見出し画像

生きる意味

NHK+の「こころの時代」で、精神科医のフランクルが取り上げられていたので観た。

ユダヤ人であるため、ナチスの強制収容所に送られたものの、奇跡的に生還出来た。

ただ、両親と妻を失ってしまった。

以前、名著として名高い「夜と霧」を読んで感銘を受けたが、記憶に残ったのは強制収容所の悲惨さだった。

今回の番組でも、強制収容所での悲惨さは取り上げられていたが、それ以後のロゴセラピーとフランクルの生き方に焦点があてられていた。

どんなに大変で絶望的な事があっても、生きる意味は必ずある、という強い信念を持ち続け世界に広げていこうとする活動は凄い。

きっとフランクルの思想の影響を受けて、深い絶望から前を向く事が出来た人々は沢山いるのだろう。

人はいつかは100%死ぬ。
そして存在も忘れさられる。

だから全てが無意味だ、と考えるのではなく、各人が意味あるものにしていくことは可能だ、ということを人生を通して体現した人だったと思う。

ナチスの強制収容所はなくても、現在でも世界では争いが絶えず、殺戮にも終わりが見えない。

フランクルは人種、宗教、性別などによる分断を非難し、みんな同じ人間という姿勢を崩さなかった。

そして皆に生きる意味は必ずある、まだ気付いてないだけ、見つけてないだけだ、ということなのだろう。

自分にとって生きる意味とは?

時間の経過による経験などで、変わっていく普遍的なものではないが、取り敢えず今は子供が独立するまで支えることが、親の責任としてあると思うので、健康に気をつけ、経済的な理由で制約を受けないようにはしてあげたい。

それ意外にも趣味のランニングや音楽鑑賞を楽しんで、常に好奇心のアンテナを立て、新たな趣味を見つけ続けたい。

死の床で、色々大変なことも多かったけど、それにも深い意味があったのだな、と納得出来るようにすることが目標だ。

noteにこの文章を書いていることにも意味があり、数年後の自分を救ってくれるかもしれない。

どんな事にも必ず意味がある、という考えはポジティブな御守りになると思うので、フランクルの思想をもっと勉強していき支えとしたい。



いいなと思ったら応援しよう!