ、テレ朝だもの。
総括らしいもの
最初の一話は見るもの、そのあと視聴続けるかどうかはどこで判断するのだろうと思うことがあります。自分が続きを見たいと思わせる要素はなんだろう、と。7月期はほとんどのドラマの一話を視聴しましたが、最終回までちゃんと見たのは『義母と娘のブルース』『dele』だけでした。つくりが丁寧か、役者がその役を生きられるか、そして単純に面白いか、そういったところをクリアしているがよかったのかもしれません。さてもう始まっている10月期はどうなるでしょうか。