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インプラント治療後に噛むと痛い原因は??
インプラント治療後に噛むと痛い原因について
インプラント治療後に噛むと痛いと感じる方はたまにいます。
インプラントは失った歯を人工の歯で補う治療法で、天然歯に近い機能性や審美性を得られるというメリットがあります。
しかし、インプラントは外科手術を伴うこともあり、治療後にはさまざまなトラブルが起こる可能性があります。
その中でも、噛むと痛いという症状は、インプラントの不具合や周囲の組織の炎症などが原因であることが多く、放置するとインプラントの脱落や感染などの重大なリスクにつながることもあります。
この記事では、インプラントで噛むと痛いと感じる場合の原因や対処法、予防策などについて詳しく解説します。
インプラントで噛むと痛いと感じる原因
インプラントで噛むと痛いと感じる原因は、大きく分けて以下の4つに分類できます。
オーバーヒート
インプラント周囲炎
被せ物やアバットメントの不具合
噛み合わせの不調
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
オーバーヒート
オーバーヒートとは、インプラントを埋入する際に骨に穴を開けるドリルが発する摩擦熱によって骨が火傷をすることです。
オーバーヒートが起こると、骨の細胞が死んでしまい、インプラントと骨がうまく結合しなくなります。
これをオステオインテグレーション(骨結合)と呼びます。オステオインテグレーションが不十分だと、インプラントがぐらついたり抜けたりする可能性があります。
また、オーバーヒートは治療直後から噛むと痛みを感じる原因にもなります。オーバーヒートを防ぐためには、ドリルの回転速度や圧力を適切に調整し、冷却水を注入しながら穴を開けることが必要です。
インプラント周囲炎
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲の歯肉や骨に炎症が起こることです。インプラント周囲炎は、歯周病菌や食べかすなどの細菌感染によって引き起こされます。
インプラント周囲炎は急性期(腫れや出血などの急激な症状)と慢性期(骨吸収やポケット形成などの進行性の変化)を繰り返しながら進行します。
インプラント周囲炎が進行すると、インプラントを支えている骨が溶けてしまい、最終的にはインプラントが抜け落ちてしまうこともあります。
また、インプラント周囲炎は噛むときに激しい痛みを引き起こすこともあります。インプラント周囲炎を防ぐためには、インプラントの周りを清潔に保ち、歯磨きやフロスなどのケアを欠かさないことが必要です。
また、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることも大切です。
被せ物やアバットメントの不具合
インプラントは、骨に埋め込むインプラント体と、その上に被せる人工歯(被せ物)の2つの部分から構成されます。
インプラント体と被せ物は、アバットメントと呼ばれる部品で接続されます。被せ物やアバットメントに不具合があると、インプラントがぐらついたり噛むと痛みを感じたりすることがあります。
被せ物やアバットメントの不具合の原因は、以下のようなものが考えられます。
被せ物やアバットメントを固定するネジやセメントが緩んでいる
被せ物やアバットメントの形やサイズが合っていない
被せ物やアバットメントの素材が劣化している
被せ物やアバットメントに細菌が付着している
被せ物やアバットメントの不具合を解消するためには、歯科医院で修理や交換を行う必要があります。
また、被せ物やアバットメントの不具合を防ぐためには、高品質な素材を選ぶことや、噛み合わせの調整を行うことが重要です。
噛み合わせの不調
インプラント治療では、失った歯だけでなく、残っている歯や顎関節などの全体的な噛み合わせにも配慮する必要があります。
インプラント治療後に噛み合わせが不調になると、インプラントに過度な負担がかかり、ぐらつきや痛みを引き起こすことがあります。噛み合わせの不調の原因は、以下のようなものが考えられます。
インプラントを埋入する位置や角度が適切でない
インプラントの高さや形が周囲の歯と調和していない
インプラント以外の歯に虫歯や歯周病などのトラブルがある
インプラント以外の歯に入れ歯やブリッジなどの人工物がある
噛み合わせの不調を改善するためには、インプラント治療前に十分な検査や診断を行い、インプラント治療後にも定期的な調整を行うことが必要です。
また、噛み合わせの不調を防ぐためには、インプラント以外の歯も健康に保つことや、硬いものや粘着性の高いものなどを避けることも大切です。
インプラントで噛むと痛いと感じる場合の対処法
インプラントで噛むと痛いと感じる場合は、その原因に応じて適切な対処法を行う必要があります。一般的な対処法は以下の通りです。
オーバーヒートの場合は、冷却剤や鎮痛剤を使用して痛みを和らげることができます。しかし、これは一時的な対処法であり、オーバーヒートが原因でインプラントと骨の結合が不十分になっている可能性があるため、早急に歯科医院に相談することが必要です。歯科医師は、インプラントの状態を確認し、必要に応じてインプラントの取り外しや再埋入などの処置を行います。
インプラント周囲炎の場合は、抗生物質や消炎剤などの薬を服用することで炎症を抑えることができます。また、歯科医院でインプラント周囲の清掃やスケーリングなどの治療を受けることも効果的です。しかし、これらの対処法も根本的な解決にはなりません。インプラント周囲炎は再発しやすいため、日頃からインプラントのケアを徹底することが重要です。
被せ物やアバットメントの不具合の場合は、歯科医院で修理や交換を行うことで問題を解決することができます。被せ物やアバットメントが緩んだり外れたりした場合は、すぐに歯科医院に連絡することが必要です。被せ物やアバットメントが欠けたり割れたりした場合は、そのまま使用するとインプラントにダメージを与える可能性があるため、注意が必要です。
噛み合わせの不調の場合は、歯科医院で噛み合わせの調整を行うことで改善することができます。噛み合わせの調整には、被せ物やアバットメントの形や高さを変えたり、インプラント以外の歯にかかる力を分散させたりする方法があります。噛み合わせの調整は、インプラント治療後にも定期的に行う必要があります。
以上のように、インプラントで噛むと痛いと感じる場合は、原因によって異なる対処法があります。
しかし、どの対処法も一時的なものであり、根本的な解決にはなりません。インプラント治療は長期的な視点で考える必要があります。
インプラント治療後も定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることや、自宅でインプラントのケアを行うことが大切です。
インプラント治療後も快適に噛めるようにするためには、自分のインプラントについて知識を持ち、正しい対処法を行うことが必要です。
また、インプラント治療を行う前には、必ず経験値の高いインプラント医師の相談、カウンセリングを受けてからにしましょう。
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